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視床の神経活動調整機能 II【NPO法人AASJ代表理事・京大医学部名誉教授 西川伸一】

「プロフェッショナル」では、第一線で活躍する医療関係者のコラムをお送りします。 昨日は、学習したルールを思い起こして行動に移るまでの前頭前皮質の中での神経細胞同士のシナプスリレーを維持するために、視床の背内側核からの刺激が必要であることを示…

視床の神経活動調整機能 I【NPO法人AASJ代表理事・京大医学部名誉教授 西川伸一】

「プロフェッショナル」では、第一線で活躍する医療関係者のコラムをお送りします。 Natureオンライン版に視床の神経機能についての論文が2編も出ていたので、紹介することにした。私たちの学生の頃は、視床を感覚刺激が大脳皮質に伝わる中継点として考えれ…

かゆみが伝染するのはなぜ?

《医師監修》他人が掻いているのを見かけると、つい自分も掻いてしまうのはなぜなのでしょうか? そのメカニズムが分かってきました。 ワシントン大学病院の研究グループが、サイエンス誌で2017年3月10日に発表しました。

うつ病の原因に分子レベルで迫る、ある種のたんぱく質が関わる?

《医師監修》うつ病の原因として、ある種のたんぱく質が関与していることが新たに発見されたようです。 うつ病が認知障害につながってくる ミラノ大学を含む研究グループが、米国化学会の発行するACSケミカルニューロサイエンス誌2017年2月号で報告しました…

「認知機能テスト」は有望なサッカー選手の発掘に役立つ、ワーキングメモリーがプレーに関連

《医師監修》子供のワーキングメモリーや認知機能を調べることで、その子供がサッカーでどの程度成功するかが分かる可能性があるようです。

結核の薬が自閉症の治療に有効かもしれない。

《医師監修》ネズミの実験で、結核の治療に用いられる薬「d-サイクロセリン」が自閉症スペクトラム障害の新たな治療薬になる可能性があると分かりました。 米国ペンシルベニア大学ペレルマン医学大学院を含む研究グループが、米国生物学的精神医学会(SOBP)…

夢を見るメカニズム【NPO法人AASJ代表理事・京大医学部名誉教授 西川伸一】

「プロフェッショナル」では、第一線で活躍する医療関係者のコラムをお送りします。 REM睡眠時に夢を見るのではなかった 今までの知識が全く間違っていることを知って驚くことは珍しくないが、今日紹介するウィスコンシン大学からの論文を読んだ驚きはなかな…

多言語習得者(バイリンガル)の人は脳の使い方が上手。脳の特定領域を使い作業ができる。

《医師監修》バイリンガルの人はモノリンガルの人に比べ、脳を効率的、経済的に使用していることが分かりました。 カナダのモントリオール大学の研究グループが、ジャーナル・オブ・ニューロリングイスティクス誌2017年1月号で報告しました。

「妄想性人物誤認症候群」とは? 家族がニセ者と入れ替わっていると信じ込む妄想。その原因と背景

《医師監修》「妄想性人物誤認症候群」(DMS)は、人や物や場所が他のものと入れ替わっていると信じ込む妄想を特徴とする病気です。発症することはまれですが、昔からカプグラ症候群などが知られています。

脳への電流刺激で短期作業記憶が向上

《医師監修》脳損傷の治療にも応用可能か 「経頭蓋交流電流刺激」(TACS)という方法を使い、低電圧の電流で脳波をシンクロさせるように刺激すると、短期作業記憶が向上することが明らかになりました。 英国のインペリアル・カレッジ・ロンドンなど合同研究…

体液説の系譜:臍帯血は老化した脳を蘇らせる【NPO法人AASJ代表理事・京大医学部名誉教授 西川伸一】

「プロフェッショナル」では、第一線で活躍する医療関係者のコラムをお送りします。 西洋医学の基礎「4体液説」 病気の原因が体内を循環している体液のバランス異常だとする考えは古くから存在する。最も有名なのは、ヨーロッパやアラビアの医学の基礎となっ…

他人の動作を見るだけでも痛みを感じる「複合性局所疼痛症候群」(CRPS): メカニズムは、活性化される脳領域が異なるため

《医師監修》「複合性局所疼痛症候群」(CRPS)の人では、他人の動作を見るだけでも痛みを感じることがあり、これは他人の動作を見たときに活性化する脳領域が健康な人とは異なるためと分かりました。

ダイエットを繰り返すと逆に体重が増える、脳が飢餓と見なして脂肪を貯める

《医師監修》ダイエットを繰り返すと、脳がダイエット期間を飢餓と見なして脂肪を貯めるように促すため、逆に体重が増える結果となるようです。

女性にモルヒネが効きにくい理由、「脳の活動における男女差」痛みと関係か

《医師監修》脳の活動には男女差があり、痛みの処理で差が出てくるようです。 このために女性にはモルヒネが効きにくくなっていると伝えられています。 ジョージア州立大学の研究グループが、ジャーナル・オブ・ニューロサイエンス誌で2月20日に発表しました…

