検診・人間ドック｜姫路中央病院附属クリニック

予防医療には病気をまず見つける一次予防と、病気が見つかった場合にできるだけ早く治療をする二次予防があります。この二つをもって、健診の大きな業務となります。さらに最近の日本では、超高齢化時代を迎えておりますので、病気の予防あるいは早期発見は、予防検診の非常に大きな意味があると考えています。

当院は非常にアクセスしやすい場所にあるため、様々な地域から受診者様がお見えになります。また、この姫路中央病院は飾磨地区においては地域密着型病院として知られています。地域包括ケア病棟、回復リハ病棟、急性期病棟と３つの病棟を持ち合わせているため、非常に重要な業務を担っていると考えています。

日本は今高齢化社会を迎えています。高齢になるとがんの症例も増えてきますので、特にご両親や身内にがんに罹患した方がいる方はぜひPET健診をご受診ください。当院のPET検査は４コースあります。PETだけを行う検査や、CTや採血、エコー、胃カメラなどの組み合わせでいくつかご用意しています。ご自身の気になる症状に合わせて選択してください。そして、年に一回は健診を受けられることを推奨します。

これはやはり予防検診が大事で、PET検査でがんを見つけることがメインになります。早期発見する事で受診者さん自身ができるだけ治療が少なく済む、短期間で治療が終了する事を目的としています。進行がんになれば、化学療法や放射線治療などの補助療法が必要になってきますので、出来るだけ早くがんを見つけてあげることが大事だと考えます。

PET検査とCT撮影を組み合わせて胸部・腹部・骨盤部のがんを重点的にチェックするコースです。２つの検査を組み合わせることで、がんがどこにあるのかを早期に発見する事が可能となります。

PET検査はがんを光らせる検査方法ですが、採血をすることで腫瘍マーカーを図り、そのがんがどこの由来かを知ることができます。さらにエコーをすることで、どの程度進行しているがんなのかを判別する事もできます。したがって、血液検査と超音波検査を組み合わせることでより深い診断につながっていきます。

胃がんは日本人の部位別罹患数一位です。そのため、PET検査では発見が難しい早期胃がん、食道がんの発見に重点を置き、胃カメラを導入しました。胃がんはピロリ菌の有無が大きく関係してきますが、カメラを行うことでピロリ菌や胃がんは減少してきたように感じています。また、当院で使用している胃カメラは鎮静剤を使用し行っていますので、非常にご好評をいただいております。

画像に関しては、放射線医とダブルチェックを行っています。そのため、当日すぐにはご説明ができませんが後日報告書を見ていただき、疑問点についはしっかりとご説明いたしますのでご安心ください。あまり細かい話はせず、要点を単的にお伝えするように心がけています。

当院は急性期病棟もありますので、検査で異常が見つかった場合でもそのまま治療を行うことが可能です。さらに高度な医療をご希望であれば、近くの病院と連携をとっていますので、スムーズに他院で治療を受けていただけます。通常の人間ドックだけではなく、もの忘れドック等相当充実した内容の検査コースを多数取り揃えておりますので、ぜひ当院のご来院をお願いします。

当院は、人間ドック・企業検診・PET健診と充実した内容を取り揃えています。土曜日もできるだけ健診ができるよう努めておりますし、診療においてもチーム医療を推進しております。些細なことでもご相談にのり、快適に過ごしていただけるようお手伝いをしていきたいと思っています。スタッフ一同皆様のお越しをお待ちしております。よろしくお願いします。