電子たばこで、普通のたばこの喫煙者が増えてしまうかもしれない

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板東浩

監修

1957年生まれ。
1981年 徳島大学を卒業。
ECFMG資格を得て、米国でfamily medicineを臨床研修。
抗加齢医学、糖質制限、プライマリ・ケア、統合医療などの研究を行う。

米国の高校1年生3000人を対象に、電子たばこと普通のたばこの喫煙の関連について調査した結果、電子たばこの使用頻度に比例して、普通のたばこの喫煙率が上昇していることが分かりました。

米国の南カリフォルニア大学の研究グループが、JAMA誌で2016年11月8日に報告しました。

 

電子たばこと普通のたばこに関するアンケートを実施

電子たばこは、従来のたばこよりも安全だと考える人が増えています。

しかし、電子たばこにも、一部の発がん性物質や有害な物質を含むさまざまな化学物質が含まれている場合があります。

禁煙を目的に電子たばこ切り替える人も増えていますが、あらためて電子たばこと喫煙の関連をロサンゼルスの公立高校の1年生約3000人を対象に調査しました。

 

電子たばこの使用率は若者や成人で増えている

電子たばこの使用率は2008年~2012年に若者や成人で倍増しました。

その影響か、中学生から電子たばこを吸う子供たちが1.4%から2.7%へと増加し、高校生から吸っている子供たちでは、4.7%から10%に増加しています。

 

研究グループは、こうした事実から考えても、反喫煙政策として、電子たばこについてもっと真剣に取り組まなければならないと報告しています。

 

編集部註:現在、アメリカでの喫煙可能年齢は18歳、日本での喫煙可能年齢は20歳からです。18歳未満の喫煙データに関しては、ルール順守と健康に対する問題として、掲載しています。

(ヘルスキュア編集部)

参考文献

e-Cigarette Use and Progression to Cigarette Smoking | Adolescent Medicine | JAMA | The JAMA Network

Association of e-Cigarette Vaping and Progression to Heavier Patterns of Cigarette Smoking. – PubMed – NCBI

More frequent vaping among teens linked to higher risk of heavy cigarette smoking | EurekAlert! Science News

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板東浩