
院長
奥田 信昭
取材日:2023年1月19日
奥田 信昭先生(日本循環器学会認定 循環器専門医)にインタビュー
高血圧症・不整脈など循環器に関連する症状や疾患はお任せください
高血圧症の治療で心がけていることはありますか?
高血圧症とは読んで字の如く、血圧が一定よりも高い状態のことを指します。原因はさまざまですが、塩分の過剰な摂取や運動不足など、生活習慣が関わっているケースがほとんどです。血圧の高い状態のままでいると、動脈硬化や認知症などの原因にもつながりかねません。
基本的には生活習慣の見直しをすることで治療を試みますが、お身体の状態次第ではお薬によって血圧をコントロールします。ただし、お薬の服用には抵抗感を持った方も少なくないため、こちらから治療を無理強いするようなことはありません。患者さまの事情やご希望をしっかりとヒアリングし、ご納得いただける治療方針を一緒に立てていくのが、私のモットーです。治療や病気に関する不安なども、遠慮なくお話しいただければと思います。
基本的には生活習慣の見直しをすることで治療を試みますが、お身体の状態次第ではお薬によって血圧をコントロールします。ただし、お薬の服用には抵抗感を持った方も少なくないため、こちらから治療を無理強いするようなことはありません。患者さまの事情やご希望をしっかりとヒアリングし、ご納得いただける治療方針を一緒に立てていくのが、私のモットーです。治療や病気に関する不安なども、遠慮なくお話しいただければと思います。
不整脈には軽度なものと重篤な病気があると聞いたのですが。
不整脈の主な症状は、胸の異常な高鳴りや苦しさなどです。自覚症状が少なく、当クリニックの場合も「健診で指摘を受けたので」という理由でお越しになる患者さまが多いですね。しかし、不整脈の種類によっては、放置することで重大な病気につながる恐れがあるため、できる限り早い治療が大切となります。
特に高齢者の方は、「心房細動」というタイプの不整脈になるケースが多く、血栓による脳梗塞のリスクもあります。そのため、特に症状や異常がなくとも、定期的に健診などを受けていただきたいです。もちろん、エコーやホルター心電図による検査にも対応していますので、体調に異変を感じるようなことがあればご相談ください。
治療は投薬のほか、近年ではカテーテル治療という方法も着目されています。この治療方法は当クリニックでは対応していませんが、患者さまが希望される場合は、提携している外部病院への紹介が可能です。治療の詳細やアフターフォローなどはこちらでしっかりと行わせていただきます。
特に高齢者の方は、「心房細動」というタイプの不整脈になるケースが多く、血栓による脳梗塞のリスクもあります。そのため、特に症状や異常がなくとも、定期的に健診などを受けていただきたいです。もちろん、エコーやホルター心電図による検査にも対応していますので、体調に異変を感じるようなことがあればご相談ください。
治療は投薬のほか、近年ではカテーテル治療という方法も着目されています。この治療方法は当クリニックでは対応していませんが、患者さまが希望される場合は、提携している外部病院への紹介が可能です。治療の詳細やアフターフォローなどはこちらでしっかりと行わせていただきます。
狭心症の特徴や治療方法を教えてください。
狭心症は、心臓を取り巻く血管が動脈硬化を起こすことで、血の巡りが悪くなる病気のことです。症状が進行することで心筋梗塞を引き起こす可能性もあるため、薬物療法やカテーテル治療で速やかに症状緩和を目指しましょう。
また、狭心症は糖尿病や高血圧症など生活習慣病が密接に関わっているケースも多いため、生活習慣の見直しによって症状緩和が見込める場合もあります。私は「日本内科学会認定 総合内科専門医」の資格を所持しており、生活習慣病や禁煙治療などの診療も可能ですので、患者さま一人ひとりの症例や考え方に寄り添った治療をご提案させていただきます。
また、狭心症は糖尿病や高血圧症など生活習慣病が密接に関わっているケースも多いため、生活習慣の見直しによって症状緩和が見込める場合もあります。私は「日本内科学会認定 総合内科専門医」の資格を所持しており、生活習慣病や禁煙治療などの診療も可能ですので、患者さま一人ひとりの症例や考え方に寄り添った治療をご提案させていただきます。
一人の医師として、一人の人間として、患者さまに寄り添った治療を提供
弁膜症とはどのような病気で、どのような治療が必要ですか?
人間の心臓にある、血液を一定方向に送り出すための扉を「弁」と呼びます。弁膜症とは、この弁のしまりが悪くなったり狭窄(きょうさく)を起こしたりすることで、血液の循環が悪くなって心臓に負担がかかってしまう病気のことです。弁膜症も自覚症状が少なく、診察時や健診の際に心雑音の異変を指摘され、初めて発覚するというケースが多くあります。
基本的にお薬や生活習慣の指導で症状の緩和を図りますが、進行度や状態によっては手術が必要になる可能性もあります。そのため、事前にそのようなリスクなどを丁寧にご説明し、あらかじめ患者さまにご理解・ご納得いただけるように努めています。ご不明点や不安なことなどがございましたら気兼ねなくご質問ください。
基本的にお薬や生活習慣の指導で症状の緩和を図りますが、進行度や状態によっては手術が必要になる可能性もあります。そのため、事前にそのようなリスクなどを丁寧にご説明し、あらかじめ患者さまにご理解・ご納得いただけるように努めています。ご不明点や不安なことなどがございましたら気兼ねなくご質問ください。
閉塞性動脈硬化症は、普通の動脈硬化とどう違うのでしょうか?
