乳幼児への大気汚染の影響は朝がピーク

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板東浩

監修

1957年生まれ。
1981年 徳島大学を卒業。
ECFMG資格を得て、米国でfamily medicineを臨床研修。
抗加齢医学、糖質制限、プライマリ・ケア、統合医療などの研究を行う。

ベビーカーの赤ん坊は、朝のラッシュ時の外出を控えたほうがよさそうです。

英国サリー大学の研究グループが、エンバイランメンタル・ポリューション誌オンライン版で2017年3月6日に発表しました。

 

大気汚染が乳幼児に与える影響

WHOによると、毎年世界中で5歳以下の子供57万人が、肺炎のような呼吸器感染症で死亡しているそうです。その原因は、屋内外の大気汚染や受動喫煙と言われています。

そこで研究グループは、都市部に住む乳幼児がベビーカーで外出する際にさらされる有害化学物質を計測しました。

 

交差点とバス停で高レベル

その結果、交差点とバス停は、粗粒子(PM2.5-10)と微粒子(PM2.5未満)の両方のレベルが高く、ホットスポットになっていることを確認しました。  

また、朝のピーク時は交通量が多く、夕方より多くの小型粒子が見られました。

外出する際の対策として、特に交差点のような汚染のホットスポットで、ベビーカー内の子供と排気ガスの間にバリアーを設けることが考えられます。ベビーカーにカバーを付けるのが現実的な選択と言えるでしょう。

 

近い将来、ベビーカー用の空気清浄機が登場するかもしれません。

(ヘルスキュア編集部)

 

参考文献

New research finds infants are more exposed to harmful pollution on the way to school than on the way home | University of Surrey – Guildford

 

Exposure of in-pram babies to airborne particles during morning drop-in and afternoon pick-up of school children

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板東浩