この記事の監修・執筆者
なごみクリニック 院長 武井智昭 先生
院長武井智昭先生の写真

2002年 慶應義塾大学医学部を卒業
2002年 慶應義塾大学病院 にて小児科研修
2004年 立川共済病院勤務
2005年 平塚共済病院小児科医長として勤務
2010年 北里大学北里研究所病原微生物分子疫学教室勤務
2012年 横浜市内のクリニックの副院長として勤務
2017年 「なごみクリニック」院長に就任

小児科専門医・指導医
日本小児感染症学会認定 インフェクションコントロールドクター(ICD)
臨床研修指導医(日本小児科学会)
抗菌化学療法認定医

全人的な医療を心がける。病気・障害と付き合い「地域に住む方が、健康面で安心して生活を続けるお手伝いをする、支える医療」を目指す。

目次

 赤ちゃんのうんちの色と病気

心配なうんちの色は?

赤色のうんち

細菌性胃腸炎や腸重積の可能性があります。

たくさん血が混じっていたら要注意です。

腸重積はイチゴジャムのような粘り気のある便が特徴で、顔色不良、嘔吐、不機嫌などの症状があります。

緊急を要するため直ちに受診しましょう。

白色のうんち

胆道閉鎖症、ロタウイルス性胃腸炎の可能性があります。

白色~クリーム色、またはレモン色のうんちを指します。

健康なうんちは胆汁が小腸で混じりあい茶色くなりますが、色がないという場合は胆道の障害が考えられます。

母子手帳には便の色を比較するための「便色カード」があるので参考にしてください。

生後1ヶ月程度でこうした便が出たら、速やかに病院を受診しましょう。

ロタウイルスはとても感染力が強いのが特徴です。

兄弟や保育園などで一人が感染すると、唾液や便などから経口感染をする場合が多いです。

コメのとぎ汁のような白っぽい下痢便が特徴です。

黒色のうんち

胃潰瘍の可能性があります。

胃や十二指腸潰瘍など、上部消化管で出血があると、うんちが黒くなります。

貧血で鉄材を飲んでいる赤ちゃんもうんちが黒っぽくなりますが、これは問題ありません。

問題ないうんちの色

黄色のうんち、緑色のうんち

うんちの中には黄色がかったビリルリンという色素を含んだ胆汁があります。

ビリルビンは緑色になることもあります。黄色と同様に、赤ちゃんの機嫌が悪くなければ問題ありません。

離乳食が進むにつれて、うんちは大人のように茶色っぽくなります。

これは大人と同じようなものを食べるようになるためです。

赤色のうんち

赤色は赤色でも、たくさん血が混じっているのではなく、かたいうんちに少量の血がついているものは、排便時に肛門がきれたもので問題ありません。

また、糸くず状の血やトマトが消化されずに残り血のように見える場合もありますが、これも大丈夫です。

うんちが食品由来なのか、血液なのかよく観察してみて下さい。

下痢状のうんち

下痢状のうんちは心配ですが、もともと赤ちゃんのうんちはゆるい下痢状です。

特に離乳食が始まっていない赤ちゃんのうんちはゆるいので問題ありません。

しかし、いつもと違って水っぽく、回数も多い場合などは注意しましょう。

 条件で変わる赤ちゃんのうんち

食べた物がそのまま出ている場合

赤ちゃんは歯も腸も未発達なので、噛みきれなかったものや消化しにくいものはそのままうんちと一緒に出てくることがよくあります。

異常ではありませんので、そのまま様子を見て大丈夫です。

ただ、毎回うんちに残る場合は、消化をしやすくするためにも、食べ物に工夫が必要です。

細かく切ったり柔らかくしたり、または逆に上手に噛めるサイズに形状を変えてみたりすると改善することがあります。

母乳とミルクでうんちの色は違う?

母乳は黄色っぽいうんち

母乳を飲む赤ちゃんうんちは、ミルクを飲む赤ちゃんのうんちより、やわらかくて回数も多く、白いつぶつぶが混じることが多いです。

つぶつぶうんちは、脂肪分の多いママのおっぱいを飲むと混じることが多いですが、問題ありません。

臭いは母乳を飲む赤ちゃんのうんちの方が酸っぱいにおいがします。

母乳の赤ちゃんのうんちは黄色っぽく、かぼちゃのような色のうんちです。

ミルクメーカーによってもうんちの色が違うことも

ミルクを飲んでいる赤ちゃんのうんちは、黄・緑・茶色などさまざまな色になります。

また、うんちのゆるさにも違いがでます。

それは、配合している成分がメーカーによって異なるためです。

うんちがいつもと違う、と思ったら

確認するべきうんち以外の赤ちゃんの様子

うんちの色や形状以外に、赤ちゃんの機嫌を確認しましょう。

泣きやまない、ずっとぐずっているなどは、何か訴えている証拠です。

おむつは持参する?

おむつを見せて、ちゃんとした診断がつく場合も多いです。

異常な色のうんちがあればおむつは捨てず、においが他の人にうつらないようにしっかり包んで持参しましょう。

医者さんにおむつを持参したことを伝え、必要か否かを判断してください。

少し気になる程度や、持参しにくい場合などは、携帯で写真をとって保存しておきましょう。

お医者さんの適切な判断材料になります。

まとめ

赤ちゃんのうんちは健康のバロメーター

赤ちゃんのおむつ替えをするときは、必ず確認しましょう。

離乳食が進むとうんちに色んな色が混じり、必ずしも異常と言えないこともありますが、うんちがいつもとは違ったらチェックしましょう。

機嫌の良しあしやおう吐、熱も判断材料に

赤ちゃんは抵抗力が弱いものです。

うんちに加え、赤ちゃんの機嫌の良しあしやおう吐、熱なども重要な判断材料になります。

いつもと変わったことがあれば躊躇せず、かかりつけ医に相談しましょう。

赤ちゃんのうんちの色で病気をチェック!母乳とミルクのうんちの違いも
ベビママほっと。
2020-03-23T12:25:04+00:00
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