脱腸(そけいヘルニア)
脱腸(そけいヘルニア)とは?
放置しておくと、生死にかかわる状態になることもあります
初期症状は、立った時とかお腹に力を入れた時に鼠径部の皮膚の下に腹膜や腸の一部などが出てきて柔らかいはれができますが、普通は指で押さえると引っ込みます。太ももや足のつけね(鼠径部)に何か出てくる感じがあり、それがお腹の中から腸が脱出してくるので「脱腸」と呼ばれています。次第に小腸などの臓器が出てくるので不快感や痛みを伴ってきます。
症状が進むと「飛び出した腸がもとに戻らなくなる」カントンという生死にかかわる状態になることもありますので、早期発見、早期治療をお勧めします。
鼠径ヘルニア日帰り手術について
当院は手術だけしているクリニックと思われがちですが、決してそんなことはありません。
手術をする場合は、可能な限り日帰り手術で行うためのクリニックです。(※アフターケアなどがある場合は術後に通院が必要になります)必ずしも手術が必要な疾患ばかりではありませんので、気軽にご相談下さい。
成人の鼠径ヘルニアは、もちろん手術をしないと状態は良くなりません。
しかし、今すぐ手術しなければならないのか、もう少し待てるのか、このまま手術しなければどうなるのだろうか、など不安を抱えている方が毎日のようにたくさん来院されます。
そんな不安や悩みを打ち明けて下さい。
下肢静脈瘤について
下肢静脈瘤とは?
静脈瘤の外見は多彩で、軽症から重症まで様々な形態をとります。網目状や、クモの巣状に浮き出てきたり、瘤(こぶ)のようにふくらんで蛇行している状態をいいます。血液を正常に運ぶ役割をする静脈弁が何らかの原因で壊れ、血液が逆流して、こぶのように膨らみます。これが下肢静脈瘤という病気です。
下肢静脈瘤は軽度、中等度、重症と大雑把に分けることが出来ます。 一体自分は本当に静脈瘤なのだろうか、どの段階の静脈瘤なのだろうか、手術をしなければならない のだろうか、早く手術をしなければダメなのか、どの様な手術方法があるのか、 手術を回避する手立てはあるのか、などの他、見た目なども気にされる方が多く相談に いらっしゃいます。気軽に来院下さい。
治療方法
下肢静脈瘤は”改善出来る病気”です!
まず、下肢静脈瘤は”改善が出来る病気である”ことを知って頂きたいです。多くの人々が、ひどい病状に苦しみながらも諦めています。どこに行ったらいいのか、何科を受診したらいいのか分からず、困っている人は是非受診してください。典型的でない、多彩な外見を示すこともあり”良くならない、年のせい、命に別状ないので放置しておいて良い”などと説明を受けることも多いようですが、担当の医師がきちんと対応します。男女を問わず、また何歳でも、一日も早く治療して、苦痛から解放されるよう願っています。
治療法には、「弾力ストッキング」、「硬化療法(注射)」、「手術」があります。
弾力ストッキング
弾力ストッキングは手軽な治療法で、医療用のストッキングを履いて下肢を圧迫し、静脈が瘤(こぶ)のように腫れなくする方法で、静脈血の欝滞(うったい)が防げるため「だるい、重い」などの症状が軽くなります。 また、立ち仕事の人などが履くと静脈瘤の予防作用もあります。しかし、改善ではなく、症状を緩和するだけのものです。
硬化療法(注射)
皮下の浅いところに出来た径1mm以下のクモの巣状、網目状静脈瘤には、細い針で薬を注入する硬化(注射)療法を行います。
手術
逆流防止弁が壊れた太い静脈瘤には、いたんだ血管を取り除いてしまうストリッピング手術が適した治療法です。最近では、我が国でもレーザー治療が始められましたが、これは静脈の内腔にレーザーを照射し、静脈を塞いでしまう方法です。局所麻酔で行う場合は、手術後すぐ歩くことが出来、家事などの軽作業も可能です。
痔とは?
治療方法
痔核の治療法はその種類と症状に合わせて選びます。軽度、中等度のものは保存療法を主に、重度症例は手術、処置あるいは手術療法を選択します。
ジオン注(4段階注射療法)
脱出をともなう内痔核(いぼ痔)に「ジオン注」という注射剤を投与して、痔に流れ込む血液の量を減らし、痔を硬くして粘膜に癒着・固定させる治療法です。 成分は硫酸アルミニウムカリウム(出血症状や脱出症状を改善する)・タンニン酸(硫酸アルミニウムカリウムの働きを調節する)というものです。 また痔核を切り取る手術と違い、痔核の痛みを感じない部分に注射するので「術後の痛みや出血」ということはなく、日帰り手術で通常生活への早期復帰が期待できます。
保存療法
生活療法
痔の治療の基本。便秘・下痢を解消するために食生活に注意したり、入浴や坐浴で患部を清潔にすることにより肛門への負担を軽減する方法。痔疾の進行を緩和するためにも重要です。
薬物療法
一般的に内痔核の8割は、坐薬や軟膏、内服薬で症状が改善するといわれており、症状を見極めて薬の使用法を考える必要があります。
注射療法
痔核注射療法の適応は1~2度の内痔核または出血性の内痔核です。坐薬や軟膏などでも症状が改善せず、2~3週間の経過をみても変化がみられないときには、注射による痔核硬化療法も選択肢になります。痔核の腫れている部分や粘膜のゆるんだ部分に注射をして固める方法です。 出血に対する作用はかなりありますが、数ヶ月のうちに再発するものもあり、作用の持続は1~2年であるとも考えられています。
輪ゴム結紮療法
肛門内から脱出する痔核や粘膜部分をゴム輪でしばり、阻血性の壊死を起こし脱落させる方法です。治療では麻酔なしでできるのが特徴です。併存疾患やその他の理由で手術不能な場合に痔核の脱出を軽減する目的で行います。この方法では余剰粘膜の処置はある程度出来ますが、痔核本体を成す静脈瘤までは十分に結紮できないため、根治性はやや劣ります。
手術療法
用手拡張(stretching)
指を用いて肛門を拡張し、肛門管を過伸展させ肛門のspasmを取り除くことで裂肛を治癒させる方法です。
LSIS(Lateral subcutaneous internal sphincterotomy側方内括約筋切開術)
局所麻酔下でメスを用いて内括約筋を切開する方法です。
SSG(Sliding skin graft皮膚弁移植術)
局所麻酔下で、潰瘍底の瘢痕組織と合併した肛門ポリープや見張り疣を切除する方法です。 瘢痕硬化した括約筋に切開を加えて、肛門管を適度に拡張し直腸粘膜と皮膚を縫合し、その縫合線よ10mm位離れた皮膚に浅く弧状の減張切開を行い皮膚弁を作成します。
むらた日帰り外科手術クリニックの基本情報
診療科目 | 外科 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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診療内容 |
脱腸 (そけいヘルニア)・下肢静脈瘤・痔など |
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開業年 | 2012年 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
住所 |
宮城県仙台市太白区あすと長町1丁目2-1 仙台長町メディカルプラザ2階-B地図
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アクセス |
車でお越しの方は長町インターより 約6分(無料駐車場100台有) 無料駐車場100台有 ※駐車券は窓口にて処理します |
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診療時間・休診日 |
土曜・日曜・祝日診療 19時以降診療
午前は手術のみ、火曜日は在宅 |
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電話番号 |
022-395-8614 |
特徴・設備
特徴 |
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待合室 |
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設備 |
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駐車場 |
無料駐車場100台有 ※駐車券は窓口にて処理します |
対応可能な症状・疾患など
症状・疾患 |
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