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ぼうこうがん膀胱がん

更新日:2022/08/10 公開日:2019/02/13 view数:6,980

膀胱がんとは?

膀胱(ぼうこう)がんは、尿をためるための臓器である膀胱にできるがんです。
がんは初期では膀胱の粘膜にできます。また痛みを伴わずに血尿がおこるのも特徴です。進行していくと頻尿や下腹部に痛みが出現します。がんができることで膀胱炎などになる場合もあります。また膀胱がんが広がることで尿管口をふさぐと水腎症になり背中に鈍い痛みを感じるようになります。

がんが膀胱の筋層まで深くなると転移する可能性があります。リンパ節や肺、骨などに転移しやすく、膀胱がんの進行状態を示すステージによって治療法が異なります。


目次
  1. 膀胱がんの症状
  2. 膀胱がんの診療科目・検査方法
  3. 膀胱がんの原因
  4. 膀胱がんの予防・治療方法・治療期間
  5. 膀胱がんの治療経過(合併症・後遺症)
  6. 膀胱がんになりやすい年齢や性別

膀胱がんの症状

自覚症状の無い無症候性肉眼的血尿や健診で指摘されるような顕微鏡的血尿、頻尿・排尿時痛・残尿感を伴う膀胱刺激症状をみとめることが多いです。

特に無症候性肉眼的血尿は膀胱がんでは最も多い症状であり、注意が必要です。

膀胱がんの診療科目・検査方法

頻尿や排尿時痛などの膀胱炎症状で見つかることもありますが、最も多いのは痛みなどの自覚症状を伴わない無症候性肉眼的血尿で発見されます。そのため、泌尿器科で診療を行います。

尿検査は必須です。必要に応じて尿を溜めた状態での膀胱の超音波、尿中の悪性腫瘍を確認する顕微鏡検査(尿細胞診という)、膀胱を直接観察するために膀胱鏡を行います。

膀胱に腫瘍が発見されると、多くは悪性腫瘍(膀胱癌)であるため、CTやMRIなどの画像診断で、進行具合を確認して病期を決定します。

膀胱がんの原因

リスク因子としては、喫煙が最も重要な因子であり、非喫煙者に比べて2~4倍のリスクが指摘されます。

ほかには職業性発癌物質(化学染料など)と関連のある職歴、膀胱内の慢性炎症、特定の抗がん剤(シクロフォスファマイド)や放射線治療による二次発癌の可能性が挙げられます。

膀胱がんの予防・治療方法・治療期間

膀胱がんは表在性と浸潤性の2つに分類され、表在性は膀胱粘膜で、浸潤性は膀胱壁筋層よりも深い部分まで浸潤しているがんです。

表在性は内視鏡での切除が可能であるが、膀胱内再発の可能性があるため、BCG(ウシ型結核菌)や抗がん剤を膀胱内に注入する治療を追加することがあります。

浸潤性は進行が早いため、転移がなければ膀胱を全摘する必要があります。その多くは腸を使った尿路変更(人工肛門の尿のタイプ)が必要になります。

膀胱がんの治療経過(合併症・後遺症)

臨床病期によっては治療可能です。転移や再発することがあります。

 

膀胱がんになりやすい年齢や性別

日本での2008年における膀胱がんの年齢調整罹患率は10万人あたり、年7.2人です。

男女別にみると男性が女性に比べて約4倍高頻度に発生します。

年齢分布としては、比較的高年齢層に発症することが知られています。

執筆・監修ドクター

古平 喜一郎
古平 喜一郎 医師 こだいら泌尿器科 院長 担当科目 泌尿器科

経歴1997年 昭和大学医学部卒

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