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「価格が高い食品は、健康に良いと思い込む」米国の研究で報告

《医師監修》健康に良い商品は価格が高いと、裏付けがなくても、消費者は信じ込む傾向があるようです。 さらに、逆に価格が高ければ健康に良いとも判断しがちであるようです。

心臓の拍動の定常性にマクロファージが関わっている【NPO法人AASJ代表理事・京大医学部名誉教授 西川伸一】

「プロフェッショナル」では、第一線で活躍する医療関係者のコラムをお送りします。 誰も気がつかなかった研究 論文のタイトルは一目で人を引き付けることが重要だ。トップジャーナルですら毎日毎日数多くの論文が掲載される。しかし、科学雑誌を端から端ま…

宇宙放射線に晒されると白血病発症リスクが高まる

《医師監修》米国の研究グループが、人の幹細胞を移植したネズミを使って宇宙放射線の人体への影響について報告しました。 その報告では、宇宙放射線(宇宙空間を飛び交う高エネルギーの放射線)に晒されると、白血病のリスクが高くなる可能性があるそうです…

「扁桃摘出」は子供の喉の問題に有効?感染症では「短期的な効果」、一方で睡眠時無呼吸症には「良好」

《医師監修》扁桃腺を切除する「扁桃摘出」は、喉の扁桃炎を繰り返したり、睡眠時無呼吸症があったりする場合に、子供でも行われることがあります。 その効果について、感染症については短期的にとどまる一方で、睡眠時無呼吸症には良好であるという分析結果…

血糖値を下げる「インスリン」の効果を高める工夫を探る。コンピューターのシミュレーションで最適な方法を検討

《医師監修》血糖値を下げるホルモンであるインスリンの前駆体(複合体)に工夫をすることで、インスリンの働きを高めることが可能です。このたびコンピューターによるシミュレーションで最適な改良を突き止められそうだと分かりました。

生殖系に影響なしとされる化学療法は本当に影響なし?ホジキンリンパ腫の女性の治療で検討

《医師監修》生殖系に影響なしとされる化学療法による薬の併用で、卵巣にどのような影響が出てくるか検討がなされました。 未成熟卵の数が増えたり、卵胞の成長に一部影響が出てきたり、何からの影響が出てくる可能性が示されています。 英国のエディンバラ…

乳がんの原因遺伝子「HER2/ErbB2」とは。がん化の仕組みから治療までの最新情報【ハーバード大学医学大学院 齊藤康弘】

前回は乳がんの大部分に異常が認められるエストロゲン受容体(ER)について解説しました。 ホルモン受容体であるERの生物学的な機能を理解していただくと、ER陽性乳がんではホルモン療法といった治療が有効であるとご理解いただけると思います。 今回は、乳…

社会的なネットワーク多いと50歳での認知機能が高い。17000人の追跡調査データを分析

《医師監修》英国の大規模コホート追跡研究の結果 市民グループに多く参加するような社会的なネットワークの多い人は、50歳時点での認知機能が高い傾向があるようです。 長期間にわたる追跡調査のデータを分析した結果から分かりました。

睡眠を測るウエアラブル・デバイスが睡眠障害を助長。正しく判定できないケースとは

《医師監修》睡眠を測るウエアラブル・デバイスは、かえって睡眠障害を助長することもあり得るようです。 米国ラッシュ大学とノースウエスタン大学の研究グループが、ジャーナル・オブ・クリニカル・スリープ・メディシン誌で、2017年2月15日に報告しました。

マラソンのトップランナーの成績は35歳から下がりはじめる。平均的なランナーの成績が下がり始めるのは50歳頃から

《医師監修》マラソンランナーの能力について、トップランナーの場合は、35歳頃から成績が下がり始め、平均的なランナーの場合には、50歳頃から成績が下がり始めると分かりました。 米国ジョージア州立大学の研究グループが、PLOS ONE誌で2017年2月10日に報…

女性器の整形、吸引した脂肪で「フェイスリフト」や「豊胸」も、美容整形の最新の統計とトレンド

《医師監修》米国における2016年の美容整形は3%増加し、美容整形手術と最小侵襲整形の件数は合計で1700万件以上に上りました。 新しい整形のトレンドが、「フェイスリフト」と「脂肪」にあることが明らか。 米国形成外科学会が、2016年の美容整形と最小侵襲…

子育て行動の多様化に関わる遺伝的背景【NPO法人AASJ代表理事・京大医学部名誉教授 西川伸一】

「プロフェッショナル」では、第一線で活躍する医療関係者のコラムをお送りします。 自然界の子育ての形 鳥類や哺乳類では、子育てが種の保存に必須の行動になっている。子供が独立できるようになるまで親が甲斐甲斐しく世話をやく野生動物の行動をみて、親…

