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肥満の男性は男性ホルモン、「テストステロン」が低い。有酸素運動で濃度を上昇させ、心臓病の予防に。

肥満の男性は男性ホルモン、「テストステロン」が低い。有酸素運動で濃度を上昇させ、心臓病の予防に。

肥満の男性の心臓病の予防には有酸素運動が良いようです。

男性ホルモンの一つ「テストステロン」は、心臓保護効果があると知られています。

テストステロンの濃度が上昇すると、「心臓病」などのリスクが低下すると言われています。

筑波大学を含む研究グループが、米国アリゾナ州で開催された米国生理学会(APS)と米国スポーツ医学会(ACSM)主催の第7回「運動の統合生物学」学会の会議で2016年11月4日に報告しました。

 

有酸素運動のみでテストステロン濃度の上昇を調査

テストステロンは、男性ホルモンの一つで、心臓保護効果があると知られています。しかし、30歳~40歳で減少し始め、「体重増加」や「骨密度低下」「うつ症状」「性欲減退」などの問題をもたらします。

また、肥満の男性は正常体重の男性より血中のテストステロン濃度が低いといわれています。

研究グループは以前、肥満の男性で「有酸素運動」と「食事の改善」によりテストステロン濃度が上昇すると報告していました。

今回、定期的な運動をしていなかった過体重および肥満28人と正常体重16人の男性を対象として、「有酸素運動のみ」でもテストステロン濃度が上昇するかを調べました。

研究グループは、被験者に40分~60分の歩行またはジョギングを週に1日~3日、12週間続けてもらいました。

 

肥満の男性でテストステロン濃度の増加が見られる

研究の結果、運動の前後で血中のテストステロン濃度を調べたところ、正常体重の男性では変化はありませんでした。

しかし、過体重および肥満の男性ではテストステロン濃度が15.4ナノモルリットルから18.1ナノモルリットルに増加していたと分かりました。

また、最も多く運動した人は血中テストステロン濃度の大きな増加がみられました。

研究グルーは、過体重および肥満の男性のテストステロン濃度は正常体重の男性より低い数値でしたが、有望な結果が得られたと報告しています。

 

肥満の男性の心臓病予防には、有酸素運動が良さそうです。

 

参考文献

12-Week Exercise Program Significantly Improved Testosterone Levels in Overweight, Obese Men

 

Lifestyle modification increases serum testosterone level and decrease central blood pressure in overweight and obese men. - PubMed - NCBI

 

板東 浩

監修:板東 浩 氏
医学博士 / 内科

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