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心臓の拍動の定常性にマクロファージが関わっている【NPO法人AASJ代表理事・京大医学部名誉教授 西川伸一】

「プロフェッショナル」では、第一線で活躍する医療関係者のコラムをお送りします。 誰も気がつかなかった研究 論文のタイトルは一目で人を引き付けることが重要だ。トップジャーナルですら毎日毎日数多くの論文が掲載される。しかし、科学雑誌を端から端ま…

子育て行動の多様化に関わる遺伝的背景【NPO法人AASJ代表理事・京大医学部名誉教授 西川伸一】

「プロフェッショナル」では、第一線で活躍する医療関係者のコラムをお送りします。 自然界の子育ての形 鳥類や哺乳類では、子育てが種の保存に必須の行動になっている。子供が独立できるようになるまで親が甲斐甲斐しく世話をやく野生動物の行動をみて、親…

子宮がんに対するがん免疫反応の解析【NPO法人AASJ代表理事・京大医学部名誉教授 西川伸一】

免疫療法によるがんの完全退縮 がんに対する免疫反応は、現時点で根治が可能な切り札として大きな注目が集まっているが、患者さんが、がんが発現するどの抗原に反応し、この時チェックポイントに関わるPD-1などの分子がどのように発現するのかなど詳しい解析…

ALSのもう一つの治療標的Ataxin2【NPO法人AASJ代表理事・京大医学部名誉教授 西川伸一】

《医師監修》進むALSの治療研究 4日前にC90RF72遺伝子の繰り返し配列の増幅変異によるALSを、ポリGPに対するアンチセンスRNAで治療する可能性を示す動物モデルを用いた前臨床実験を紹介したばかりだが、次の週のNatureにまた新たな治療標的 ataxin-2について…

ミトコンドリアゲノム「凄まじい淘汰」、高齢出産でミトコンドリア病2~3倍【NPO法人AASJ代表理事・京大医学部名誉教授 西川伸一】

「プロフェッショナル」では、第一線で活躍する医療関係者のコラムをお送りします。「春の特別企画」として、執筆者として参加する西川伸一氏(プロフィールは末尾)の過去のコラムを振り返ります。 ミトコンドリアは細胞のエネルギー代謝に必須の器官だ。し…

教科書を書き換える血液の新発見【NPO法人AASJ代表理事・京大医学部名誉教授 西川伸一】

「プロフェッショナル」では、第一線で活躍する医療関係者のコラムをお送りします。 今回は、執筆者として参加する西川伸一氏(プロフィールは末尾)の2014年のコラムをご紹介しています。 科学的テーゼかどうかは反論可能性があるかどうかで決まると言った…

誰もが自宅で遺伝子配列が読める?破壊的イノベーションの誕生【NPO法人AASJ代表理事・京大医学部名誉教授 西川伸一】

「プロフェッショナル」では、第一線で活躍する医療関係者のコラムをお送りします。「春の特別企画」として、執筆者として参加する西川伸一氏(プロフィールは末尾)の過去のコラムを振り返ります。 次世代シーケンサーは21世紀の幕開けに販売が始まり、瞬く…

「数を感じる」vs 「数字を理解する」違い【NPO法人AASJ代表理事・京大医学部名誉教授 西川伸一】

「プロフェッショナル」では、第一線で活躍する医療関係者のコラムをお送りします。 数字と脳の関係性 多くの読者には馴染みがないと思うが、アメリカのプラグマチズムの創始者の一人チャールズ・サンダース・パースの「記号論」は、コドンとアミノ酸や神経…

胚発生期の突然変異【NPO法人AASJ代表理事・京大医学部名誉教授 西川伸一】

「プロフェッショナル」では、第一線で活躍する医療関係者のコラムをお送りします。 分裂過程の遺伝子変異を解析する 一つの細胞が分裂してできた2個の細胞が同じであることはまずないと言っていい。異なる突然変異がそれぞれの娘細胞の子孫に伝わっていく。…

