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「扁桃摘出」は子供の喉の問題に有効?感染症では「短期的な効果」、一方で睡眠時無呼吸症には「良好」

《医師監修》扁桃腺を切除する「扁桃摘出」は、喉の扁桃炎を繰り返したり、睡眠時無呼吸症があったりする場合に、子供でも行われることがあります。 その効果について、感染症については短期的にとどまる一方で、睡眠時無呼吸症には良好であるという分析結果…

子育て行動の多様化に関わる遺伝的背景【NPO法人AASJ代表理事・京大医学部名誉教授 西川伸一】

「プロフェッショナル」では、第一線で活躍する医療関係者のコラムをお送りします。 自然界の子育ての形 鳥類や哺乳類では、子育てが種の保存に必須の行動になっている。子供が独立できるようになるまで親が甲斐甲斐しく世話をやく野生動物の行動をみて、親…

妊娠中にヘルペスに感染した母親、子どもが自閉症になるリスクが倍増、ノルウェーの長期研究から

《医師監修》母体の感染と自閉症のリスクの関連について調査した結果、妊娠中に母親が性器ヘルペスとして知られる単純ヘルペスウイルス2型に感染すると男の子が自閉症になるリスクが2倍になっていました。

メチル基供給を目的としたサプリの胎児への影響【NPO法人AASJ代表理事・京大医学部名誉教授 西川伸一】

「プロフェッショナル」では、第一線で活躍する医療関係者のコラムをお送りします。 栄養補助食品の胎児への影響 現役時代DNAメチル化の重要性を教えるための教材として、低濃度のダイオキシンにさらされた妊娠マウスから生まれた子供は、DNAメチル化による…

子供にピーナッツを食べさせても大丈夫? 米国では真剣な問題

《医師監修》いつから、どうやって食べさせれば良いか、専門家がガイダンスを報告 米国では子供の食品アレルギーが増加傾向にあり、一番のアレルゲンはピーナッツだそうです。激しいアレルギー反応を示す場合もあり、親にとっては、いつから、どのようにして…

里親に預けられた子供では、喘息や肥満など身体・精神的健康リスクが高く、過去の虐待やトラウマなどが関与?

《医師監修》米国の研究グループの報告によると全米データを分析した結果、里親に預けられたことのある子供は、ない子供に比べて「喘息(ぜんそく)」「肥満」「学習または行動障害」「うつ病」など身体や精神的な健康問題のリスクがより高いと分かりました。

妊娠中に「抗うつ薬」(SSRI)を使用すると赤ちゃんにコミュニケーション障害などが起きる可能性がある SSRIが多いほどリスクは高くなる

《医師監修》妊婦が「抗うつ薬」(SSRI)を2剤以上服用した場合、コミュニケーション障害や言語障害を持つ子供を出産する可能性が高いと、コロンビア大学の研究グループがJAMAサイキアトリー誌で2016年10月12日にて発表しました。

妊娠中の抗がん剤の使用は、女の子の胎児の生殖機能に影響 イギリスからの研究報告

《医師監修》妊娠中の薬は慎重になりますが、抗がん剤であればなおさらと言えるかもしれません。 このたび妊娠中に使えるとされる抗がん剤でも、女の子の胎児の生殖機能に影響を与えるという結果が伝えられています。 イギリスのエジンバラ大学の研究グルー…

子供の間でも多剤耐性菌による感染症が急増、「腸内細菌科菌群」によるものが8年間で7倍に

《医師監修》全米48カ所の小児病院に入院した子供(18歳未満)の腸内細菌科菌群による感染症のデータによると、複数の抗菌薬に抵抗性を示す感染がこの8年間で7倍に増加していると分かりました。 米国ケース・ウェスタン・リザーブ大学医学部を含む研究グルー…

早産だと発達障害になりやすい?変化は胎内の左脳で既に始まっている可能性

《医師監修》胎児の脳の「安静時fMRI検査」により、早産になる胎児は左脳の神経活動が弱いことが分かり、神経発達障害は胎内ですでに始まっている可能性があるようです。 米国ウェイン州立大学を含む研究グループが、総合科学誌ネイチャーのオープンアクセス…

子どもの脳腫瘍の治療がより現実的に。 別のがんで試験中の薬剤が「小児脳幹部グリオーマ」に効果示す可能性

《医師監修》小児脳幹部グリオーマと呼ばれる子供に起こるがんの原因に発見がありました。 従来、乏しかった治療法の開発につながるかもしれません。 デンマークのコペンハーゲン大学が、ネイチャー・メディスン誌で2017年2月に報告しました。

