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心臓発作後の性機能は男性より女性での低下が多い

心臓発作後の性機能は男性より女性での低下が多い

米国の研究グループの報告によると、心臓発作を起こした後の性的活動に関する問題を抱えるのは、男性より女性に多いと伝えています。シカゴ大学をはじめとする研究グループが、ジャマ・カーディオロジ―誌2016年8月号で報告しました。

心臓発作後の性的活動

米国では、急性の心筋梗塞は20%近くが、18歳から55歳の間で発症するとされ、このうち3分の1が女性です。

ほとんどの人が心臓発作前は性機能に問題はありません。

しかし、心臓発作後の性機能がどのようになるかは、分かっていません。

今回、研究グループは、心臓発作後の体の機能の回復(性活動・性機能も含めて)について103人の米国人と24人のスペイン人について調査しました。データの収集は研究開始(ベースライン)、1カ月後、1年後に行いました。

性的活動や性機能に問題を抱えるのは女性に多い

研究グループの報告によると、調査は約2800人を対象に行い、そのうち約1900人が女性で、平均年齢は49歳でした。

全期間で性的活動に問題がないと答えたのは女性で40%、男性で55%でした。

研究期間中、性的活動に問題がないと答えた人のうち、心筋梗塞から1カ月後、1年後に性活動が回復したと答えたのは、女性より男性で多くなりました。

心臓発作の前後に性的活動性があった人は、その後1年で性機能に問題がないと答えたのは、女性が男性より少なくなりました。また、研究期間中、性機能に問題がないと答えた人で、1年後に性機能で何らかの問題を抱えた人は男性より女性が多くなったと伝えています。

問題の内容としては、性的関心の欠如が最も多く、次に女性では潤滑の問題、男性では勃起障害と続きました。 

今後の研究で心臓発作を発症した女性のカウンセリングなどに役に立ちそうです。

参考文献

http://media.jamanetwork.com/news-item/sexual-function-problems-prevalent-among-younger-adults-following-heart-attack-more-common-among-women/

板東 浩

監修:板東 浩 氏
医学博士 / 内科

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