肥満の男性は男性ホルモン、「テストステロン」が低い。有酸素運動で濃度を上昇させ、心臓病の予防に。

《医師監修》肥満の男性の心臓病の予防には有酸素運動が良いようです。 男性ホルモンの一つ「テストステロン」は、心臓保護効果があると知られています。 テストステロンの濃度が上昇すると、「心臓病」などのリスクが低下すると言われています。 筑波大学を…

歌や音楽の一部が頭から離れない現象「イヤーワーム」はメロディやテンポに特徴がある

《医師監修》頭に自然と音楽が流れてくる「あの現象」 歌や音楽の一部が頭にこびりついて離れない現象は、日常でよくあることです。 この現象は「イヤーワーム」と呼ばれています。 イヤーワームは、日々の生活などでよく耳にする曲が頭に残る、というだけで…

睡眠のメカニズム解明に関わる遺伝子を発見。睡眠障害の治療につながる可能性

《医師監修》睡眠は、毎日行う身近な行動ですが、そのメカニズムに関して、未だ不明な点が多く、「眠気」はどのように解明されているのか分かっていませんでした。 睡眠には「Salt-Inducible Kinase 3 Sik3」(Sik3)と「Sodium Leak Channel Non-selective…

半数の人が「偽の記憶」を植え付けられやすい

《医師監修》繰り返し言われると、なかった事でもあったと思い込んでしまう「偽の記憶」 米国の研究グループの報告によると、半数の人が繰り返し言われると、なかった事でもあったと思い込んでしまう「偽の記憶」を植え付けられやすいと分かりました。カナダ…

呼吸による脳の刺激を実証

《医師監修》鼻で息を吸ったときにのみ、脳が刺激されて記憶と感情の認識処理が向上 米国の研究グループの報告によると、呼吸時の脳活動を調べる実験で、鼻で息を吸ったときにのみ、脳が刺激されて記憶と感情(特に恐怖)の認識処理が向上し、口呼吸では効果…

老いと眠り【NPO法人AASJ代表理事・京大医学部名誉教授 西川伸一】

「プロフェッショナル」では、第一線で活躍する医療関係者のコラムをお送りします。 老いと睡眠の総説 今日紹介するのは研究論文ではなく、老いに伴う眠りの障害についてのこれまでの研究をまとめたカリフォルニア大学バークレー校のグループによる総説で、4…

道徳観が欠如した人は大もうけ【NPO法人AASJ代表理事・京大医学部名誉教授 西川伸一】

「プロフェッショナル」では、第一線で活躍する医療関係者のコラムをお送りします。「春の特別企画」として、執筆者として参加する西川伸一氏(プロフィールは末尾)の過去のコラムを振り返ります。 集中力や記憶力など複雑な思考をつかさどる「高次神経機能…

セックスをすると仕事に意欲的になる

《医師監修》しかし、仕事関係のストレスを家庭に持ち込むと性生活の妨げになる ##本文 既婚従業員を対象とする調査研究の結果、家庭での性生活は翌日の仕事に積極的に取り組むことができ、仕事に対する満足感と意欲をもたらすと分かりました。また、家庭…

模試を活用した学習法により、強いストレス下でも思い出せる

《医師監修》「検索練習」がストレス下でも記憶を保護する効果を実証 例えば、テストなどを想定して、学んだことを思い出す(検索する)練習をする学習方法「検索練習」は、最も効果的な学習方法のひとつであることが証明されています。 今回、この方法は強…

大麻(マリファナ)の長期使用はドーパミンを低下させ、脳内の動機付けや報酬系に影響を及ぼす

《医師監修》英国の研究グループが、大麻(マリファナ)の主な活性物質であるテトラヒドロカンナビノイド(THC)の脳への影響を調べた数多くの研究をレビューした結果、大麻を長期間使用すると脳内のドーパミンが低下し、脳の機能に影響があると分かりました…

大麻(マリファナ)が記憶喪失を引き起こす仕組みを解明

《医師監修》含有化学物質カンナビノイドが記憶中枢のミトコンドリアにある受容体を活性化 英国の研究グループの報告によると、大麻(マリファナ)は記憶喪失をもたらすと伝えられています。このたび大麻に含まれる化学物質、「カンナビノイド」が、脳の記憶…

男女で協力して何かを行う場合、脳の働き方に性別の差、脳の神経伝達を「近赤外分光分析法」(fNIRS)で測定

《医師監修》協力して問題を解決する場合、男女で取り組み方が違うと、いわれています。 研究グループの報告によると「近赤外分光分析法(fNIRS)」を用いた測定により、男女では脳の活動領域が違うと分かりました。 米国スタンフォード大学医学部を含む研究…