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ふくじ副耳

更新日:2022/11/15 公開日:2019/12/27 view数:21,390

副耳(ふくじ)は耳の近くや頬などにイボができることです。胎内での耳介の形成過程におこる先天異常です

副耳の成り立ちは耳の形成過程と変わらず、イボができること以外は特に症状はなく、そのままにしていても問題ありません

それでも美容的な観点で気になる場合や、垢が根元にたまってしまう、あるいは気になって触ることで不潔になり炎症をおこすこともあります。そうした場合は取り除くことも可能です。

イボの内部に軟骨が含まれている場合は手術により切除します。
軟骨が含まれていないのであればナイロン製、あるいは絹製の糸でイボの根本を縛ることで自然に脱落させる結紮術(けっさつじゅつ)によって取ることも可能です。

イボは首(頚部)にできることもあり、この場合は頚耳(けいじ)と呼ばれています。

目次
  1. 副耳の症状
  2. 副耳の診療科目・検査方法
  3. 副耳の原因
  4. 副耳の予防・治療方法・治療期間
  5. 副耳の治療経過(合併症・後遺症)
  6. 副耳になりやすい年齢や性別

副耳の症状

耳の近くや頬、頚部などに先天的にできたイボが副耳です
胎内で耳を形成する過程で生じるもののため、耳介の変形など耳そのものにも変形がある場合も多くあります。

特に痛みなどの症状はありません。

副耳があることで見た目が気になったり、気になるために何度も副耳に触れることで不潔になったりして炎症をおこすことなどが考えられます。

内部に軟骨があったり、複数あったりする場合もあります。また、突起ではなく凹んでいる場合など、形状はさまざまです。

首にできるものは頚耳と呼ばれています。

副耳の診療科目・検査方法

視診、触診、レントゲンによる画像診断、血液検査をおこないます。検査の結果、副耳であっても必ずしも治療が必要ということではありません。治療したい場合は形成外科を受診しましょう。

副耳の原因

胎内で耳介が形成される際にできる形成異常の一つです。耳は複雑な過程を経て胎内で形成されるため形態異常があらわれやすい部位です。

副耳の予防・治療方法・治療期間

副耳に軟骨が含まれていない場合は糸でイボの根本を縛る「結紮術」(けっさつじゅつ)をおこないます。縛ることによってイボの血流がなくなり壊死します。その後、10日~2週間程度で自然に脱落します。

軟骨を含む場合、結紮術をおこなうと、根元が残るため切除術により取り除き、切除跡を縫合します。

手術の場合、幼児では全身麻酔でおこないます。手術後の消毒は炎症などによって傷跡が目立つようになることを防ぐためにも重要です

副耳の治療経過(合併症・後遺症)

目立たない程度の傷跡が残ります。傷口からの感染症に注意すれば手術後の経過は良好です。

副耳になりやすい年齢や性別

発生頻度は新生児の0.4~0.5%です。先天的におこり、生まれてからおこることはありません。男児に若干多い傾向があります。

執筆・監修ドクター

矢崎 裕久
矢崎 裕久 医師 矢崎耳鼻咽喉科医院 院長 担当科目 耳鼻いんこう科

経歴1988年 聖マリアンナ医科大学 卒業 同耳鼻咽喉科入局
1998年 山梨医科大学 耳鼻咽喉科 入局
2005年 矢崎耳鼻咽喉科 入職

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