肛門外科

デリケートな場所をやさしくていねいに診療。日帰り手術も行っています
当院は、肛門や胃腸などの病気を中心に診療しています。診察の際にはていねいな対応を心がけており、特に痔など肛門の病気を診療する際には、細心の注意を払っています。
まず、診察室のベッドまわりのカーテンを閉め、お身体にはブランケットをかけて、周囲から見えないようにします。そして患部を診察する時には、やさしくそっとていねいに行っています。当院は女性医師も在籍しているため、ご希望の方は女性医師による診察も可能です。
治療方法は患者さまの状態に合わせて選択していきます。痔の場合、症状が軽い方には内服薬や軟膏を処方し、症状が進んだ方には、日帰り、または入院での手術を行います。必要に応じて内痔核硬化療法剤注射による日帰り手術も可能です。術後の通院による経過観察もしっかりとサポートいたします。恥ずかしいという気持ちがあるとは思いますが、つらい症状を抱え込んでしまわずにお早めに受診いただければと思います。
いぼ痔(痔核)
いぼ痔に対してはどのような治療方法がありますか?
症状によって治療方法が変わりますが、経度の場合はお薬で治療を行います。
痔には、大きく分けていぼ痔(痔核)、切れ痔(裂肛)、痔ろうの3つのタイプがあります。
中でも、いぼ痔でお悩みの患者さまは多く見られます。いぼ痔は、直腸内にできる内痔核と、肛門部分にできる外痔核に分けられます。発症の原因としては便秘、下痢、排便時のいきみなどがあります。症状としては排便時に血が出る、違和感がある、脱肛するなどがあります。
治療方法は、病状によって異なります。状態によって4段階に分類されており、軽度であればお薬での治療が可能です。当院では、ジオン注射や痔核結紮術(じかくけっさつじゅつ)という手術にも対応しています。
切れ痔(裂肛)・痔ろう・排便相談
そのほか、どのような肛門外科疾患に対応していますか?
切れ痔や痔ろう、排便相談など、幅広く対応しています。
切れ痔(裂肛)は、硬い便や激しい下痢などによって、肛門周囲の皮膚が切れて傷となった状態です。切れただけであれば傷を治療すればよいのですが、慢性になってしまうと潰瘍状となり手術が必要なこともあります。
痔ろうは肛門周囲の皮膚に、肛門内部とつながる穴が空いてしまう病気です。穴痔と呼ばれることもあります。何らかの原因で肛門や直腸に細菌が入って膿がたまると、肛門周囲の皮膚を破ってしまうことがあり、激しい痛みや発熱をともなうことがあります。治療では、手術によって膿を取り除き、穴をふさぐ必要があります。
また、当院では排便の相談も行っています。水分不足・食生活の乱れ・睡眠不足・ストレス・何らかの病気など、排便の異常にはさまざまな原因が考えられます。問診や検査で患者さまの健康状態を把握し、日常生活の指導などを行い、病気の予防に取り組んでいます。
便秘
どのような時に便秘の症状が疑われますか?
「便がなかなか出ない」「出るがスッキリしない」などの症状がある場合は、便秘の可能性があります。
便秘の原因は「水分の不足」「偏った食生活」などさまざまですが、基本的には普段の生活環境が関係しているケースが多くあります。当院では、腹部レントゲンや直腸診、大腸内視鏡検査など幅広い検査に対応しておりますので、便秘の心配があるという方は、一度気兼ねなくご相談ください。患者さまの状態や希望に応じて検査を行います。
ピロリ菌の治療
ピロリ菌に感染している場合、除菌が必要になりますか?
ピロリ菌に感染した状態を放置すると胃がんなどにかかるリスクがあり、自然に消えることもないため、除菌が必要です。
ピロリ菌とは、胃の中に棲息する細菌の一種です。感染した状態が続くことで慢性胃炎が進行し、胃・十二指腸潰瘍や胃がんなど、さまざまな病気に発展する可能性があります。一度感染したピロリ菌は自然に消えることはないため、除菌治療が必要です。
除菌の際は、抗菌薬および胃酸分泌を抑制する薬を合計で3剤、7日にわたって1日に2回服用していただきます。「空腹時に痛みがある」「食欲がない」「食後に腹痛がする」などの症状はピロリ菌感染のサインの可能性があるため、心当たりのある方は一度ご相談ください。
胃腸内科

