十分な説明
患者さま自身が治療法を選択する「インフォームドチョイス」を重視しています
治療計画を立てる際に、患者さまを中心に考えた、患者中心主義の診療(patient-centered approach)を心がけています。患者さまには治療方針、治療方法、検査の項目、薬剤の数、検査や来院の間隔などをまず詳しく説明します。
糖尿病も、高血圧症も、患者さまご自身が長く病気と付き合っていく必要があります。患者さまのライフスタイルとかけ離れていると続けるのが難しくなります。食事や運動といった生活習慣について指摘を受けるのが負担になってしまう場合には、患者さまの状況を把握したうえで、違ったアプローチをするなど、患者さまの症状に合わせた治療をご提案いたします。
少しでも疑問に思うことがありましたら、どんなことでもご相談ください。
待ち時間対策
時間負担を軽減するため、電子カルテ導入で効率アップを図っています
インフルエンザなどの感染症は、院内で過ごす時間が短ければ短いほど体への負担も少なくて済みますので、受付をしてすぐに検査をし、陽性の場合にはそのまま専用の区画で診療と処置を行います。これらは短時間で終えるようにしています。
患者さまの中にはお忙しい方が多いと思いますので、なるべく短い時間で診療を行うことが求められます。検査、診療の効率化という観点からも、当クリニックでは電子カルテを導入しています。血液検査などの検査を依頼する際にも用紙ではなく、電子カルテシステムと連携できるものを使っています。
例えば、糖尿病の患者さまの採血をした後にほかの検査が必要な場合は、院内のLANにつながっているシステムを通して、その場でオーダーを出すことができます。1~2分で全体に情報がいきわたり、検査依頼箋やバーコードが発行されます。さらに、専門の検査施設に出すオーダーシートなども同時に発行されます。すべての過程が自動化されていて、スピーディーに対応できます。
医師・スタッフの専門性
管理栄養士による栄養指導を行っています。治験にも参加しています
当クリニックは、患者さまの状態を見極めたうえで柔軟な治療を行っていけるよう、管理栄養士が食事の指導を行っています。高血圧症の場合は減塩、糖尿病の場合は繊維質の多い食事など、患者さまの病状やライフスタイルに合わせて、自宅で実際にできる栄養指導を行っています。
また、当クリニックは糖尿病の治療をメインに行っていますが、開発中の新薬の治験にも取り組んでいます。患者さまによって合うものと合わないものがありますが、患者さまにメリットがあると思える治験には率先して参加しています。新しい治療薬の開発に協力する、既存の治療薬でも適応症を拡大するといった臨床試験に取り組むことで、お薬に関する新しい情報を得やすくなります。私の情報が増えることにより、患者さまに提供できる選択肢も広がります。
プライバシーへの配慮
個室の診療室とカウンセリングスペースで、プライバシーにも配慮しています
白を基調とした内装の院内は、大きなガラス窓から光が差し込み、季節のお花や植物が随所に置かれていて気持ちの良い空間になっています。おしゃれなだけでなく、カウンセリング専用のスペースや、感染症の患者さまを優先的に診られる個室の診療室が複数あり、機能的で気持ちよく過ごせる空間づくりにこだわっています。
病気の症状や生活習慣などをお尋ねする際に、ほかの方々のいらっしゃるところでは話しづらいかと思います。仕切られたスペースがあることで、ゆっくりと時間をかけてお話ししていただけます。
管理栄養士のスタッフが説明したり、看護師がインスリン注射の手技を確認したりする際にも、カウンセリングスペースや複数ある診療室のいずれかを使うようにしています。スペースに余裕があるため、患者さまにも気持ち的に余裕を持っていただけるかと思います。