検診・人間ドック｜矢木脳神経外科病院

脳卒中は自覚症状も少ないので、まず一度は脳ドックを受診し、自分の脳がどのような状態なのか、しっかりと調べていただきたいと思います。万が一脳卒中を発症してしまった場合、発症してから治療するまで時間との戦いです。頼りがいのある病院を知っておく、ということが病気の予後に大きく左右します。そんな中で、数ある病院の中から当院を選んでいただけたらうれしく思いますし、選んでいただいたからにはみなさまのお役に立てるよう精進していきたいと考えています。

脳卒中は一度発症すると、後遺症をもたらすため予後が非常に大変です。現在の自分の脳の状態をチェックするのは、疾患の予防にもつながりますので脳ドックの重要性は大きくなります。40代を過ぎたらもちろんですが、若いうちに発症するケースもありますのでまずは年齢関係なく一度お受けください。早めに見つかればしっかりと予防していけます。

ご自身のライフサイクルの中で、40代前半に一度脳をチェックしておくというのは、今後の脳卒中に対する予防にもつながっていきます。脳ドックは自発的に受けなければいけない検査ですので、一般健診とは重要性もことなってくると考えます。自分の健康状態を早い段階で知り、予防につなげるためには、こうした任意型健診は非常に重要です。

MRIでは脳の先天的な異常や脳腫瘍、水頭症などの判断が可能です。MRAは血管の奇形や未破裂の動脈瘤（りゅう）、狭窄（きょうさく）などを確認できます。それぞれ発見できる疾患が異なりますので、併用していただくのがおすすめですが当院で行う脳ドックには基本的にMRAとMRIはついております。その他に頸動脈エコーや心電図、血液検査を行いより総合的に判断します。

首の血管が狭窄（きょうさく）していたり、腫瘍がある場合、脳梗塞を起こしやすくします。そのため、頸動脈エコーを実施して頸（けい）動脈狭窄（きょうさく）を見つけることで、今後起こりうる脳梗塞を予防することができますので、非常に大事な検査です。場合によってはそのままステントを入れる治療を行うこともあります。脳ドックフルコースにて検査が可能ですので、心配な方はお試しください。

脳ドックを受診される方は、何か心配事があって受けられている方がほとんどです。そのため、その日のうちにできる限り結果をお伝えできるようにしています。もちろん医師が直接お話をします。また、その日に結果が出ない検査については後日書面にてお送りいたします。

当院では日本脳神経外科学会認定の脳神経外科専門医がすべて画像をチェックし、読影しています。多くの医師が目を通すことで、わずかな所見も見落とさないよう、努力をしております。何か異常があった場合にも当院でそのまま治療もできますし、ご希望であれば専門病院に紹介も可能です。検査をした後もきちんと不安をとりのぞけるように、しっかりとしたフォローアップをしております。

できるだけ受診者さまのニーズにお応えし、受診率をアップできるような取り組みをしています。その一つとして土曜日も夕方まで診療をし、平日忙しい方でも気軽に受診できるようにしています。また、頭の異常が起こると人間だれしも不安になりますので、なるべく早く結果をお伝えして、現在の脳の状態を知っていただけるようにしています。治療方針についても一方的に決めるのではなく、患者さまと相談したうえで決めるようにしています。

当院は長年脳神経外科の分野にて治療を重ね、地域住民の健康増進に努めてまいりました。健康意識の高い方も多く、毎日多くの方が受診されています。検査方法や読影体制、アフターフォローなど、受診者さまに快適に検査うけていただけるような環境づくりに努めています。日本脳神経外科学会認定の脳神経外科専門医も在籍し、皆さまに合った治療をお届けできるよう、日々努力しております。少しでも気になるところがある方は、まずは一度お越しください。一緒に相談をしながら必要な検査をしっかりと受けていきましょう。