クリニックにはどんなお悩みを持った患者さまがいらっしゃいますか？

視力が下がった方、異物が入って目がゴロゴロするという方、目やにでお困りの方など、さまざまな患者さまがご来院されます。目に関して、日常生活で何か困ったことがあれば、どんな小さなことでもご相談いただきたいと思います。また、緑内障の患者さまも多くご来院されます。緑内障の患者さまは、40代以上の方が多く、男女差は特にありません。

初めて来院された患者さまに対して心がけていることがあれば教えてください。

初めてご来院された患者さまは、とても緊張されていることと思います。気になっている症状はすべてお話しいただけるような、雰囲気づくりに努めています。気兼ねなく、何でもご相談いただければ幸いです。

診療のモットーを教えてください。

目だけを診るのではなく、目の診察を通して、患者さまの身体、生活、家族などを見るように心がけています。患者さまの大切にしていらっしゃるものに気付くよう、気を配りながら診療を行っていきたいと思います。人生100歳時代が到来することを見据えて、「患者さまと一緒に考える医療」を提供していきたいと思っております。

病院が苦手なお子さまのために行っている工夫があれば教えてください。

お子さまの診療を行う際には、できるだけお子さまが怖がらないように工夫しています。例えば、眼科の診察では細隙灯顕微鏡という患者さまの目を拡大して観察する機器を使用します。大人の方の場合は、顎を台に乗せていただき、顔を固定した状態で観察します。お子さまの場合は、顔が固定されることを怖がることも多いので、手持ちタイプの細隙灯（ポータブルスリットランプ）を使用するように配慮しています。

ご年配の方に配慮していることがあれば教えてください。

ご年配の方に対して、気を付けていることは、よくお話を聞くことです。年を重ねると、言いたいことをうまくまとめることができなくなる方も中にはいらっしゃいますので、こちらから質問を投げかけて、患者さまの言いたいことを引き出せるように工夫しています。

貴院のスタッフの自慢できる点を教えてください。

私は、2021年4月に当院の院長に就任しました。これまでの先生方が、たくさん指導してくださった賜物でしょうか、当院には優秀なスタッフが揃っていると思います。

先生が患者だった場合の病院選びのポイントを教えてください。

信頼関係を築くことができる医療機関を選びたいと思います。そのポイントとなるのは、しっかりと診断、治療を行ってくれるかどうかという点です。受診する前に、期待に応えてくれそうな医療機関かどうかを、ある程度、調べてから受診します。その期待を裏切らないところであれば、嬉しく思います。また、誠実な先生がいらっしゃる病院を選びたいですね。私がふだん通院しているところの先生は、とても誠実な方で、お手本にしたいと思っています。