ビタミンD不足が乳がんの死亡率に影響か

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板東浩

監修

1957年生まれ。
1981年 徳島大学を卒業。
ECFMG資格を得て、米国でfamily medicineを臨床研修。
抗加齢医学、糖質制限、プライマリ・ケア、統合医療などの研究を行う。

アメリカの研究グループの報告によると、「乳がん」生存率とビタミンD摂取率の関係をデータ解析した結果、ビタミンDの数値が低いと乳がんによる死亡率が高くなると分かりました。                        

米国のロズウェルパークがん研究所の研究グループが、ジャマ・オンコロジ―誌2016年11月号で報告しました。

 

アメリカでは、毎年約22万人が乳がんと診断

乳がんは、女性特有のがんです。

米国疾病予防センターによると、アメリカでは、毎年約22万人が乳がんと診断を受けています。

2013年には、約23万人の女性が乳がんと診断され、約4万1000人が死亡していると報告されています。

また、これまでの研究で、活性型ビタミンD製剤である「カルシトリオール」(または1,25-ジヒドロキシビタミンD3)は、乳がんに対する抗がん作用があることがわかっています。

研究グループは、平均年齢58.7歳の乳がん患者1666人を対象に、乳がん生存率とビタミンD摂取率の関係を解析しました。

 

乳がんの生存率とビタミンDの関係

調査の結果、ビタミンDの数値が低い女性は、乳がんが進行していると分かりました。

さらに、ビタミンDの数値を観察し、血液中の「25-ヒドロキシビタミンD」(25-OHD)検査を行った結果、数値が低い女性は、乳がんの生存率も低いと分かりました。

研究グループは、ビタミンDの数値が低いと乳がんによる死亡率が高くなり、乳がんの生存率とビタミンDの摂取率の関係性があると報告しています。

問題のビタミンD(ビタミンD3)は魚類の肝臓に多く含まれるといいます。

 

ビタミンD不足に注意していきたいところです。

 

(ヘルスキュア編集部)

 

参考文献

Serum Level of Vitamin D at Diagnosis and Breast Cancer Survival | Breast Cancer | JAMA Oncology | The JAMA Network

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板東浩