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専門医インタビュー(奥田 武志先生)|奥田クリニック

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奥田クリニック 板橋駅_専門医インタビュー(奥田 武志先生)の写真 苦痛の少ない内視鏡検査により、胃がんの早期発見・早期治療に尽力
院長 奥田 武志
取材日:2022年11月29日

奥田 武志先生(日本消化器内視鏡学会認定 消化器内視鏡専門医)にインタビュー

どんなに小さながんも見逃さない気持ちで胃内視鏡検査を行う医師

医師を目指したきっかけと、消化器分野を選ばれたご理由を教えてください。
奥田クリニック 板橋駅 医師を目指したきっかけと、消化器分野を選ばれたご理由を教えてください。の写真
私はもともと機械に興味があり、中学生時代に義肢の番組を見たことをきっかけとして、ロボットと人体への興味を深めました。高校で進路を決める段階になって、両親が医療関係者ということもあり、人間の体をトータルで診られる医学方面に舵を切った形です。

消化器の分野へ興味を持ったのは、当時の花形治療である胃がんについて興味を持ったことが理由でした。現在は消化器内科と消化器外科でわかれていますが、当時は検査・診断・治療を一通り対応するのが当然でした。だからこそ私は、消化器の内科と外科、両方の視点を持った対応ができるという強みを持っています。

このようなさまざまな経験を経て内視鏡検査の面白さに気が付き、「日本消化器病学会認定 消化器病専門医」や「日本消化器内視鏡学会認定 消化器内視鏡専門医」の資格を取ったというのが主な流れです。
勤務医時代に経験した、どんなことが今の診療に役立っていますか?
奥田クリニック 板橋駅 勤務医時代に経験した、どんなことが今の診療に役立っていますか?の写真
勤務医時代は診断から治療まで一貫して行っていましたが、派遣制度で付属病院へ行って、内視鏡検査をメインに対応してきた時期もありました。その中で培ってきた内視鏡のテクニックが、現在の診療に生きています。

また、開業後は患者さまのバックグラウンドを考えた上での診療を重要視するようになりました。その方が何をしてほしいのか、ご家族が何を望んでいるのかを知らなければ、納得のいく治療はできません。がんがあっても切りたくないという方がいらっしゃることもあり、そういった経験からご要望に寄り添って診療を進めていく大切さを学びました。

現在は「日本消化器内視鏡学会認定 消化器内視鏡専門医」としてのつながりをもとに、研究活動をしている医師や学会から診療機器や治療法などの情報を得るようにしています。検査機器は日々進歩しているので新しい機器が出たらチェックして、良いものは率先して取り入れるようにしています。
「日本消化器内視鏡学会認定 消化器内視鏡専門医」としてのやりがいは?
奥田クリニック 板橋駅 「日本消化器内視鏡学会認定 消化器内視鏡専門医」としてのやりがいは?の写真
他の医師では気が付きにくい初期のがんを見つけられた時に、やりがいを感じます。がんの見逃しを防ぐために重要なのは、見る順番をきちんと決めておき、その手順を守ることです。特にがんが発生しやすい部分は、2回、3回と繰り返し確認しています。これまでに培ってきた知識やテクニックが役に立ち、がんの見逃しを防げた時には、医師としてとてもうれしく思います。

あとは、毎年のように内視鏡検査にいらしてくれる患者さまの存在も、私のやりがいの一つです。負担の少ない胃内視鏡検査を心がけてきたことが実を結んで、定期的な検査のご利用につながっていると思うと、患者さまのお役に立てたようで喜ばしいです。

胃がんや逆流性食道炎などの合併症に目を光らせた診断が可能

逆流性食道炎について、主な治療方法や注意点があれば教えてください。
奥田クリニック 板橋駅 逆流性食道炎について、主な治療方法や注意点があれば教えてください。の写真
私自身も逆流性食道炎の治療で7年くらい薬を飲み続けていましたが、今は飲まなくても良くなりました。その理由としては、内臓脂肪が胃を圧迫して胃酸の逆流を起こさないように、ダイエットで10kgほど減量したからです。そういった自分の経験を話して、薬を飲み続けるか、体質改善に取り組むのかを考えていただいています。

