診療案内｜井上医院

下肢静脈瘤

下肢静脈瘤の検査方法や治療方法について教えてください。

超音波検査をして、静脈瘤のタイプやご要望に合わせて治療方法をご提案します。


下肢静脈瘤は、足の血管が浮き出たり、こぶのように膨らんでしまい、足がだるい、重い、むくむといった病変があらわれます。診察では、視診と触診をし、さらに見た目だけでは分からない症状がないか、超音波検査をおこないます。超音波検査は痛みもなく、通常であれば数分で診断することが可能です。治療方法は、血管内焼灼術、ストリッピング手術、硬化療法があり、下肢静脈瘤のタイプに応じて治療方法をご提案させていただきます。思い当たる症状や違和感を覚えたら自己判断をせずに、お早めにご来院ください。

下肢静脈瘤は、どのような方がかかりやすいのでしょうか？

生活環境の影響を受けやすく、立ち仕事の方や妊娠中の方などが発症しやすいと言われます。


下肢静脈瘤は、患者さんのライフスタイルに影響を受けやすく、主に立ち仕事をされている方が発症しやすいと言われています。立ち仕事の方は、休憩時間に足を上げて休むと症状が和ぎます。妊娠中の方は、おなかが大きくなり、静脈還流が悪くなり足がむくみやすくなるとされています。妊娠中の患者さんの場合は、足首を測定し、その方に合う圧力の弾性ストッキング(※)を履いてもらい経過をみます。

下肢静脈瘤は、自然に改善することはないので、立ち仕事の方や、皮膚に湿疹・皮膚炎の症状がある方は、元気な間に早めに受診し、治療しておくことをおすすめします。

（※）は自由診療です。料金は料金表をご確認ください。

血管内焼灼術

血管内焼灼術はどのような手術なのでしょうか？

高周波を発する細いカテーテルを使用した手術で、20分ほどで終わります。


血管内焼灼術とは、先端に高周波を発する細いカテーテルを挿入し、静脈を焼灼することにより、悪い血流を止める手術法です。所麻酔をしてから、実際の手術は20分ほどで終わりますので、日帰りで手術を受けることができます。血管内焼灼術は、傷口が2mm程度と小さいのでほとんど目立ちませんし、術後は少し休んだあとそのままお帰りいただけます。また、翌日からお仕事の復帰が可能です。

術後のアフターケアについて教えてください。

血管内焼灼術は、傷口も小さく、術後から日常生活を送ることが可能です。


術後は、基本的に翌日に診察をし、その後、１週間後、１カ月後、3カ月後というように定期的に診察いたします。当院では、アフターケアとして1年間経過を診察させていただきます。下肢静脈瘤は、命にかかわる疾患ではありませんが、自然に改善するものでもありません。片足の手術は20～30分で終わり、日帰り手術も可能ですので、症状の進行を防ぐためにも早めの治療をご検討ください。