ぼうこうがん膀胱がん
膀胱がんの症状
自覚症状の無い無症候性肉眼的血尿や健診で指摘されるような顕微鏡的血尿、頻尿・排尿時痛・残尿感を伴う膀胱刺激症状をみとめることが多いです。
特に無症候性肉眼的血尿は膀胱がんでは最も多い症状であり、注意が必要です。
膀胱がんの診療科目・検査方法
膀胱がんの原因
リスク因子としては、喫煙が最も重要な因子であり、非喫煙者に比べて2~4倍のリスクが指摘されます。
ほかには職業性発癌物質(化学染料など)と関連のある職歴、膀胱内の慢性炎症、特定の抗がん剤(シクロフォスファマイド)や放射線治療による二次発癌の可能性が挙げられます。
膀胱がんの予防・治療方法・治療期間
膀胱がんは表在性と浸潤性の2つに分類され、表在性は膀胱粘膜で、浸潤性は膀胱壁筋層よりも深い部分まで浸潤しているがんです。
表在性は内視鏡での切除が可能であるが、膀胱内再発の可能性があるため、BCG(ウシ型結核菌)や抗がん剤を膀胱内に注入する治療を追加することがあります。
浸潤性は進行が早いため、転移がなければ膀胱を全摘する必要があります。その多くは腸を使った尿路変更(人工肛門の尿のタイプ)が必要になります。
膀胱がんの治療経過(合併症・後遺症)
臨床病期によっては治療可能です。転移や再発することがあります。
膀胱がんになりやすい年齢や性別
日本での2008年における膀胱がんの年齢調整罹患率は10万人あたり、年7.2人です。
男女別にみると男性が女性に比べて約4倍高頻度に発生します。
年齢分布としては、比較的高年齢層に発症することが知られています。
参考・出典サイト
執筆・監修ドクター
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