二階堂 潤先生(日本眼科学会認定 眼科専門医)にインタビュー
本院との連携のとれた診療を強みに、地域の方々の目の健康をサポート
当クリニックは、高槻市にある大石眼科医院の分院として、医師同士の連携を生かした診療ができることが強みの一つです。お互いのカルテは共有されていますので、患者さまは「自宅に近い大石眼科クリニックにいつもは通っているけれど、仕事帰りは大石眼科医院に通う」というように、その日のご都合に合わせて通院先を変えていただくことが可能です。「別の先生の話を聞いてみたい」という場合も気兼ねなくお知らせください。
一般的な眼科疾患はもちろん、白内障手術や飛蚊症のレーザー治療にも対応
斜視の場合は凸レンズ眼鏡による遠視の矯正や点眼薬を用いた方法で治療をおこないます。また、必要に応じて手術を選択することもあります。弱視に関しては、遠視用眼鏡をかける方法や遮閉法と呼ばれる訓練をおこなう方法がありますが、何よりも大事なのはできるだけ早く治療を開始することです。視力の発達における臨界期は8歳ごろまでとされており、その時期を過ぎると視力の発達は見込めなくなるからです。
そのため親御さまには、お子さまの様子に気を配っていただくとともに、3歳6か月児健診を受けていただきたいと思っています。そして、何か指摘を受けた場合などには、遠慮なく「日本眼科学会認定 眼科専門医」にご相談いただければと思います。
日帰りで白内障の手術をおこなえることのメリットは、やはり「時間を拘束されないこと」だと思います。症状の度合い等にもよりますが、手術自体は早ければ10分程度で終わりますし、「目薬を差す」「目をこすらない」といったいくつかの注意事項を守っていただければ、術後も普段通り過ごしていただけます。
白内障の手術は、急いでおこなう必要があるわけではありませんが、症状が進行すればその分リスクは増えていきます。放っておくことにメリットはありませんので、「かすみ」や「視界のダブり」などがある場合は気兼ねなくご相談ください。
生理的飛蚊症の治療をおこなうにあたり心がけているのは、病態を見極め、治療のメリットやデメリットをきちんと患者さまにお話ししご納得いただくことです。残念ながら、患者さまの症状によってはレーザー治療で改善が見込めない場合もあります。大石医師はこれまでの経験により「改善が見込めるか、見込めないか」を事前に判断することを得意としています。その内容を偽りなくご説明することで、患者さまにはご納得のうえで治療をするかどうかを選択していただいています。
(※)は自由診療です。料金は料金表をご確認ください。
強みとする分野に力を入れることで、多くの患者さまの目の健康を支えたい
また、そのために注力していきたいのは、本院との連携や、医師・スタッフ同士の連携です。当クリニックには、本院の院長である大石医師と連携をとった診療がおこなえることや、視能訓練士が在籍をしているというメリットがあります。症例について医師・スタッフ間でディスカッションをするなど、多角的な診断が可能だというメリットを生かして今後も診療を続けてまいります。
またクリニックにおいては、目の病気について発信するなど、地域の方々に目の健康について知っていただけるような取り組みができればと考えています。