糖尿病内科
病気の特性や患者さまのライフスタイルに配慮し、継続しやすい治療を提供します
糖尿病の治療が必要な状態であると判断される方のうち、医療機関で治療を継続的に受けている方の割合は半分程度であると考えられています。初期段階の糖尿病には目立った自覚症状が少ないことも、治療の開始が遅れる理由のひとつであると推定されます。
しかし、症状が見られないからといって糖尿病を治療せず放置すると症状が進行し、やがてさまざまな合併症に悩まされることとなってしまいます。治療期間が長期にわたる場合が多く、治療を中断してしまう患者さまも少なくありませんが、発症時から症状を継続的にコントロールすることが大切です。
そのため、生活習慣病の治療に際しては、病気の特性や患者さま一人ひとりのバックグラウンドなどにも配慮したオーダーメイドの治療に力を注いでいます。食事や運動習慣も大切にしていますが、患者さまの生活リズムを尊重し、よりストレスをかけずに治療を継続できるよう、薬物療法とのバランスも重視しています。
糖尿病内科に関するQ&A
糖尿病
糖尿病においての治療方針を教えてください。
当院では一人ひとりの患者さまの症状や生活環境に合わせたオーダーメイド治療を行っています。
糖尿病はその進行度に応じた治療を行うことが必要です。薬剤やインスリン注射の適応、検査頻度は進行度によって大きく異なります。また、患者さまの身体の状態や生活環境によっては、ご自身で服薬やインスリン注射の管理をしっかりと行うことが難しいケースがあります。運動療法や栄養指導にしっかり取り組むことが難しい患者さまも多いため、患者さまのケアをサポートするご家族などが治療を継続する上で重要な要素となります。当院ではこれらの条件を複合的に考慮した上で、患者さまに合った治療プランの設計を行っています。
なお、当院では院内で診療を行うほか、通院が困難な患者さまには訪問診療を行っています。
内科
院内での診療ではとらえにくい生活環境まで把握できる訪問診療
当院は在宅療養支援診療所として訪問診療にも率先的に取り組んでいます。
ご自宅にお伺いして診療を行うことで、患者さまの生活環境を十分に考慮した治療を行いやすくなります。糖尿病の治療中の方に認知症が認められるなど、ご年配の方は複数の持病を抱えているケースも少なくありません。そのような患者さまの場合、通院で糖尿病の診療を行うだけでは十分なケアを行うことが困難なため、ご家庭の中における患者さまの状況を把握して治療プランを考えることが肝要です。
検査機器の導入
生活習慣病の検査は、どのように行うのでしょうか?
血圧と脈波を測定して血管の硬さや詰まり具合をチェックします。
高血圧症や脂質異常症などの生活習慣病が進行すると動脈硬化や血管の狭窄が起こります。かつては血管のコンディションを測定することができる検査機器がなく、脂質異常症と診断された場合には予防的に投薬治療が行われていましたが、現在では検査機器の発達により動脈硬化や血管の狭窄の状態をとらえることが可能となっています。当院では頸部や足首の血管の血圧と脈波を測定して血管の硬さや詰まり具合をチェックし、異常が見られる場合には投薬治療を行っています。
また、当院では必要に応じて心電図検査や体脂肪、筋肉量を測定する体組成分析、糖尿病による末梢神経障がいの有無を調べる末梢神経伝導検査などを行うことも可能です。
バセドウ病
バセドウ病はどのような病気なのでしょうか?
バセドウ病は甲状腺ホルモンの過剰分泌によって引き起こされる自己免疫疾患です。
バセドウ病になると甲状腺が腫れて首に膨らみが見られるほか、眼球の突出や甲状腺中毒症などの症状が見られるようになります。動悸や息切れ、頻脈、体重の減少、手の震えは甲状腺中毒症の症状です。
当院ではこのバセドウ病の治療を行っています。バセドウ病が疑われる場合には甲状腺ホルモンの血液検査やエコー検査を行っています。症状が軽度の場合には薬物治療を継続しながら定期的に血液検査を行って経過を観察します。甲状腺の疾患は年齢を重ねられてから不整脈や骨粗しょう症を引き起こすリスクを高めてしまうため、しっかりと治療に取り組むことが大切です。疲労を感じやすくなった場合にはバセドウ病である可能性がありますので、心当たりのある方は当院までご相談いただきたいと思います。
橋本病
橋本病では、どのような症状が出るのでしょうか?
