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はいがん肺がん

更新日:2022/08/10 公開日:2019/03/18 view数:9,048

肺がんとは?

肺がんは肺に悪性の腫瘍ができる病気です。
腫瘍は肺の組織をむしばみながら広がっていくため、放置していると命にもかかわります。

現在、日本では2人に1人は「がん」にかかるといわれています。
中でも肺がんは「治りにくいがん」といわれ、罹患率、死亡率とも上位に挙げられます。

最近は肺がんの治療や検査技術の進歩により、早期発見できれば完治できるケースも増えてきました。
しかし、現在の検診受診率は低くせっかくの技術を無駄にしている状況です。
また誰にでもおこりうる身近な病気であることを認識して検査を受けることも重要です。

目次
  1. 肺がんの症状
  2. 肺がんの診療科目・検査方法
  3. 肺がんの原因
  4. 肺がんの予防・治療方法・治療期間
  5. 肺がんの治療経過(合併症・後遺症)
  6. 肺がんになりやすい年齢や性別

肺がんの症状

肺がんになっても初期段階ではほとんどの場合、自覚症状はありません。
症状が出る場合も初期は咳や痰など風邪に似た症状のため肺がんとは気付きにくいといわれています。

肺がんが進行してくると血痰、背中や胸の痛み、息苦しさ、発熱などの症状があらわれてきます。
さらに進行しがんが肺の周囲に及ぶと、声がれ、飲み込みにくさ(嚥下障害)、動悸、不整脈、上半身のむくみ、筋肉の衰え、肩から腕にかけての痛みなどがあらわれます。

また脳や肝臓など肺から遠い臓器に転移すると、頭痛や吐き気、黄疸など、転移した臓器に応じて、さまざまな症状があらわれるようになります。

肺がんの診療科目・検査方法

肺がんは、一般的に早期に発見し、的確な治療をするほど完治できる可能性が高くなります。
自覚症状があらわれて受診した場合、すでに病状が進行しているケースが多いです。
リスクの高い人(喫煙者、受動喫煙者、40歳以上、血縁にがん患者がいる人など)は、定期的に検診を受けることが大切です。

肺がんの低リスク者であっても検診時に胸部X線検査を受けておくのが理想的です。
高リスク者は呼吸器内科で検査を受けるのがベストです。

また、CT検査では肺の鮮明な画像が得られ、小さながんでも発見できるため有用ですが、被ばく線量の問題もあり必要時に適宜おこないます。
内科呼吸器内科呼吸器外科などを受診します。

肺がんの原因

肺がんになる要素の第1位は喫煙です。
タバコの煙の中には発がん物質が数十種類も含まれていることが判明しています。
これらの物質を吸い込むことで細胞が刺激され、遺伝子異常をおこしがんが引きおこされると考えられています。
また、喫煙は本人だけではなくその煙を吸い込んでしまう周囲の人にまで影響を及ぼします。受動喫煙による肺がん死のリスクは1.19倍と考えられています。

ほかにも慢性閉塞性肺疾患(COPD)間質性肺炎などの肺の疾患は肺がんの発症リスクとなる。
アスベストやヒ素、ニッケルなどを含む有害化学物質にさらされるような職業従事者、大気汚染なども原因となるとされています。

ほかには家族に肺がんの患者さんがいる場合も発症の危険性を高める要素です。


肺がんの予防・治療方法・治療期間

肺がんの主な治療法は「手術療法」「放射線療法」「化学療法(抗がん剤治療)」の3種類です。

また、非小細胞肺がん、小細胞肺がんなどがんの種類があり、そういったがんの種類やステージ(進行度)、患者さんの体力、精神状態なども加味して治療方針を決めていきます。

なお、一般的に肺がんの手術後は1週間前後で退院できます。

放射線療法の場合は3~5週間程度の期間治療をおこないます。
化学療法の場合は3~4週間を1コースとし、4~6コースを繰り返しおこないます。

肺がんの治療経過(合併症・後遺症)

平均余命もステージによって異なります。非小細胞肺がんは初期段階では半数近くが5年生存可能です。
新しい手術方法や抗がん剤の開発など肺がんの治療は日々進化し、生存率は上がってきています。
がんでは再発がおこることも大きな課題であり、肺がんの場合はほとんど5年以内に再発するといわれています。
そのため、治療後もバランスのよい食生活、適度な運動、十分な睡眠時間を確保し、規則正しい生活を継続する必要があります。

また1日でも早く禁煙に取り組むことが大切です。
禁煙後、5~10年すれば発がんリスクは下がるといわれています。肺がんに限らず多くのがんの予防が期待できます。

肺がんになりやすい年齢や性別

2014年の肺がんの罹患者数は、男性7万6,879人、女性は3万5,739人です。

男女とも40歳後半になると、急激に発症率や死亡率が上昇します。
そのため、中高年男性は特に注意が必要です。
また、2017年の男女合わせた部位別がん死亡者数は全がんの中で肺がんが一番多いと報告されています。

執筆・監修ドクター

荒牧 竜太郎
荒牧 竜太郎 医師 荒牧内科 院長 担当科目 内科/呼吸器内科

経歴1998年 埼玉医科大学 卒業
1998年 福岡大学病院 臨床研修
2000年 福岡大学病院 呼吸器科入局
2012年 荒牧内科開業

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