診療案内｜いけした女性クリニック月島

婦人科

カウンセリングも交えた性交障害のトレーニング指導も行っています

婦人科では、生理痛、月経異常、PMS（月経前症候群）、不妊症の治療や子宮筋腫、子宮内膜症、更年期障害など、幅広い診療を行っています。また、子宮がん、卵巣がんなどの検診（※1）も行っております。症状がなくても1年に1度は検診を受けていただくようご案内しています。

さらに、近年では、性交障害で悩む女性もいらっしゃいます。定期的な検診を受けながら、センシティブな悩みも相談できるかかりつけのクリニックを作っておくことは大事だと考えています。当クリニックでは、カウンセリングも交えて精神的不安を取り除き、より良い性生活を送るための性交障害のトレーニング指導（※2）も実施しております。

（※1）は、お住まいの市区町村によっては補助制度を利用できます。自由診療となる場合もありますので、料金表をご確認ください。
（※2）は自由診療です。料金は料金表をご確認ください。

低用量ピル

低用量ピル（※）の服用は排卵を抑制し、子宮頸管の粘液も減少し子宮内に精子が入りにくくなり、避妊の確率を上げることができます。女性ホルモンが安定して、月経の量が減ったり、生理の強い痛みが軽くなったりする人もいらっしゃいます。また、貧血の改善、卵巣がんや子宮体がんの予防、PMS・PMDDの症状の軽減として使われるだけでなく、女性ホルモンの乱れによるニキビや肌荒れを整えることにも期待でき、女性には多くのメリットがあります。

デメリットとしては、2日以上飲み忘れてしまうと早めに出血することがあり、念のため違う方法で避妊を行わなければならないということです。乳がんや子宮頸がんのリスクがわずかに高まることや喫煙者は血栓症の注意も必要です。

（※）は自由診療になる場合があります。料金は料金表をご確認ください。

性感染症

性行為などによって感染する病気のことを、近年では性感染症、STD「Sexually Transmitted Diseases」と呼びます。
梅毒、淋病、トリコモナス、クラミジア、カンジダ、B型肝炎・C型肝炎、HIVなどがあります。

どの病気も性生活を営まれている方であれば、誰もが感染する可能があります。自覚症状があるものばかりではありませんし、自然と症状が改善するものでもありません。感染を気付かずに性生活を行った場合には、不妊症や子宮外妊娠の原因になったり、そのまま妊娠をしてしまったりすると胎児や新生児に悪影響を及ぼすケースもあります。そのため、定期的な性病検査（※）や早期の治療が大切になっていきます。

（※）は自由診療です。料金は料金表をご確認ください。

子宮頸がん・子宮体がん

子宮がんには「子宮頸がん」と「子宮体がん」の2種類があります。ともに痛みや体調不良などの自覚症状が初期段階で乏しいのが特徴です。特に、子宮頸がんは早期は性交時に痛みや不正出血、おりものの変化もあまりありません。性交によるHPV（ヒトパピローマウイルス）感染が関係しているため、年齢に関係なく年に1回は子宮がん検診（※）を受けていただければと思います。

出血があった時点では、症状が進行している可能性があります。子宮体がんは、ホルモンバランスの乱れや出産経験がないことなどが起因に挙げられています。閉経後の不正出血はわかりやすいサインとなりますから、量に関わらず速やかに相談してください。

（※）は、お住まいの市区町村によっては補助制度を利用できます。自由診療となる場合もありますので、料金表をご確認ください。

緊急避妊薬

緊急避妊薬はモーニングアフターピル（※）とも呼ばれ、避妊目的で望まない妊娠に対応するホルモン薬です。
当クリニックでは錠剤を処方し、性行為から約72時間までに服用していただくことで、予期せぬ妊娠を防ぎます。
服用が24時間以内であればさらに避妊の確率が高まるとされていますので、早めにご相談ください。

錠剤は、その時1回限りの効用となります。錠剤服用後に、再び性行為を行った場合その性交に対する避妊作用はありませんので注意が必要です。低用量ピル（※）と併用すれば、月経周期をコントロールすることができます。ピルのお悩み、ご相談にはいつでも乗りますので、小さなことでもご相談いただければ幸いです。

（※）は自由診療です。料金は料金表をご確認ください。

PMS/PMDD

PMS（月経前症候群）は月経周期に合わせて起こる、症状身体的・精神的な悪化症状のことです。下腹部痛や頭痛、肩こり、乳房のハリ、むくみ、だるさ、体重増加、食欲増進、不眠、イライラ、抗うつ感、精神不安定など患者さまによってさまざまな症状が現れます。

PMDD（月経前不快気分障害）はその精神的な悪化症状がより強く出ます。精神疾患とは異なり、抗うつ剤などを服用しても根本的な改善は容易ではなく、副作用も考えられます。PMSやPMDDは生理が始まると症状が嘘のように消えてしまうので、その点をうつ病との違いの参考にしても良いかもしれません。

当クリニックでは体調が戻るための対症療法として、低用量ピルや漢方などを処方しておりますのでご相談ください。

プレママチェック

それぞれのライフステージで受けておくべきさまざまな検査や不妊のご相談にも応じております。特にプレママチェック（※）は、結婚が決まったけれど赤ちゃんが産める身体かどうか不安という女性のお悩みに応えた検査です。

チェック内容は妊娠前から月経周期をおおよそ3回に分けてトータルに行います。月経期は採血による風疹抗体チェックやホルモンの基礎値測定、排卵期は超音波による卵胞径の計測や排卵チェッカーによる尿検査、黄体期には卵巣の着床期ホルモン測定を行います。

お身体の状態は日々変化しますから1年前にはなかった感染症を発見できることもあります。健康状態を自分で確認するためにも、生理日の記録をつけるというのも良いでしょう。また、妊娠と同時に大きな病気が発覚しては胎児へのリスクは大きいですから、プレママチェックは定期的に受けることをご提案しています。

（※）は自由診療です。料金は料金表をご確認ください。

ブライダルチェック

当クリニックでは婚約した女性向けにブライダルチェック（※）のメニューも用意しております。望む時に妊娠でき、出産できる身体かどうかを検査し、出産に向けてお身体を正常な状態にしておくためのものです。検査項目は血液検査、おりもの検査、子宮頸がん検査、内診・エコー検査などを行います。これらの検査により女性ホルモン・甲状腺ホルモン、子宮頸がん、子宮内膜症、卵巣年齢、性交痛、性感染症などをチェックします。

ほかにもアレルギー検査、妊娠検査と幅広く実施していますので、何かご自身のお身体で気なるところがございましたら、ささいなことでもご相談ください。もし何らか病気が発見された場合には、パートナーと一緒に治療を行い、しっかりと赤ちゃんが産める状態へと導きます。検査で痛みを感じる患者さまはほとんどいません。また、内診は5分以内で終わりますので、気兼ねなく検診を受けてください。

（※）は自由診療です。料金は料金表をご確認ください。