家猫の血液中にハウスダストに含まれる化学物質、世界的に規制の進む「臭素化難燃剤」、スウェーデンの報告

《医師監修》屋内で飼われている猫の血液サンプルと屋内のハウスダストを同時に採取して検査したところ、世界的に規制が進んでいる「臭素化難燃剤」が双方から検出できることが分かりました。 スウェーデンのストックホルム大学の研究グループが、エンバイロ…

妊娠中にヘルペスに感染した母親、子どもが自閉症になるリスクが倍増、ノルウェーの長期研究から

《医師監修》母体の感染と自閉症のリスクの関連について調査した結果、妊娠中に母親が性器ヘルペスとして知られる単純ヘルペスウイルス2型に感染すると男の子が自閉症になるリスクが2倍になっていました。

PTSDや行動障害の10歳代の若者は他人の表情をうまく読み取れない。 つまり、怒りの表情を恐怖に、悲しみを怒りにと誤解したりする。

《医師監修》心的外傷後ストレス障害(PTSD)のある子どもたちは、怒りを恐怖だと間違って解釈する傾向があり、行動障害のある子どもたちは、悲しみの表情をきちんと認識できていませんでした。 米国ニューヨーク大学の研究者を中心とする研究グループが、チ…

「避妊用ピルを使うと性欲が落ちるのか?」、避妊用ピルの種類による影響を評価

《医師監修》薬の種類よりも相手の男性との関係の方が影響は大きい。避妊用のピルのせいで女性の性欲が低くなると一般に考えられることがあります。しかし、このたび男女の集団を対象とした研究から、ピルが性欲に与える影響を、2種類の調査で調べた結果、ピ…

動物保護とハンティング【NPO法人AASJ代表理事・京大医学部名誉教授 西川伸一】

「プロフェッショナル」では、第一線で活躍する医療関係者のコラムをお送りします。 科学は未来志向 トランプが自信に満ちた顔で語るAmerica Firstの言葉の背景には、未来への計画や準備は必要ないという思想がある。一方、基礎科学についてみれば、未来を語…

地中海食が脳の委縮を防ぐと判明、70代のおよそ1000人を3年以上にわたり追跡調査

《医師紹介》「地中海食」が脳の萎縮を防ぐことが判明しました。地中海食が健康に有用であることは多くの証拠が示してきました。今回の研究ではこの健康的な食事法が、高齢者の脳の容量を保持することにできるようです。

「サウナ風呂」が認知症予防に良さそう。フィンランドの男性2000人以上を対象とした20年以上の追跡調査

《医師監修》週に4回以上サウナ風呂に入る人は、週に1回しか入らない人に比べて、認知症やアルツハイマー病になるリスクが60%以上少ないことが分かりました。東フィンランド大学の研究グループが、エイジ・アンド・エイジング誌で、2016年12月7日に報告しま…

腰痛は「うつ病」や「精神疾患」などの心の病に関連する、途上国43カ国19万人以上のデータ分析結果

《医師監修》途上国43カ国19万人以上のデータを分析した研究の結果、腰痛は、うつ病や精神疾患などの心の病に関連すると分かりました。 英国キングス・カレッジ・ロンドンを含む研究グループが、精神医学分野の専門誌ジェネラル・ホスピタル・サイカイアトリ…

白人の研究でアルコールがメラノーマのリスクを高くするとの報告、白ワインは1日1杯でリスクが13%高く

《医師監修》大規模コホート研究のデータ分析結果 3つの疫学研究のデータを分析した結果、白人においてはアルコール、特に白ワインを飲むことでメラノーマ(悪性黒色腫)のリスクが高まると分かりました。

新しい神経薬理学的方法の開発【NPO法人AASJ代表理事・京大医学部名誉教授 西川伸一】

「プロフェッショナル」では、第一線で活躍する医療関係者のコラムをお送りします。 想像力の連鎖で進む研究 チャンネルロドプシンを用いて、光で目的の神経を興奮させる方法が開発され、動物の特定の神経を、生きたま刺激したり抑制したりすることが可能に…

パーキンソン病に腸内細菌叢が関与の可能性

《医師監修》末梢神経系の70%が腸にある 米国カリフォルニア工科大学を含む研究グループが、生命科学分野の国際誌であるセル誌2016年12月1日号で報告しました。

骨密度の低下がアルツハイマー病につながる可能性

《医師監修》アルツハイマー病になりやすい特徴を持ったマウスによる動物実験を行ったところ、初期の「骨密度」の低下と「脳内セロトニン生成細胞」の減少が確認されました。 この結果から、研究グループによると、骨密度低下がアルツハイマー病につながる可…

