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だっこう脱肛

更新日:2022/08/16 公開日:2019/01/30 view数:22,415

脱肛とは?

脱肛(だっこう)は、排便時などでお尻に力をいれることで肛門から腸の粘膜が飛び出す症状のことです。内痔核とよばれる肛門の内部にできたいぼ痔などが力を入れることで脱出することが多くあります。これが脱肛と呼ばれる状態です。

肛門(粘膜)脱とよばれることもあります。また脱出した状態が戻らず脱出した場所の血流が悪化してうっ血し血栓ができる「陥頓痔核(かんとんじかく)」とよばれる状態になると、激しく痛みます。

目次
  1. 脱肛の症状
  2. 脱肛の診療科目・検査方法
  3. 脱肛の原因
  4. 脱肛の予防・治療方法・治療期間
  5. 脱肛の治療経過(合併症・後遺症)
  6. 脱肛になりやすい年齢や性別
  7. 編集部脚注

脱肛の症状

脱出、出血、痛み、腫れ、かゆみ、粘液の付着などがあります。

脱肛の診療科目・検査方法

症状がある場合は肛門外科もしくは消化器外科を受診する必要があります。

脱出したまま腫れて痛みが強くなった場合(嵌頓痔核(かんとんじかく))は、早めの受診が必要です。

肛門鏡による検査をおこないます。

脱肛の原因

内痔核(ないじかく)が脱出するものと粘膜脱によるものがあります。

排便習慣(いきみや長時間の排便)が主な原因とされています。

脱肛の予防・治療方法・治療期間

軽症では薬物治療(軟膏や坐薬などの外用薬や内服薬)も行われるが、妊娠・出産期など、一時的に悪化したものを除いて根治することは困難です。

根治するには原則手術が必要です。また、薬物治療による脱出の消失は困難です。

外科治療の場合、手術法によって治療期間は異なりますが、1ヵ月程度で治癒するものが多いです。

脱肛の治療経過(合併症・後遺症)

根治手術をすることで治療可能です。自然治癒することはありません。

脱肛になりやすい年齢や性別

発症率は4~55%とされています。

男女に差はなく、45~65歳に多い傾向にあります。とくに女性は妊娠、出産の時期に発症することが多いです。

編集部脚注

※1 内痔核 (ないじかく)

内痔核は、「いぼ痔のうち、肛門より内側にできるもの」を指します。

いぼ痔を正式名称で「痔核」と呼びます。
痔核の中で、肛門内部に発生したものが内痔核です。
一方、肛門の外側にできる痔核は、外痔核といいます。

※2 粘膜脱

粘膜脱は、「排便のとき、直腸粘膜の一部が肛門の外まで出てくる状態」です。
残便感など、不快感の原因になります。

執筆・監修ドクター

藤解 邦生
藤解 邦生 医師 とうげ外科胃腸科 院長 担当科目 外科/肛門外科/胃腸内科/内科/消化器内科/整形外科/麻酔科

経歴2003年 福岡大学医学部卒業
     広島大学医学部第一外科
2004年 牧港中央病院心臓血管外科
2006年 マツダ病院外科
2009年 JA広島総合病院外科
2012年 東葛辻仲病院大腸肛門外科
2016年 東葛辻仲病院、新宿外科クリニック非常勤
2017年 とうげ外科胃腸科医院 副院長

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