内視鏡検査により胃がん・大腸がんの早期発見につとめています
胃腸内科では、がんなどの大きな病気を見落とさないことを重視して診療しています。
そのために、まずは診察の際に患者さまのお話をしっかりと伺うことが重要です。健診で便潜血があった、お腹の張りを感じる、便が出ない・細い・緩い、といった症状について確認し、また、夜中に食事を摂っていないかどうかなど、どのような食生活をしているかもお聞きしています。こうした情報が診断において重要な役割を果たしています。
検査は、内視鏡検査が主となります。胃・大腸どちらも対応しており、がんの早期発見につとめています。大腸ポリープも当日の切除が可能です。そのほか、内視鏡検査では逆流性食道炎や潰瘍性大腸炎などの病気の診断も可能です。検査後は、病気に合わせた治療をすみやかに進めるとともに、消化によい食事の指導なども行っています。
また、当院はNTT東日本関東病院と連携しており、杉並区の胃がん検診(※)にも対応しています。
(※)は、お住まいの市区町村によっては補助制度を利用できます。料金表をご確認ください。
内視鏡検査
内視鏡検査を受けたいのですが、苦しそうで不安です。
鎮痛剤・鎮静剤を用いるなど、負担軽減のためにさまざまな工夫をしています。
当院では胃と大腸の内視鏡検査を両方行っております。胃内視鏡検査は、胃がんや食道がん、潰瘍、炎症、腫瘍、ポリープなどの診断が可能です。小さなカメラを搭載しているチューブを口から入れて、カメラの映像をモニターに映し体内を診ていきます。その際にもし異常があれば、組織検査のため病変の一部を取って、さらに詳細な検査を行います。
大腸内視鏡検査は、肛門からカメラを入れていきます。こちらも大腸内のがんやポリープ、潰瘍などを見つけることができます。さらに病変の一部を取るだけでなく、ポリープの切除手術も可能です。
どちらの検査も、患者さまの苦痛を減らせるように、技術を磨くことはもちろん、できるだけ新しい機器を導入して行うようにしております。また、鎮痛剤・鎮静剤の使用にも対応しています。気兼ねなく検査を受けていただき、病気の早期発見・早期治療にお役立てください。
逆流性食道炎
逆流性食道炎にはどのような症状がありますか?
胸焼けや胃酸が上がってくる感じがするなどの症状があります。
逆流性食道炎は、胃酸が食道に逆流してくる病気です。胸焼け、むかつき、胃酸が上がってくる感じ(呑酸)がするといった症状を招きます。原因としては、加齢・暴飲暴食・食べてすぐ横になる・胃酸の量が多いなどが考えられます。
治療は内服薬の服用がメインになります。1ヶ月ほど内服していただくことで快方を目指します。また、生活面の注意としましては、食べてすぐ横にならない、寝る2時間前までに食事を済ませておく、アルコールなど刺激物を控えるといったことがあります。生活面でのアドバイスもいたしますので、なんでもお尋ねください。
外科

痔のさまざまな症状に対応する手術が可能です
外科では、さまざまな痔の症状に対応する手術をメインとし、胃の手術、怪我の治療・縫合なども行っています。
手術が決まった場合は、患者さまのお話をよく聞き、患者さまがのぞむ方向でより良い手術法を提案させていただきます。血栓性外痔核は、血豆状になっている痔核の手術が、痔ろうは排膿のための手術が必要です。
手術に際しては入院が必要な場合もあります。当院は入院設備もご用意しておりますので、基本的に別の病院に移ることなく治療を続けられます。手術日が決定しましたら、看護師が入院の段取りを説明させていただきます。
治療
院内に入院設備もあるのでしょうか?
はい。入院設備があり、各種手術にも対応可能です。
当院では、入院施設を設け、さまざまな手術に対応しております。いぼ痔ではジオン注射・痔核結紮術(じかくけっさつじゅつ)、切れ痔では、側方内括約筋切開術・皮膚弁移動術、痔ろうでは、瘻管切開開放術・くり抜き法(括約筋温存術)などを行うことができます。術後の通院を要しますが、内痔核硬化療法剤注射など日帰りで行える手術もあります。
そのほか、大腸内視鏡ではポリープ切除を行うことができます。大腸ポリープは放置しておくと大腸がんに発展する可能性があるため、ポリープの段階で切除することが大切です。
いずれの手術でも、患者さまの状態に応じ、より良い手術を選択・提示させていただきます。
内科

生活習慣の指導により健康をサポートします
内科では、糖尿病・高血圧症・痛風といった生活習慣病の治療に力を入れています。治療方法としては、内服治療と生活習慣の指導となります。
生活習慣病は名前の通り生活習慣から来るものですので、習慣を変えるだけで緩和が見込めます。食生活に関しては、普段食べているものの確認や、状態に合った食べ物・献立を指導いたします。また、定期的な運動を始めることも大切です。
糖尿病・高血圧症は、バランスよく、症状にあった食事をしていただくと、1ヶ月ほどで検査数値に変化が出てくることもあります。医師の指導のもと、生活習慣病を見直し、健康な生活を送りましょう。
井の頭通りこう門科胃腸科の基本情報
診療科目 | 肛門外科 胃腸内科 外科 内科 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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診療内容 |
胃がん検診 胃がん検診(胃内視鏡検査) |
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住所 |
東京都杉並区宮前4-26-6地図
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アクセス |
小田急バス「大宮前三丁目」停留所下車 徒歩1分 駐車場:有り(7台) |
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診療時間・休診日 |
休診日 水曜・日曜・祝日 土曜診療
※大腸内視鏡検査:月・木・土曜の12:30-16:00(緊急の場合は、火・金曜でも行います。) |
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電話番号 |
03-5336-8550 |
特徴・設備
特徴 |
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待合室 |
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設備 |
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駐車場 |
駐車場:有り(7台) |
専門医 |
日本大腸肛門病学会認定 大腸肛門病専門医 日本外科学会認定 外科専門医 |
健康診断・検査 |
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対応可能な症状・疾患など
症状・疾患 |
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治療 |
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掲載している情報についてのご注意
医療機関の情報(所在地、診療時間等)が変更になっている場合があります。事前に電話連絡等を行ってから受診されることをおすすめいたします。情報について誤りがある場合は以下のリンクからご連絡をお願いいたします。
掲載内容の誤り・閉院情報を報告EPARKスタッフが見た
おすすめポイント
ポイント1
院長は日本大腸肛門病学会認定 大腸肛門病専門医
「日本大腸肛門病学会認定 大腸肛門病専門医」の資格を持つ医師による診療が受けられます。月・火・木・金の午後は、女性医師が診察にあたっています。
ポイント2
日帰り手術や入院が必要な手術に対応
入院設備を設け、さまざまな手術に対応されています。術後の通院を要しますが、痔の手術は日帰りで可能です。診察から手術、術後まで一貫してフォローしてもらえます。
ポイント3
苦痛に配慮した胃・大腸内視鏡検査
できるだけ新しい機器を導入し、鎮静剤を使用するなど、苦痛の少ない胃・大腸内視鏡検査が受けられます。胃がん・大腸がんの早期発見に力を入れている医院です。