この記事の監修・執筆者
岡村クリニック 院長 岡村長門 先生
院長岡村長門先生の写真

1996年 埼玉医科大学卒業
1997年 埼玉医科大学第一外科入(一般外科、呼吸器外科、心臓血管外科)終了
1999年 戸田中央総合病院心臓血管外科医として就職
2000年 埼玉医科大学心臓血管外科就職
2006年-2012年3月 公立昭和病院心臓血管外科就職
2012年4月 岡村医院、医師として勤務
2012年7月 岡村クリニック開院

目次

風疹ワクチンの効果について

風疹 予防接種

風疹の感染を予防する

風疹ワクチンは、1回の接種で95~99%の免疫ができると言われており、2回接種することでより高い予防効果を得られます。

特に妊婦の感染は危険とされていますが、妊娠する2ヵ月前までに予防接種を受けることで、妊娠中に風疹にかかるリスクを回避できます。

抗体が出来るまでの期間は?

風疹ワクチンは、接種してから抗体ができるまで2週間以上かかるとされているので、早めに受ける必要があります。

重症化・合併症を防ぐ

大人の風疹は重症化する傾向がありますが、予防接種によって免疫ができているので、万が一感染しても軽傷で済みます。

また、風疹によって引き起こされる合併症も、風疹ワクチンを受けることで自然と予防できます。

4.感染者を増やさずに済む

多くの人が予防接種を受けることで、他の人にうつしてしまうことが少なくなります。

風疹ワクチンの副反応

注意

薬の副作用と同じことがワクチンによって起こる場合、副作用ではなく『副反応』と呼びますが意味は同じです

風疹ワクチンは副反応が少なく安全だと言われていますが、まれに次のように重大な副反応が起こることがあります。

・ショック(アナフィラキシー症状等)
・全身じんましん
・急性血小板減少性紫斑病(100万人接種あたり1~3人程度)
・発疹
・紅斑
・発熱(子どもに多い)
・リンパ節の腫れ
・関節痛(大人の女性によくみられる)

ほとんどは数日から一週間で治癒しますが、症状が続くようであれば病院を受診しましょう。

子どもの風疹ワクチンについて

体温計と赤ちゃん

子どもの風疹は定期接種(国から推奨されていて無料で受けられるワクチン)の対象で、麻疹(はしか)の予防接種と混合した『麻疹風疹混合ワクチン』が用いられます。

2006年から2回接種制度が導入され、下記のスケジュール通りの接種が推奨されています。

・第1期:生後12ヵ月から生後24ヵ月までの1歳児
・第2期:5歳以上7歳未満で、小学校入学前1年間の幼児

接種の記録は保管しておいて!

麻疹風疹混合ワクチンの接種記録は、将来ウイルスの免疫があるかどうかを確認する際に必要になります。

たとえば海外旅行などで、渡航先によっては聞かれることがあるかもしれません。

摂取記録は大切に保管しておきましょう。

大人の風疹ワクチン接種について

大人の風疹ワクチンは自費となります。

風疹だけだとおおよそ4,000~6,000円ほど、麻疹のワクチンも混合する場合は1万円前後です。

女性はワクチンを受ける際にいくつか注意点があるので、説明していきます。

妊娠中にワクチンを接種しても良い?

妊婦さん

妊娠中の風疹ワクチン接種により胎児に障害が出たという報告はありませんが、安全のために妊娠していない時期の接種が推奨されています。

生理中やその直後がより確実でしょう。

ワクチン接種後、避妊が必要な期間は?

避妊期間

また、風疹の抗体がつくられるまで2週間以上かかると言われているので、ワクチン接種後2ヵ月間は避妊することが望ましいです。

授乳中にワクチンを接種しても良い?

新生児

風疹ワクチンは母乳に影響をもたらしますが、それを飲む乳児は無症状だったという報告があり、授乳中の接種は特に問題ないとされています。

ただ安全面を考慮すると、出産後体力が完全に回復すると言われている3ヵ月目以降の接種が望ましいでしょう。

それ以前にワクチンを接種する場合、健康状態については産婦人科で相談することをおすすめします。

そもそも風疹って?どんな症状が出るの?

風疹の特徴

かゆい

風疹は、風疹ウイルスによっておこる急性の発疹性感染症です。

2~3週間の潜伏期間を経て、発疹・発熱・リンパ節の腫れなどの症状がみられます。

感染者のうち15~30%程度は、特に症状がみられないまま治る『不健全感染(ふけんぜんかんせん)』になる場合もあります。

ほとんどの方は一度風疹にかかると免疫ができ、二度はかかりません

感染経路について

風疹は、次のような経路で広がります。

・飛沫感染:ウイルスを含むくしゃみやせきを吸い込む
・接触感染:手指から口へとウイルスが侵入

風疹の症状

風疹 症状

子どもの風疹症状

子供は3~4日ほどで回復し、症状も比較的軽い傾向があります。

ただし、まれに合併症として『脳炎』や『血小板減少性紫斑病』などを引き起こすこともあるので、軽視はできません。

大人の風疹症状

大人は子どもと比べて回復までの期間が長く、発熱・発疹・リンパ節の腫れに加えて関節痛が起こることもあります。

妊婦の風疹は危険

妊娠初期(12~20週頃まで)の妊婦が風疹にかかると胎児に感染が及び、『先天性風疹症候群』を引き起こす可能性があります

そうなると、胎児は次のような障害を持って生まれてくることになります。

・難聴
・心疾患
・白内障
・精神や体の発達の遅れ

まとめ

風疹ワクチンは、子供から大人まで男女問わず接種が勧められています。

特に妊婦の感染は胎児に影響が及ぶリスクがあり、非常に危険です。

免疫のない大人の方は早めにワクチンを接種し、お子さんは指定されたスケジュール通りに定期接種を受けましょう。

風疹ワクチンの働きと副作用を解説!大人の費用は?授乳中は受けられる?
ベビママほっと。
2020-12-21T18:53:28+00:00
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