脂肪細胞からの遺伝子が病気の診断と治療に役立つ可能性、脂肪組織から送り出されるmicroRNAに役割

《医師監修》脂肪組織はエネルギーを貯えるという主要な役割に加えて、ほかの組織の代謝を調整する役割があると分かりました。 このことは肥満や2型糖尿病、脂肪肝など代謝疾患の診断に応用できるようです。 米国ハーバード大学ジョスリン糖尿病センターの研…

世界初の「血液を若返らせる方法」、iPS細胞を作り出し将来の血液の病気に対する治療につながるか?

《医師監修》血液にも老化があるようです。 スイス・ルンド大学の研究グループは、世界で初めて老化マウスの機能が低下した血液幹細胞を若返らせることに成功したと、ネイチャー・コミュニケーションズ誌オンライン版で2017年2月22日に発表しました。

ボスザルは、免疫系遺伝子が強い?社会経済的レベルが免疫系と炎症反応に影響を及ぼす可能性。

《医師監修》サルは集団生活を行う上で、リーダーを中心とした序列(ランク)を構成することで知られています。 アカゲザルの集団による研究で、社会的地位の上下が免疫系遺伝子の発現に差を生むことが明らかになり、サルの序列と免疫系、炎症反応に影響を及…

パンダはなぜ竹だけで生きられるのか【NPO法人AASJ代表理事・京大医学部名誉教授 西川伸一】

「プロフェッショナル」では、第一線で活躍する医療関係者のコラムをお送りします。今回は「連休企画」として、執筆者として参加する西川伸一氏(プロフィールは末尾)の2015年のコラムをご紹介しています。 野生の動物を見にいくのは好きだが、動物園は苦手…

遺伝子内のメチル化の機能【NPO法人AASJ代表理事・京大医学部名誉教授 西川伸一】

「プロフェッショナル」では、第一線で活躍する医療関係者のコラムをお送りします。 Dnmt3bの機能 私が現役の頃は、DNAのメチル化というと、もっぱら転写調節や染色体構造を変化させるためのメカニズムとして考えてきた。また、新しい場所をメチル化する酵素…

サルも見た目で相手を選ぶ、顔解析ソフトで明らかに【NPO法人AASJ代表理事・京大医学部名誉教授 西川伸一】

「プロフェッショナル」では、第一線で活躍する医療関係者のコラムをお送りします。今回は「連休企画」として、執筆者として参加する西川伸一氏(プロフィールは末尾)の2014年のコラムをご紹介しています。 ハイテクを使って生物の進化を考える、専門的には…

他者との絆を感じる「愛情ホルモン」オキシトシン、その影響を受けやすい人を特定

《医師監修》遺伝子「CD38」の遺伝子変異型に強い影響 「幸せホルモン」「愛情ホルモン」という別名を持つ「オキシトシン」の働きを調査したところ、遺伝子「CD38」の特定の遺伝子変異を持つ人が、オキシトシンの影響を最も強く受けると明らかになりました。…

変異型K-RASと細胞膜の相互作用【NPO法人AASJ代表理事・京大医学部名誉教授 西川伸一】

「プロフェッショナル」では、第一線で活躍する医療関係者のコラムをお送りします。 変異型K-RASへのチャレンジ 昨年もRAS発がん遺伝子についての論文を多く取り上げたと思う。これは、半数近いがんで突然変異が見られるRASの活性を制御できれば、がん治療は…

mRNAメチル化の機能:生化学のプロとアマ【NPO法人AASJ代表理事・京大医学部名誉教授 西川伸一】

「プロフェッショナル」では、第一線で活躍する医療関係者のコラムをお送りします。 研究のハードルは下がってきたが… 遺伝子改変技術のおかげで、特定の分子の機能について、細胞レベル、個体レベルでの調べることが容易になり、私自身もそうだが生化学につ…