あとは、逆流性食道炎の合併症である、バレット腺がんのリスクにも注意が必要です。食道に酸が逆流すると、その部分にがんが発生しやすくなります。それがバレット腺がんであり、発症を見逃さないためにも一度は胃内視鏡検査を受けることが重要です。

また、逆流性食道炎は長期化や再発のリスクが高いのですが、服薬で改善しやすいのも特徴です。継続的に薬を飲み続けてもらうためにも、作用が出やすいけれど服薬頻度が高いタイプや、緩やかに作用するけれど2日に1回の服薬でいいものなど、その方のライフスタイルに合ったお薬選びのお手伝いや服薬方法のアドバイスをしています。
なぜ、苦痛の少ない胃内視鏡検査に力を入れているのですか?
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胃がんは早期発見・早期治療ができれば、命を落とす病気ではありません。しかし、「胃カメラはつらいもの」というマイナスイメージによって、検査への敷居が高くなっているようです。そこで、胃内視鏡検査の敷居を下げる工夫として、鼻からスコープを入れる方法を採っています。

まずは経鼻用スコープで嘔吐反射が抑えられることや、だからこそ明瞭に体内が撮影できることを、症例画像を用いて患者さまへご説明します。その後、鼻に麻酔を施した上でていねいにスコープを入れていくことで、ほとんどの方に鎮静剤を使わない内視鏡検査を受けていただけています。鎮静剤の使用を控えているのは、検査中や検査後に行った説明内容を、逆行性健忘によって忘れないようにしたいからです。

また、患者さまがどのくらいの頻度で胃内視鏡検査を受けたほうが良いのかは、胃の粘膜診断によってわかります。そういったアドバイスができるのは、「日本消化器内視鏡学会認定 消化器内視鏡専門医」だからこそです。
胃がんや逆流性食道炎の他に、注目している消化器疾患はありますか?
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あまり世間的になじみのない疾患ですが、「胃粘膜下腫瘍(GIST)」の経過に関しては、大学時代にずっと追っていて、今も注目しています。胃粘膜下腫瘍とは、消化管粘膜の下に発生する悪性筋腫です。

腫瘍が大きくなると吐き気や腹痛、出血によって便が黒くなるなどの症状が出ることがあります。初期には自覚症状がほぼ現れませんので、胃内視鏡検査で見落とさず、必要時には迅速に手術を行うことが大切です。

小さな腫瘍は良性として経過観察でかまいませんが、サイズが2.5㎝以上は手術を検討し、5㎝以上になると手術が避けられません。説明時には私が実際に学会で発表した際のスライドをプリントして見せながら、筋腫を切除する必要があるかどうかを、視覚的にわかりやくお伝えしています。手術を必要とする場合には、連携先の医院へご紹介させていただきます。

地域のクリニックと連携し、地元住民の皆さまの健康をしっかりサポート

消化器分野の医師として今後力を入れていきたい疾患はありますか?
奥田クリニック 板橋駅 消化器分野の医師として今後力を入れていきたい疾患はありますか?の写真
20代から30代の女性の発症が増えている、「機能性ディスペプシア」という、何も問題がないのに胃の不快感だけが続く疾患に注力していきたいです。検査を受けても原因が見当たらず、治療が受けられなくて行き場のない方が増えているためです。

機能性ディスペプシアは「病名自体を知らない方が多い」「精神的ストレスが原因」といった理由から、ご納得いただけるまで説明に時間がかかる傾向があります。そういった方には、学会の記事や研究資料を用いて必要な情報を伝え、ご理解を得た上でカウンセリングに進んでいく形をとります。必要があれば、メンタルクリニックへのご紹介も可能です。