「動脈硬化」とは、何らかの理由で動脈の血管が硬くなり、血液の流れに障がいが生じる病気のことを言います。「閉塞性動脈硬化症」はその動脈硬化が手足の血管に起きた時に起きる病気で、歩行時に痛み・しびれなどを感じたり、片足だけ冷たくなったりするという症状が現れます。
ほかの動脈硬化の病気と同じく、生活習慣の見直しが症状緩和の第一歩となります。診療の際は、患者さまの日常生活や治療に関するお考えを丁寧にうかがい、一人ひとりに合った治療提案を心がけていますので、ご希望なども遠慮なくお申し付けください。
ほかの動脈硬化の病気と同じく、生活習慣の見直しが症状緩和の第一歩となります。診療の際は、患者さまの日常生活や治療に関するお考えを丁寧にうかがい、一人ひとりに合った治療提案を心がけていますので、ご希望なども遠慮なくお申し付けください。
循環器内科の診療全体において、大切にしていることはありますか?
尊敬していたとある先生に、このような言葉をいただいたことがあります。「循環器内科である前に内科の医師であれ、内科の医師である前に医師であれ、医師である前に人間であれ」というものです。医師と患者さまという垣根にとらわれず、一人の人間として、目の前で困っている人をどのように助けていくのかを考えるように…と教わりました。
循環器疾患やほかの内科疾患にとどまらず、患者さまが抱えている身体の不調やお悩みについては、満遍なく助けられるよう日々の診療に努めています。そのために診療科目は問わず、幅広い分野の勉強に励んでまいりました。患者さまにも遠慮することなく、ささいなことであっても気兼ねなくご相談いただきたいと思います。
循環器疾患やほかの内科疾患にとどまらず、患者さまが抱えている身体の不調やお悩みについては、満遍なく助けられるよう日々の診療に努めています。そのために診療科目は問わず、幅広い分野の勉強に励んでまいりました。患者さまにも遠慮することなく、ささいなことであっても気兼ねなくご相談いただきたいと思います。
どなたでも、どのようなことでも、気兼ねなく相談できるクリニックを目指し
開業に際して「このようなクリニックにしたい」などの思いはありましたか?
私が勤務医だった頃の話ですが、昔は循環器内科と腎臓内科は一緒の扱いでした。そのため人工透析の治療なども担当していたのですが、透析中の患者さまは狭心症や心不全など、循環器疾患にかかりやすい傾向があったのですね。そして、透析の通院頻度や他の病気のことなど様々なお悩みを持たれている方を見てきて、「少しでも悩みを相談できる環境を作れたら」という思いや、「循環器疾患にかかる前に治療ができれば」と思うことが度々ありました。そうした経緯もあって、地域の方々が気兼ねなく通える開業医に関心を持つようになったんですね。
もう一点、開業に至った主な理由として、在宅医療やみとりまで行いたいという思いもありました。勤務医時代、在宅治療を希望する患者さまが、「診てくれる医師がいない」という理由で仕方なく病院に通い続けたという場面が幾度かあったためです。そういった方々の希望に寄り添いたかったことも、開業の理由ですね。
現在では訪問診療やご自宅でのみとりも承っているほか、枚方市岡本町にサービス付高齢者向け住宅を開設するに至りました。今後も、何らかの理由で通院が難しい方などにご利用いただきたいなと思っています。
もう一点、開業に至った主な理由として、在宅医療やみとりまで行いたいという思いもありました。勤務医時代、在宅治療を希望する患者さまが、「診てくれる医師がいない」という理由で仕方なく病院に通い続けたという場面が幾度かあったためです。そういった方々の希望に寄り添いたかったことも、開業の理由ですね。
現在では訪問診療やご自宅でのみとりも承っているほか、枚方市岡本町にサービス付高齢者向け住宅を開設するに至りました。今後も、何らかの理由で通院が難しい方などにご利用いただきたいなと思っています。
今後の展望などがありましたら、お聞かせください。
開業当初からの思いでもあり、これまでも意識してきたことではあるのですが、かかりつけの医師として、地域の皆さまが抱えている幅広い症状を相談できる場所でありたいですね。循環器内科・内科にとどまらず、患者さまがさまざまなお悩みを、遠慮せずにお話しできる環境作りに励んで行きたいと思っています。
私も診療の際は、何か言い残したことはないか、不安なことはないかなど、丁寧にうかがうようにしています。患者さまにも気兼ねせず、どのようなささいなことであってもご相談いただければうれしいです。
私も診療の際は、何か言い残したことはないか、不安なことはないかなど、丁寧にうかがうようにしています。患者さまにも気兼ねせず、どのようなささいなことであってもご相談いただければうれしいです。
最後に、患者さまへのメッセージなどありましたらお願いします。
私は「日本内科学会認定 総合内科専門医」「日本循環器学会認定 循環器専門医」の資格を所持していますが、それ以前に、地域の皆さまの健康をサポートするための「かかりつけの医師」でありたいと思っています。循環器疾患などに限らず、患者さまのお身体に関する不調やお悩みに幅広く寄り添えるクリニックであることが、開業当初からの変わらない思いです。
さまざまな疾患の治療や訪問診療、みとりまで、一人ひとりの患者さまに寄り添った診療を、今後も心がけて行きたいと思います。どうぞ気兼ねなくご来院、ご相談ください。
さまざまな疾患の治療や訪問診療、みとりまで、一人ひとりの患者さまに寄り添った診療を、今後も心がけて行きたいと思います。どうぞ気兼ねなくご来院、ご相談ください。