新生児はごくありふれたウイルスで、急性リンパ性白血病になりやすくなる可能性

《医師監修》ごくありふれたウイルス「先天性サイトメガロウイルス」が新生児の「急性リンパ性白血病」の発症リスクに関わっているようです。 米国カリフォルニア大学バークレー校を含む研究グループが、米国血液学会(APSS)が発行するブラッド誌で2016年12…

難治性の小児てんかん「ドラベ症候群」の治療法を有効性確認 魚で効果を示した後に人間でも

《医師監修》難治性の小児てんかん「ドラベ症候群」に有効な治療が、魚の実験をきっかけに見つかり、実用化に進みそうです。 薬の候補となる化合物が、まずは魚で有効性を確認され、さらに子供5人の臨床試験でも症状緩和が確認されました。 魚で発見された治…

子供の外傷性脳損傷、注意力障害やADHDの発症リスクが2~5倍に

《医師監修》しかし、障害の発症には家庭環境が大きく影響する 平均7年の追跡による長期影響の研究から、子供時代の早期に外傷性脳損傷を受けると、軽~中度でも後に注意力障害を発症するリスクが2倍、重度ではADHD(注意欠如多動症)のリスクが5倍になると…

「歌」による母親と幼児のつながり、歌の良し悪しではなく、母親ならではのテンポやピッチに意味がある

《医師監修》人にとっての最初の音楽の記憶は、母親が歌う歌かもしれません。 赤ちゃんへの歌いかけはあらゆる文化で共通しています。赤ちゃんと目を合わせ声に耳を傾けるよりも、歌には幅広い効果が内在しているようです。 米国マイアミ大学の研究グループ…

妊娠中に魚油をとると、子供のぜんそくのリスクを下げる、オメガ3脂肪酸の健康効果

《医師監修》オメガ3脂肪酸は、多価不飽和脂肪の一つで、魚や亜麻仁などの食べ物に多く含まれています。 従来の報告によると、魚を多くとると、循環器系の病気のリスク、認知機能の低下リスクを下げる効果があると分かってきています。妊娠している女性が200…

妊娠中の不健康な食生活は子供の「注意欠如・多動症」(ADHD)に影響する可能性

《医師監修》妊娠している間に不健康な食事を取っていると、生まれてくる子供が幼少期に「注意欠如・多動症」(ADHD)の症状を発症しやすくなるようです。 ロンドン大学キングスカレッジのエドワード・バーカー氏らが、ジャーナル・オブ・チャイルド・サイコ…

知的障害を伴う自閉症はなぜ?出産前から母親の免疫が関与

《医師監修》知的障害を伴う自閉症はなぜ起こるのか。その謎を解明する動きが進んでいるようです。 米国のUC(カリフォルニア大学)デービス校の研究グループが、精神病分野の国際誌であるモレキュラー・サイカイアトリー誌2016年6月号で報告しました。

子供の失明の原因「原発先天緑内障」の原因遺伝子を特定。新たな治療法につながる可能性

《医師監修》米国の研究グループの報告によると世界中の子供たちの失明の原因となっている「原発先天緑内障」を引き起こす遺伝子が新たに発見されました。 ノースウエスタンメディシンとウイスコンシン大学の合同研究グループが、医学誌のジャーナル・オブ・…

母乳で赤ちゃんの耳の感染症が減る、急性中耳炎に影響、テキサス大学医学部の報告

《医師監修》母乳を飲んでいると、赤ちゃんの耳の感染症が減る可能性があるようです。 米国テキサス大学医学部ガルベストン校の研究グループが、ペディアトリクス誌2016年4月号で報告したものです。

子どもの近視治療に「屋外の光」時間を増やすのが効果的

《医師監修》在、子どもの近視が問題となっています。小学生では10%が近視で、中学になるとさらに20%~30%になるとの調査があり、2050年までには、世界の人口の半分が近視となり、その多くに失明の危険があるとの報告もみられます。 オーストラリア・クイ…

利き腕は胎児期に決まる?【NPO法人AASJ代表理事・京大医学部名誉教授 西川伸一】

「プロフェッショナル」では、第一線で活躍する医療関係者のコラムをお送りします。 利き手はいつ決まるか 振り返ってみると、利き手がどのように発生するのかこの論文を読むまで考えたことはなかった。 私たちの体は左右対称でないが、内臓の位置決めと利き…

自閉症をMRIで診断する【NPO法人AASJ代表理事・京大医学部名誉教授 西川伸一】

「プロフェッショナル」では、第一線で活躍する医療関係者のコラムをお送りします。 自閉症児の脳の構造変化 一昨年7月、自閉症児から樹立したiPSを使って試験管内で3次元脳組織を形成し、自閉症児の神経幹細胞が対照と比べて長く続くことを示したイェール大…