その他は、やはり胃内視鏡検査を受けたことがない方に、検査を受けてもらえればと思います。私の工夫として、がんの原因となるピロリ菌の検査を保険診療で行うために、その条件である胃内視鏡検査を先に受けるご提案をしています。胃内視鏡検査のカメラも、可能な限り新しいタイプやシステムを導入しているので、詳細な検査を少ない苦痛で受けていただけるかと思います。
今後のクリニックの課題だと考えていることを教えてください。
奥田クリニック 板橋駅 今後のクリニックの課題だと考えていることを教えてください。の写真
胃内視鏡検査の枠を増やして、より多くの方に胃の検査を受けていただきたいと考えています。現在は生活習慣病の患者さまや発熱症状のある方の対応に時間を取られており、胃内視鏡検査の予約がいっぱいでお待たせしてしまっている状態です。状況が落ち着くまでにはまだ時間がかかりそうなので、医師を増やすなどの体制作りによって、対応の幅を広げていきたいです。

幸い、私の息子が消化器内科を目指してくれているので、医師として一人前になったら手伝ってもらいたいと考えています。今はまだ臨床研修医なので、まだ4ー5年先の話ではありますが、一緒に働けると親としても先輩医師としてもうれしく思います。
最後に、先生から地域の患者さまへメッセージをお願いします。
奥田クリニック 板橋駅 最後に、先生から地域の患者さまへメッセージをお願いします。の写真
私が「日本消化器病学会認定 消化器病専門医」そして「日本消化器内視鏡学会認定 消化器内視鏡専門医」としてお伝えしたいのは、胃内視鏡検査は昔のようにつらい検査ではないということです。

胃内視鏡検査を受けるか受けないかが命に関わってきたり、QOLにも関係したりと、人生に大きな影響を及ぼします。しかし、検査自体はそれほどハードルの高いものではありません。自分の状態を調べるため、検査未経験の方も、昔に受けて苦しい思いをした方も、試しに1回経験してみるくらいの気持ちでご利用いただければと思います。

また、クリニック全体としては内科、消化器内科、胃腸内科、外科と幅広い科目に対応できるのが特徴です。開院以来、地域のクリニックと連携して患者さまの健康をサポートしてまいりました。その経験を生かし、それぞれの症状に対して必要なクリニックをご紹介いたしますので、「この症状をどこに相談すれば良いのかわからない」という方も、気兼ねなくご来院ください。

奥田クリニックの基本情報

医院名 奥田クリニック
診療科目 内科 消化器内科 胃腸内科 外科
診療内容

人間ドック

ネット受付
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住所
アクセス
  • 埼京線板橋駅東口 徒歩2分 
  • 東武東上線下板橋駅 徒歩9分 
  • 都営三田線新板橋駅 徒歩6分 
  • 東武東上線北池袋駅 徒歩9分 
  • 都営三田線西巣鴨駅 徒歩12分 
  • 都電荒川線庚申塚駅 徒歩13分 
  • 都電荒川線新庚申塚駅 徒歩13分 
  • 都電荒川線西ヶ原四丁目駅 徒歩17分 
  • 都電荒川線巣鴨新田駅 徒歩17分 
診療時間・休診日

休診日

水曜・日曜・祝日

土曜診療

9:00~12:00
15:00~18:30
13:00~15:00
混雑の目安

午前中/午後15時~16時

※混雑状況の目安は各医院への取材情報を元にして掲載しておりますが、実際の状況とは異なる場合がございます。あくまでも参考の一つとしてご活用ください。

電話番号

03-5907-3030

特徴・設備

待合室
  • 空気清浄器 加湿器 アルコール除菌 無料マスク
設備
  • バリアフリー
サービス
多言語対応 ( 英語 ) 
専門医
  • 日本消化器病学会認定 消化器病専門医
  • 日本消化器内視鏡学会認定 消化器内視鏡専門医
健康診断・検査
  • 内視鏡専門(胃または大腸)
  • 麻酔下胃カメラ(内視鏡)

対応可能な症状・疾患など

治療
  • 禁煙治療
  • ED治療薬

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