甲状腺の腫れ、むくみ、皮膚の乾燥、脈が遅くなるなどの症状が生じます。
橋本病は女性に多く、甲状腺にリンパ球による慢性の炎症が起きている病気です。バセドウ病が甲状腺に対する自己抗体による機能異常に疾患概念があるのに対して、橋本病は甲状腺の病理(リンパ球による甲状腺の慢性炎症)に疾患概念があり、甲状腺機能が落ちる疾患の代表ではありますが、必ずしも甲状腺機能低下症を来すわけではありません。橋本病の症状には甲状腺が腫れる、むくむ(粘液水腫と言われる)、皮膚が乾燥する、寒さに弱くなる、脈が遅くなる、無気力になるなどがあります。治療は内服薬を用いますが、甲状腺ホルモンそのものが薬になっています。急に大量に服用すると心臓に負担がかかることがあるため、ご年配の方、心臓に病気のある方、機能低下が著しい方には少量から服用を始め徐々に増量していきます。
訪問診療
ご家族とも緊密にコミュニケーションを重ねて患者さまに合った医療を提供しています
当院の訪問診療では週に1回程、内科と併せて認知症を中心とした精神科の診療を行っています。入所施設などで生活されているご年配の場合、精神科による治療やケアが必要な方も少なくありません。認知症のほか、統合失調症や妄想性障がいなどの精神疾患が見られるケースもしばしば見受けられます。ご年配の方の精神疾患は患者さまのご家族だけで悩んでしまうことも多く見られるため、医師の立場からそのような問題に対応することが強く求められます。
患者さまご本人はもちろん、ご家族や患者さまのケアに携わる方とも緊密にコミュニケーションを重ねながら患者さま一人ひとりに合った治療を行っています。患者さまのご家族からのご相談にも当院が親身に耳を傾けてまいりますので、どのようなことでも気兼ねなくお伝えいただきたいと思います。
亀岡内科の基本情報
診療科目 | 糖尿病内科 内科 | |||||||||||||||||||||||||||
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住所 |
大阪府枚方市西禁野2丁目2-15
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アクセス |
駐車場:有り(3台) |
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診療時間・休診日 |
休診日 日曜・祝日 土曜診療
※ワクチンの接種については事前にお電話にて予約お願いいたします。 |
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電話番号 |
072-848-8866 |
特徴・設備
特徴 |
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設備 |
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駐車場 |
駐車場:有り(3台) |
専門医 |
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対応可能な症状・疾患など
症状・疾患 |
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治療 |
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関連リンク
掲載している情報についてのご注意
医療機関の情報(所在地、診療時間等)が変更になっている場合があります。事前に電話連絡等を行ってから受診されることをおすすめいたします。情報について誤りがある場合は以下のリンクからご連絡をお願いいたします。
掲載内容の誤り・閉院情報を報告EPARKスタッフが見た
おすすめポイント
ポイント1
糖尿病をはじめとした生活習慣病に力を入れた診療
患者さま一人ひとりの生活リズムなど、バックグラウンドにも細やかに配慮。できるだけストレスをかけずに続けやすい生活改善策や治療を提案しています。
ポイント2
厳しい指導は控え、前向きに治療できるよう支援
厳しい食事制限などによって認知症の発症リスクが高まる可能性も視野に入れ、患者さまが無理なく病気と付き合えるようサポートしています。
ポイント3
通院が難しい場合は、訪問診療にも対応
一人で通院するのが困難な患者さまに対しては、訪問診療に応じています。付き添いなど、ご家族の負担もより軽減できるかと思います。