科目・疾患

エピソード①
急性中耳炎の患者様に投薬治療を実施
（未就学児／女性／急性中耳炎）

耳が痛いと訴える未就学児の患者様が来院されました。当医院では未就学児の患者様を診療する場合には、親御様からしっかりと情報収集することを心がけております。今回の症例では、患者様が風邪を引いたことにより耳が痛くなったというお話でしたので、まずは中耳炎を疑うことにしました。

中耳炎かどうかの診断は、問診と視診により実施しております。医療機関によっては他の検査をする場合もありますが、当医院では視診の際に鼓膜異常や耳だれの有無をしっかりと調べることで対応しております。今回の患者様は耳だれが発生していたこともあり、ガイドラインに従って急性中耳炎という診断を下しました。

当医院では中耳炎の初期治療として、抗生剤などの投薬治療を実施しております。基本的には投薬治療で治る場合がほとんどですが、重症化した際には鼓膜切開などの外科的治療が必要になる場合もございます。今回の患者様の場合は、幸いにも投薬治療で症状をコントロールすることができました。

※記載内容につきましては事例の一つであり、近しい症状であっても医師の判断により、治療法が異なることもございます。

エピソード②
内科医院から紹介された患者様を急性副鼻腔炎と診断
（20代／女性／急性副鼻腔炎）

近隣の内科医院から、20代女性の患者様を紹介されました。風邪は治ったけれども青い鼻水や鼻づまりが止まらずに、内科の医師から副鼻腔炎の疑いがあるとのことで、当医院の受診をすすめられたそうです。

そのような患者様に対して、当医院ではまず視診を実施いたします。いきなりレントゲン検査を実施する医療機関もありますが、当医院では不要な検査をできるだけ減らす意味でも視診による検査を重視しております。

視診の結果、副鼻腔に炎症が発生していること、鼻水や鼻づまりがつい最近始まったことから、急性副鼻腔炎という診断を下しました。もし、症状が3カ月以上続いている場合は、蓄膿症とも呼ばれる慢性副鼻腔炎である可能性も考慮しなければならないところでした。

しばらくは抗生物質の投与で様子を見ることにしていますが、もし抗生物質による症状の好転が見られないようであれば、その時点で内視鏡下副鼻腔手術などの外科的な治療を探っていくことになります。

※記載内容につきましては事例の一つであり、近しい症状であっても医師の判断により、治療法が異なることもございます。

診療科

耳鼻咽喉科

対応可能な症状

全身症状
発熱・熱っぽい/ふらふらする・めまいがする/喉が渇く

頭・顔
顔が痛い/顔が痙攣する/顔が腫れる/顔がゆがむ/あごが痛い/あごが腫れる

首・口
首が腫れる/口内・口の中が痛い/口内・口の中が腫れる/舌が痛い/口内・口の中がかゆい/口内・口の中が乾く