母乳で育てた子供は喘息のリスクが減る?呼吸器の症状が27%減少

《医師監修》英国の研究グループの報告によると喘息(ぜんそく)のリスクと関連する「17q21遺伝子変異体」を持つ子供368人について、呼吸器の症状と母乳による育児との関連性を調査しました。 その結果、母乳による授乳をしていた期間では、呼吸器症状発症の…

母乳に含まれる糖分が赤ちゃんを感染症から守る。

《医師監修》母乳に含まれる糖分が赤ちゃんを感染症から守る。 オリゴ糖の一種に効果がある可能性 英国の研究グループの報告によると、母親の母乳に含まれるオリゴ糖の一種「ラクト-N-ジフコヘキサオース」という糖質によって、生まれてくる赤ちゃんは「B…

低体重で生まれると長期にわたり健康に悪影響、心臓血管、腎臓、副腎、代謝などの病気が懸念される

《医師監修》低体重で生まれると長期にわたり健康に悪影響、心臓血管、腎臓、副腎、代謝などの病気が懸念される オーストラリアの研究グループの報告によると低体重児で生まれた女性はその後、妊娠中にストレスを受けると「妊娠合併症」を発症する可能性が高…

少年スポーツで頭部の衝撃を繰り返すと脳に変化?

《医師監修》少年スポーツで頭部の衝撃を繰り返すと脳に変化? 脳震盪に至らずとも1シーズンで脳の白質が変化 子供のスポーツによる重大な脳震盪(のうしんとう)について、多くの研究報告がありますが、脳震盪には至らない程度の衝撃でも、回数が多いければ…

レット症候群の新しい治療戦略の可能性【NPO法人AASJ代表理事・京大医学部名誉教授 西川伸一】

「プロフェッショナル」では、第一線で活躍する医療関係者のコラムをお送りします。 女性のみ発症する「レット症候群」 レット症候群はメチル化された DNAに結合して遺伝子転写を調節するMECP2遺伝子の機能喪失突然変異により起こる病気で、女児にのみ起こる…

エクソームチップを用いた身長と相関する遺伝子の探索【NPO法人AASJ代表理事・京大医学部名誉教授 西川伸一】

「プロフェッショナル」では、第一線で活躍する医療関係者のコラムをお送りします。 21世紀の臨床医学 学生講義を頼まれると、「21世紀の科学の課題」か「21世紀の臨床医学」のどちらかを選んでもらって話をする。どちらも20世紀の遺物である私に完全に予測…

「皮膚パッチ」でピーナッツアレルギーのリスクを回避

《医師監修》「皮膚パッチ」でピーナッツアレルギーのリスクを回避 年齢が低いほど効果が高い アメリカの研究グループの報告によると、「ピーナッツアレルギー」を皮膚パッチで治療すると、安全性を保ちながら利用できて効果がある上に、幼い子供ほど効果が…

虐待や育児放棄と子供の非行には関連性がある。虐待経験者は14歳以下からの飲酒が2~3倍

《医師監修》子供時代の精神的に悪い経験はその後の子供の人生を変えてしまう可能性があります。 今回、子供時代の虐待や育児放棄を経験している人は、未成年で飲酒を始めているケースが多いという調査結果が分かりました。 米国のアメリカ疾病予防管理セン…

赤ちゃんの突然死を防ぐには、軟らかい寝具を避ける

《医師監修》米国小児科学会が安全な睡眠の対策を発表 米国小児科学会によると、生後12カ月までの健康な赤ちゃんが寝ている間に死亡してしまう「乳幼児突然死症候群」を防ぐことは、軟らかい寝具やソファを避け、赤ちゃんを仰向けに寝させることが大切だと報…

「砂糖入り清涼飲料水を毎日飲む人は、ただの水に!」飲み物からのカロリーを6%減らす

《医師監修》健康的にやせるためには、食べ物だけでなく飲み物も、気にすると良さそうです。 砂糖入りの清涼飲料水を、単なる水に変えるだけで、1日1本を飲んでいる人では、飲み物から日々摂取するカロリーを17%から6%に提言できると証明されました。 米国…

血圧の高い子供は、暗記力や言語能力に悪い影響?背景に睡眠不足

《医師監修》血圧の高い子供は、暗記力や言語能力などの認知機能が良くないことが分かりました。 米国ロチェスター大学をはじめとする研究グループが、ぺディアトリクス誌2016年9月号で報告しました。