耳鼻咽喉科
副鼻腔炎などの手術のほか、好酸球性副鼻腔炎の自己注射にも対応しています
耳鼻咽喉科では、副鼻腔炎の症状をお持ちの方や、お子さまが多くいらっしゃいます。副鼻腔炎の診察には、電子スコープ(内視鏡)を使用しています。聴力検査ができないお子さまには、ABR検査によるスクリーニング検査を行っています。ABR検査とは、脳波を解析し、正しく聞こえているかどうかを確認する検査です。
当クリニックは、副鼻腔炎などの手術を得意としています。副鼻腔炎はまずは3カ月薬を飲んでいただき、改善されない場合は手術を行います。手術後の患者さまのアフターフォローもしっかりと対応いたします。一定期間通院していただき、問題がないかどうか、経過観察をさせていただきます。手術をしても、鼻茸が再発してしまう好酸球性副鼻腔炎には、デュピルマブという薬剤を自己注射する治療方法も導入しています。
当クリニックでは、治療方針を押しつけることはせず、なるべく患者さまのご要望にお応えできるように心がけています。患者さまのライフスタイルに合わせて、オーダーメイドの治療方法をご提案してまいります。
アレルギー科
アレルギー性鼻炎の検査や免疫療法、手術、皮下注射を行っています
当クリニックのアレルギー科では主に、アレルギー性鼻炎をお持ちの方の診療を行っています。アレルギー性鼻炎は国民病とも言われています。当クリニックでは採血でのアレルギー検査に対応しております。
また、ずっと薬を服用しているという患者さまから、「症状が改善しないので根本的な治療はないのでしょうか?」という質問をいただきます。当クリニックでは花粉症の治療には免疫療法を、先天性のアレルギー性鼻炎の治療には手術をご提案可能です。そのほか、重症のスギ花粉症の治療には、オマリズマブという薬剤の皮下注射を行っています。
免疫療法を行っている患者さまに関しては、5年間、1カ月に1回はご来院していただき、アレルギー性鼻炎などで手術を受けた患者さまには、術後最低3カ月間は通院していただき、アフターフォローをさせていただきます。
院内設備
発熱の方専用のスペースを設け受付から会計まで一般の患者さまと分けています
当クリニックでは、院内感染予防対策に力を入れています。院内感染予防のために、発熱患者さま専用のスペースを設け、一般の患者さまとは受付から診療、処方、会計まですべて動線を分けております。発熱患者さまの診察スペースには、換気扇、空気清浄機を設置し、さらにビニールカーテンによる仕切りを設けています。医師・スタッフもビニールカーテン越しに、診察や検査を行います。発熱症状のある方には、事前のご連絡をお願いしています。
発熱症状があり医師が必要と判断した場合には、新型コロナウイルスのPCR検査または抗原検査を行っています。新型コロナウイルスのPCR検査(※)、抗原検査(※)は、症状がない場合には自由診療となります。
発熱症状があるからと言って、新型コロナウイルスに感染しているとは限りません。扁桃炎や喉頭炎など、ほかの原因によって発熱している可能性も否定できませんので、当クリニックではPCR検査だけではなく、内視鏡を用いて鼻やのどの状態を確認し、発熱の原因を多角的に探っていきます。ビニールカーテンには、手を入れる穴が付けられており、検査キットの受け渡しができるほか、内視鏡検査も行うことが可能です。
当クリニックは診察室にモニターを3つないし4つ用意しており、どの方向を向いても患者さまご自身の鼻の中など、患部の映像が見えるようになっています。実際にモニターの大きな画面で、ご自身の状態を確認することが可能です。
また、当クリニックにはさまざまな医療機器を揃えているため、通常入院が必要な手術でも、術後の通院を要しますが日帰り手術が可能です。院長はもともと大学病院に勤務していた経験があり、そこでも手術を行っていました。当クリニックでもさまざまな手術に対応できるよう、各種医療機器を備えております。
(※)は自由診療です。料金は料金表をご確認ください。
医師・スタッフの専門性
好酸球性副鼻腔炎を難病指定医療機関として診療。重症の花粉症の皮下注射も対応
当クリニックは、国の指定難病でもある好酸球性副鼻腔炎を、難病指定医療機関として治療を行っています。好酸球性副鼻腔炎は、手術を行っても鼻茸が再発してしまう、難治性の副鼻腔炎です。当クリニックでは、デュピルマブという自己注射による治療を導入しています。デュピルマブは、副鼻腔炎による炎症を和らげ鼻茸の縮小に作用する薬剤です。好酸球性副鼻腔炎と診断を受けたものの、治療が受けられていない方、もう改善できないと諦めていらっしゃる方も多いかもしれません。治療を諦めていた方も、一度ご相談いただければ幸いです。
また、スギ花粉による花粉症で、従来の対症療法では症状がコントロールできない重症の患者さまに対しては、オマリズマブという皮下注射による治療を行っています。オマリズマブは、IgE抗体に作用することで、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどのアレルギー症状を元から抑制することが期待できる薬剤です。
デュピルマブもオマリズマブも共に保険診療で、デュピルマブは指定難病医療助成制度をご利用いただけます。好酸球性副鼻腔炎や、重症のスギ花粉症でお困りの方は、一度ご相談ください。