他人の動作を見るだけでも痛みを感じる「複合性局所疼痛症候群」(CRPS): メカニズムは、活性化される脳領域が異なるため

《医師監修》「複合性局所疼痛症候群」(CRPS)の人では、他人の動作を見るだけでも痛みを感じることがあり、これは他人の動作を見たときに活性化する脳領域が健康な人とは異なるためと分かりました。

たばこ1~10本/日でも、早期死亡や肺癌リスクが大幅アップ、米国の大規模研究から

《医師監修》米国の大規模研究のデータを分析した結果、平均1日1~10本の喫煙、あるいは1日の平均が1本未満であっても、非喫煙者に比べて早期死亡リスクや肺癌による死亡リスクが高くなると分かりました。 さらに、早く禁煙するほどリスクが低くなることも分…

子宮がんに対するがん免疫反応の解析【NPO法人AASJ代表理事・京大医学部名誉教授 西川伸一】

免疫療法によるがんの完全退縮 がんに対する免疫反応は、現時点で根治が可能な切り札として大きな注目が集まっているが、患者さんが、がんが発現するどの抗原に反応し、この時チェックポイントに関わるPD-1などの分子がどのように発現するのかなど詳しい解析…

ダイエットを繰り返すと逆に体重が増える、脳が飢餓と見なして脂肪を貯める

《医師監修》ダイエットを繰り返すと、脳がダイエット期間を飢餓と見なして脂肪を貯めるように促すため、逆に体重が増える結果となるようです。

15~19歳でがん診断を受けた人は、心臓病での死亡リスクが4.2倍高い

《医師監修》「がん」と診断を受けた15歳~39歳の心臓病による死亡リスクを調査した結果、15歳~19歳でがんと診断された人は、同年代の健康な人に比べて心臓病での死亡リスクが4.2倍高いと分かりました。 イギリスのバーミンガム大学の研究グループが、サー…

糖尿病薬「メトホルミン」ががんを抑制する仕組みを解明、たんぱく質「GIV」が上皮細胞を維持する酵素AMPKの作用に必須

《医師監修》糖尿病の薬で、1970年代から使われてきた「メトホルミン」に、がんを抑える効果があると分かってきましたが、その仕組みの一端が判明したようです。

自閉症の一因となる遺伝子の突然変異を発見。自閉症の治療薬の開発に一歩前進

《医師監修》一部の「自閉症」の患者の中に「DIXDC1」という遺伝子に突然変異がある人たちがいると分かりました。 この変異は、神経間の情報を受け渡しする場所である「シナプス」の成長を妨げ、脳の活動を低下させます。 カナダ、マクマスター大学の研究グ…

老化による慢性炎症への腸内細菌の貢献【NPO法人AASJ代表理事・京大医学部名誉教授 西川伸一】

「プロフェッショナル」では、第一線で活躍する医療関係者のコラムをお送りします。 炎症と腸内細菌叢 転写因子NFkBをハブにした炎症メカニズムは、実際には炎症だけでなく、というより炎症より前にシグナル依存的な形態形成のメカニズムとして発生してきて…

なぜ心臓内に血液が充満するのか?「液圧力」に注目すると、心不全の新治療へ

《医師監修》なぜ心臓内に血液が充満するのか?「液圧力」に注目すると、心不全の新治療へ

女性にモルヒネが効きにくい理由、「脳の活動における男女差」痛みと関係か

《医師監修》脳の活動には男女差があり、痛みの処理で差が出てくるようです。 このために女性にはモルヒネが効きにくくなっていると伝えられています。 ジョージア州立大学の研究グループが、ジャーナル・オブ・ニューロサイエンス誌で2月20日に発表しました…

拒食症になると脳治療後すぐには回復しない、正常になるまで時間が必要

《医師監修》拒食症の人の脳を調べたところ、食欲のコントロールに変化が起こるようです。 数週間にわたる治療を受けて、体重の増加に至っても、この変化は続き、再発のリスクにつながると分かりました。 コロラド大学の研究グループが、アメリカン・ジャー…

アキレス腱の秘密は強力な線維層がカギ

《医師監修》アキレス腱の強靱さの秘密は、アキレス腱と骨との間にある線維層にあるようです。 ドイツのミュンヘン工科大学の研究グループが、ネイチャー・マテリアルズ誌オンライン版で2017年2月に報告しています。

ALSのもう一つの治療標的Ataxin2【NPO法人AASJ代表理事・京大医学部名誉教授 西川伸一】

《医師監修》進むALSの治療研究 4日前にC90RF72遺伝子の繰り返し配列の増幅変異によるALSを、ポリGPに対するアンチセンスRNAで治療する可能性を示す動物モデルを用いた前臨床実験を紹介したばかりだが、次の週のNatureにまた新たな治療標的 ataxin-2について…

「タトゥーアーティストは、身体的に過度な負担」、タトゥー市場約2500億円の米国で調査

《医師監修》日本と海外では、入れ墨、あるいはタトゥーに対する考え方には違いがあるようですが、米国ではタトゥーを入れる人は職業として認知され、そのタトゥーアーティストの職業上の身体的な負担に関心が向けられているようです。 過度な身体的な負担が…

乳がんの再発リスクが中位なら化学療法不要か?

