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統合失調症の症状が有酸素運動で改善。肉体の改善につながる運動プログラムは精神状態にも効く

統合失調症の症状が有酸素運動で改善。肉体の改善につながる運動プログラムは精神状態にも効く

有酸素運動が統合失調症の認知機能に関わる症状の治療に役立つと分かりました。

英国、マンチェスター大学の研究グループが、シゾフレニア・ブルティン誌2016年8月号で報告しているものです。

統合失調症の治療に運動は役立つか

統合失調症は日本でも大きな問題ですが、報告によると米国民の1.1%に見られると推定されています。幻覚や異常な思考論理、異常な身体の動きなどの症状があります。さらに、記憶、注意力などの認知機能にも問題が起こってきます。

研究グループは、385人の統合失調症の人に関する10の比較対照試験結果のメタ解析(複数の研究の結果を統合し、より高い見地から分析すること)を行い、統合失調症の症状における有酸素運動の効果を調査しました。

認知機能の改善に有酸素運動が効果

その結果、通常の統合失調症の治療に加え、12週間の有酸素運動を行うと、認知機能に改善が見られると分かりました。特に、注意力、社会的認知、作業記憶の改善が見られました。

より多くの有酸素運動を行った人は、改善の程度が良く、肉体面での改善につながるような運動プログラムは認知機能に対しても効果は高いと分かりました。

定期的な運動をしていきましょう。

参考文献

Exercise can tackle symptoms of schizophrenia

板東 浩

監修:板東 浩 氏
医学博士 / 内科

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