この記事の監修・執筆者
小田原銀座クリニック 長谷川佳子 先生
長谷川佳子先生の写真

2002年 福井県立藤島高等学校卒業
2002年 北里大学医学部医学科入学
2012年 北里大学医学部医学科卒業
2012年 横浜市立大学附属病院 初期臨床研修医
2013年 横浜市立大学 市民総合医療センター 初期臨床研修医
2014年 横浜市立大学附属病院 形成外科 入職
2015年 藤沢湘南台病院 入職
2016年小田原銀座クリニック 美容皮膚科

形成外科、美容皮膚科、皮膚科、外科など様々な分野を担当。
小田原銀座クリニックでは、患者さんが気楽に相談でき、しっかりと満足いく診療メニューを提案する。学会、大学病院、研究施設などへの積極的なアプローチ発表など常に最善の手を尽くすべく研究を行うことが最大の特長。
女性目線で、きめ細やかなケアと笑顔で診療することを心がける。
執筆を通し、様々な経験に基づいた根拠ある情報の提供を行う。

目次

水疱瘡を防ぐには予防接種が有効!

水疱瘡は予防接種でしか防げないの?

水疱瘡は、ヘルペスウイルスの一種である『帯状疱疹(たいじょうほうしん)ウイルス』による感染症です。帯状疱疹ウイルスは感染力がとても強く、次のいずれかの方法で感染を起こします。

・空気感染:空気中に漂う、“ウイルスを含んだしぶきが乾燥して小さくなったもの”を吸い込むことで感染
・飛沫感染:咳やくしゃみで飛び散ったしぶきに含まれるウイルスを吸い込んで感染
・接触感染:手についたウイルスが口や鼻から体内に入ることで感染

水疱瘡は様々な方法で感染するため、自己判断による対策だけでは予防が難しく、予防接種を受けることが推奨されています。

水疱瘡の予防接種は効果抜群!

予防接種を受けることで、水疱瘡に感染する確率を下げることができます。予防接種を打つことで、家庭内に水疱瘡の感染者がいた場合でも感染しなかったというデータや、感染はしたが軽傷であったという結果も出ています。水疱瘡の予防接種は安全性も有効性も高いので、感染を防ぐためにもできれば受けたほうがよいでしょう。

・予防接種は2回受けるとさらに効果的

予防接種は1回受けただけで十分な予防効果があり、感染を防げたり発症しても軽症で済んだりという事実が確認されています。しかし、予防接種の後に発症した場合、周囲の人に感染させてしまう可能性があります。そのため、より強い免疫を獲得する目的で2回目の予防接種を打つとさらに効果的です。

・妊娠中の女性が水疱瘡にかかると危険

妊娠中の女性が水疱瘡にかかると、胎児に障害を引き起こしたり、命にかかわる合併症がおきたりする可能性があり危険です。そのため妊娠を希望する女性は、積極的に水疱瘡の予防接種を受けましょう。

妊娠してからだと、胎児への影響があるため予防接種を受けることができません。また、予防接種を受ける1か月前~予防接種後2か月の間は避妊が必要になるため注意が必要です。

予防接種の持続期間!効果はいつからいつまで?

予防接種は受けてから約2週間で効果が表れ、接種後11年間にわたり効果が持続しているという報告がされています。とはいえいつまで水疱瘡の予防効果が続くか、はっきりとしたことはわかっていません。

すでに水疱瘡に感染している場合でも予防接種を受けると、感染者との接触が3日以内であれば約80%の確率で発症が阻止されるといわれています。

予防接種を受ける上での注意点

予防接種は生ワクチン (生きた病原菌の毒性を弱めた製剤)であるため、接種後2~3週間は体調に気をつけて過ごしましょう。

予防接種の費用はどのくらいかかる?

・定期接種は費用がかからない!

水疱瘡の予防接種は、2014年10月から『定期接種』の扱いとなっています。定期接種とは国が接種を勧めているワクチンのことで、対象年齢であれば基本的には無料となります。

・任意接種は自費なので注意

ただし大人を含め定期接種対象外の年齢は、『任意接種』の扱いとなるため注意が必要です。

任意接種の年齢は、3歳以上です。ただし、平成26年度に限り(平成26年10月1日から平成27年3月31日まで)、生後36月に至った日の翌日から生後60月に至までの間にある方(3歳の誕生日当日から5歳の誕生日の前日までの方)は定期接種の対象です。

この場合は自費で6000~10000円程度かかりますが、正確な費用に関しては病院によって差があるので、事前に問い合わせて確認すると良いでしょう。

定期接種は、生後12月から生後36月に至までの間にある人(1歳の誕生日の前日から3歳の誕生日の前日までの方)が対象です。

子どもの予防接種について詳しく知りたい!

生後12か月から36か月未満の子どもは、予防接種を受けることができます。保育園や幼稚園に入る予定があれば、生後12か月を過ぎたらすみやかに予防接種を受けましょう。

子どもの予防接種は2回行いますが、2回目の接種は1回目に接種してから3~6ヶ月後に受けることが多いです。他の予防接種との兼ね合いもあるので、詳しいスケジュールは小児科で確認しましょう。

大人の水疱瘡は重症化しやすいので注意

前述の通り、大人も水疱瘡にかかる可能性があり、予防接種を受けることが推奨されています。

以前水疱瘡にかかったことがあるかどうかわからない方や、子どもの頃に予防接種を受けたかどうかわからない方も、感染を防ぐために予防接種を受けることが勧められています。

水疱瘡は大人になると重症化しやすく、合併症を引き起こして命に危険が及ぶ可能性も出てきます。また、水疱瘡ウイルスが原因で帯状疱疹が発症する場合もあるので、可能であれば予防接種を受けた方が良いでしょう。

ちょっと不安…水疱瘡の予防接種に副作用はある?

水疱瘡の予防接種に副作用はありません。代わりに、『副反応』というものがみられる場合があります。意味合い的にはほとんど同じですが、薬の服用によって表れる好ましくない反応は“副作用”、ワクチンの接種によって表れる副作用的な反応は“副反応”と言います。

・軽度の副反応が表れる場合も

軽度の副反応として接種後1週間程度は発疹、発熱などの症状があらわれることがあります。また、ワクチンを打った場所が赤くなったり、腫れたり硬くなったりする場合もあります。これらは軽度の副反応なので数日中におさまるでしょう。

・まれに重度の副反応が表れることもある

まれに重度の副反応としてアレルギー症状や、「急性血小板減少性紫斑病(血小板の数が減る病気)」などが起こることもあります。

ただしこれらの副反応が起こる確率よりも、水疱瘡に感染する確率の方が高いため、副反応を恐れて予防接種を受けないというのはおすすめできません。

・副反応<水疱瘡の予防!

水疱瘡は放っておくと重症化するリスクがあるため、副反応のことはあまり気にせず水疱瘡の予防を優先するべきです。そのためにも予防接種は受けましょう。

まとめ

水疱瘡は感染力が強く自力で防ぐことができないため、予防接種が勧められています。予防接種を受けることで感染を防げたり軽い症状でおさまったりと、効果が期待できます。

子どもは定期接種を受け、大人は重症化や合併症を防ぐために任意接種を受けることをおすすめします。

水疱瘡の予防接種と効果について。副作用はある?いつから効く?
ベビママほっと。
2019-02-28T14:11:33+00:00
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