《医師監修》早期乳がんで再発リスクが中位の人は化学療法不要の可能性があるようです。 米国テキサス大学の研究グループが、米国がん協会(ACS)の機関誌キャンサー誌で2017年2月15日に報告しました。

血液検査で統合失調症を診断、米国の研究報告

《医師監修》統合失調症が、血液検査で診断できるかもしれません。 米国メリーランド大学の研究グループが、アナリティカル・ケミストリー誌2017年2月号で報告しています。

甘草(カンゾウ)に含まれる成分は、女性の生殖機能に影響する?

《医師監修》お茶やたばこの香料として使用しているリコリスの根や植物の甘草(カンゾウ)類に含まれる成分「イソリクイリチゲニン」を摂取すると、卵巣の成長を阻害する可能性があると分かりました。 卵巣の成長が阻害されると生殖機能に悪影響を及ぼし、「…

WGS遺伝学の時代がやってきた【NPO法人AASJ代表理事・京大医学部名誉教授 西川伸一】

「プロフェッショナル」では、第一線で活躍する医療関係者のコラムをお送りします。 変遷する遺伝学 大きな研究室に長くいて、そのまま教授になれるのは限られた人で、多くは慣れ親しんだ研究室を離れて独立する。こじんまりとした研究室であまりコネもなく…

「甲状腺機能低下症」による妊娠への影響

《医師監修》「甲状腺機能低下症」と低体重児の出産や死産は関連する 妊娠12週~16週の1万3000人の女性を対象として、死産・未熟児の出産と甲状腺機能について調査した結果、 「甲状腺機能低下症」を治療した妊婦は低体重児の出産や死産の傾向が少ないと分か…

定期的に有酸素運動を行っていれば、食べ過ぎても影響を受けない

《医師監修》食べ過ぎは続けなくても、肥満や糖尿病につながることもあります。一方、定期的な有酸素運動を続けると、1週間食べ過ぎても、脂肪が蓄積されにくいと分かりました。 アメリカのミシガン大学の研究グループが、米国アリゾナ州で開催された米国生…

肥満の男性は男性ホルモン、「テストステロン」が低い。有酸素運動で濃度を上昇させ、心臓病の予防に。

《医師監修》肥満の男性の心臓病の予防には有酸素運動が良いようです。 男性ホルモンの一つ「テストステロン」は、心臓保護効果があると知られています。 テストステロンの濃度が上昇すると、「心臓病」などのリスクが低下すると言われています。 筑波大学を…

歌や音楽の一部が頭から離れない現象「イヤーワーム」はメロディやテンポに特徴がある

《医師監修》頭に自然と音楽が流れてくる「あの現象」 歌や音楽の一部が頭にこびりついて離れない現象は、日常でよくあることです。 この現象は「イヤーワーム」と呼ばれています。 イヤーワームは、日々の生活などでよく耳にする曲が頭に残る、というだけで…

夜間の仕事で疲労を感じる人は遺伝子変異が関係しているのかもしれない

《医師監修》夜間の仕事など、不規則な生活で疲れが出やすい人と疲れがでない人の違いには、「メラトニン受容体」を減らす遺伝子変異が影響している可能性があるようです。 フィンランドのヘルシンキ大学を含む研究グループが、睡眠研究学会(SRS)が発行す…

肥満の人で「糖尿病」発症に関するたんぱく質が発見。治療に役立てられる可能性も

《医師監修》ネズミの実験で、「ガレクチン3」(Gal3)というたんぱく質が「2型糖尿病」発症の原因となる「インスリン抵抗性」を引き起こし、このたんぱく質の働きを抑制すると、2型糖尿病の改善につながる可能性があると分かりました。 中国医学科学院北京…

毎日20本のたばこを吸うと、1年で150個の肺細胞遺伝子が変異する

《医師監修》遺伝子の突然変異は、蓄積すると、がんになりやすいと言われています。 たばこを吸う人と吸わない人の腫瘍でDNA解析をした結果、毎日20本のたばこを吸うと1年間で平均150個も肺細胞の遺伝子が変異すると分かりました。 アメリカのロスアラモス国…

睡眠のメカニズム解明に関わる遺伝子を発見。睡眠障害の治療につながる可能性

《医師監修》睡眠は、毎日行う身近な行動ですが、そのメカニズムに関して、未だ不明な点が多く、「眠気」はどのように解明されているのか分かっていませんでした。 睡眠には「Salt-Inducible Kinase 3 Sik3」(Sik3)と「Sodium Leak Channel Non-selective…