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乳がんの原因遺伝子「HER2/ErbB2」とは。がん化の仕組みから治療までの最新情報【ハーバード大学医学大学院 齊藤康弘】

前回は乳がんの大部分に異常が認められるエストロゲン受容体(ER)について解説しました。 ホルモン受容体であるERの生物学的な機能を理解していただくと、ER陽性乳がんではホルモン療法といった治療が有効であるとご理解いただけると思います。 今回は、乳…

新しい神経薬理学的方法の開発【NPO法人AASJ代表理事・京大医学部名誉教授 西川伸一】

「プロフェッショナル」では、第一線で活躍する医療関係者のコラムをお送りします。 想像力の連鎖で進む研究 チャンネルロドプシンを用いて、光で目的の神経を興奮させる方法が開発され、動物の特定の神経を、生きたま刺激したり抑制したりすることが可能に…

15~19歳でがん診断を受けた人は、心臓病での死亡リスクが4.2倍高い

《医師監修》「がん」と診断を受けた15歳~39歳の心臓病による死亡リスクを調査した結果、15歳~19歳でがんと診断された人は、同年代の健康な人に比べて心臓病での死亡リスクが4.2倍高いと分かりました。 イギリスのバーミンガム大学の研究グループが、サー…

糖尿病薬「メトホルミン」ががんを抑制する仕組みを解明、たんぱく質「GIV」が上皮細胞を維持する酵素AMPKの作用に必須

《医師監修》糖尿病の薬で、1970年代から使われてきた「メトホルミン」に、がんを抑える効果があると分かってきましたが、その仕組みの一端が判明したようです。

ALSのもう一つの治療標的Ataxin2【NPO法人AASJ代表理事・京大医学部名誉教授 西川伸一】

《医師監修》進むALSの治療研究 4日前にC90RF72遺伝子の繰り返し配列の増幅変異によるALSを、ポリGPに対するアンチセンスRNAで治療する可能性を示す動物モデルを用いた前臨床実験を紹介したばかりだが、次の週のNatureにまた新たな治療標的 ataxin-2について…

乳がんの再発リスクが中位なら化学療法不要か?

《医師監修》早期乳がんで再発リスクが中位の人は化学療法不要の可能性があるようです。 米国テキサス大学の研究グループが、米国がん協会(ACS)の機関誌キャンサー誌で2017年2月15日に報告しました。

WGS遺伝学の時代がやってきた【NPO法人AASJ代表理事・京大医学部名誉教授 西川伸一】

「プロフェッショナル」では、第一線で活躍する医療関係者のコラムをお送りします。 変遷する遺伝学 大きな研究室に長くいて、そのまま教授になれるのは限られた人で、多くは慣れ親しんだ研究室を離れて独立する。こじんまりとした研究室であまりコネもなく…

大腸がんの早期発見の可能性。リンチ症候群(遺伝性非ポリポーシス大腸がん)を早期に発見する

《医師監修》大腸がんは米国で、 がんによる死因の第2位にあげられ、罹患率は第3位です。毎日約400人が大腸がんと診断を受けています。 オハイオ州立大学の研究グループの報告によると、大腸がんによる死亡を減らすための研究に取り組み、特に遺伝的要素の高…

基礎と応用【NPO法人AASJ代表理事・京大医学部名誉教授 西川伸一】

「プロフェッショナル」では、第一線で活躍する医療関係者のコラムをお送りします。 基礎研究の現状 基礎研究が技術開発につながることが認識され、国が物理や数学などの基礎科学に公的助成を行うようになったのはそう昔のことではない。どの本で読んだか記…

がんの原因は「運が悪かったから」とする主張を否定。がんにはそれぞれの原因があるとする主張を発表

《医師監修》がんの原因をランダムなDNAの突然変異とする主張を否定 昨年、物議をかもした発表がみられました。がんの主な原因は、生活から来るものではなく、成体幹細胞においてランダムに発生するDNAの突然変異という「不運」によるものであるというもので…

体液や血中の循環腫瘍細胞から、口腔がんなどが発見できる研究

《医師監修》研究グループは、リキッドバイオプシーといわれる、体液や血液中の血中循環腫瘍細胞からがんを発見する方法を開発中です。 この方法はがんの分類を、身体を傷つけずに行うことができ、治療中の病気の状態を簡単に追跡できます。現在のところ、肺…

世界の乳がん、子宮頸がんの実態! 低~中所得国では罹患率、死亡率が高い

《医師監修》世界がん学会の報告 2016年に行われた世界がん学会での報告によると、低所得、中所得国では、高所得国に比べ、「乳がん」「子宮頸がん」の罹患率(りかんりつ)が高く、死亡率も高いと分かりました。 学会においては、低所得、中所得国の若い女…

「トリプルネガティブ乳がん」に対して、ホルモンの一種「プロラクチン」を投与する新治療法の可能性

《医師監修》「プロラクチン」の投与で、効果が現れた 「トリプルネガティブ乳がん」は治療の難しいがんです。 さらに、「プロラクチン」というホルモンの受容体がないタイプに関しては進行が早く悪性度が高いと言われています。 カナダの研究グループによる…