内科
聞くべきポイントを逃さず、症状に適した医療提供を心がけています
かぜ、生活習慣病、腹痛などで来院された患者さんの症状をきちんとお聞きするために、患者さんが話しやすい雰囲気づくりを心がけています。うまく症状を伝えられなかったり、言い忘れたりすることもありますので、医師として聞くべきポイントを逃さないよう、じっくりとお話を聞かせていただきます。そのうえで、治療の必要性などについてもきちんと説明させていただきます。
生活習慣病などの自覚症状がほとんどないものは特に、検査や治療の必要性を感じることが難しいと思います。血糖、コレステロールや血圧が高くても、自覚症状がなければ放置してしまいがちです。ですが、生活習慣病は大きな病気を起こすリスクを持っていることが問題ですので、大きな病気を予防するために、生活習慣を見直す必要性や、高い血糖、コレステロールや高血圧を放置するリスクを伝えて、患者さんにも検査や治療に取り組んでいただけるよう努めています。
COPD(慢性閉塞性肺疾患)・咳喘息
COPDになると、どんなリスクがありますか。
症状が重くなると、在宅酸素が必要になってしまいます。
慢性的な息切れや運動能力の低下を引き起こすCOPDや、咳喘息などの呼吸器系疾患にも対応しています。COPDは以前肺気腫と呼ばれており、その原因のほとんどがタバコです。呼吸機能の検査をして肺年齢を出すと、喫煙者は実年齢よりも20歳ぐらい上になる人が多いです。咳などの症状が出ることもありますが、無症状の人も多くいます。進行すると階段を上っただけでも息苦しくなり、重度では酸素発生装置やボンベをつけた在宅酸素が必要な状態になります。診療では将来のリスクをお伝えして、まずは禁煙を促しています。
長引く咳は要注意です。3週間以上咳が続いている人は、アトピーや逆流性食道炎、蓄膿などいろいろな原因が考えられます。それらの病気ではなく、レントゲンを撮って肺炎や結核がないことが確認された場合は、咳喘息を疑います。基本的には吸入薬で治療します。症状が良くならない場合はその薬を使い続けて様子を見るのではなく、薬を変更したり、他に原因があるのかを考えたりして治療をします。
糖尿病
糖尿病ではどのような治療を行うか教えてください。
食事管理と運動で体質を変え、お薬で血糖値を正常の値にコントロールします。
糖尿病発症の大きな原因は炭水化物の過剰摂取ですので、偏らない程度に炭水化物制限や、最初に野菜を食べて糖分の吸収をゆるやかにさせるなど、食事のアドバイスをすることもあります。
食事をすると血糖値が急に上がって、その高血糖が全身の血管(動脈)を傷害します。そのため、血糖値が急激に上がらないように、糖の吸収をゆっくりさせる食事法を実践することが大切です。
運動については、ちょっと息が上がる程度、脈がちょっと上がる程度の有酸素運動をご提案しています。軽症の方であれば、食事と運動に気をつけて、3~4カ月やってみて、それで良くならなければ薬の服用を考えます。病態にあった薬を選択して血糖をコントロールするようにしています。
糖尿病は、しっかりと食事をとっているのに痩せる、喉が渇く、尿の量が多くなるなどの症状がイメージされますが、こういった症状が出ている方はすでに重度の状態です。内服治療の働きが不十分、あるいは体内からのインスリンが出ていない場合は定期的なインスリン注射も行います。
循環器内科
心筋梗塞など重症になる前に、迅速な診断と治療が必要です
今まで感じたことのないような胸の痛みを感じた場合は、狭心症や急性心筋梗塞という虚血性心疾患の可能性があります。心臓の血管が細くなって血の巡りが足りなくて胸が痛いのが狭心症です。さらに血管がつまってしまい、血流が途絶えると心筋梗塞になってしまいます。心筋梗塞になると、血流の途絶えた心臓の一部が死んでしまうので、生命は助かっても、心臓のダメージは残ってしまいます。さらにひどくなると心不全になってしまい、日常生活にも不具合が出ます。血が通っているうちに治療をすれば、ダメージのない状態でいられますので、狭心症の段階で治療に入ることが重要です。
心臓は車で例えるとエンジンです。心臓の状態については迅速に診断して対応すべきことと思います。狭心症の疑いがあると判断した場合は、連携機関で血管の状態を見ることができる冠動脈CTを受けてもらい、必要があれば、狭くなった心臓の血管に細い管を挿入して広げるカテーテル・ステント治療を受けていただきます。急性心筋梗塞のおよそ半分は突然起こると言われています。心筋梗塞を起こすと、血流が途絶えた心臓の筋肉の一部が壊死してしまいますので、いかに早くカテーテル・ステント治療で血流を再開通するかが重要です。
足の動脈でも心臓と同様のことが起こります。足の動脈が狭くなったり、つまったりすると、歩く時に足が痛くなるなどの症状を感じます。整形外科的疾患で脊柱管狭窄症という病気も似たような足の痛みを引き起こします。どちらの病気なのかをABI検査で鑑別し、適した治療を受けられるようにしています。脳に行く動脈(頸動脈)でも同様のことが起き、脳梗塞の一因となります。
以上の病気は、動脈硬化によって引き起こされます。糖尿病、脂質異常症、高血圧症、喫煙等が動脈硬化の原因と言われていますので、動脈硬化の予防のためには、その原因をコントロールする必要があります。
不整脈
脈が速くなったり飛んだりします。
不整脈の可能性があります。命に関わる病気ということもありますので、お早めに受診ください。
不整脈の自覚症状は人それぞれで、脈がひとつ飛ぶだけでも分かる患者さんもいれば、頻発していても気がつかない患者さんもいます。血圧を測る際にも、自動血圧計だけに頼ると見逃すこともありますので、当院ではきちんと患者さんの脈をとって診断するようにしています。脈をとれば、不整脈の有無はほとんど分かります。心房細動という心臓内に血栓をつくり、その血栓が脳動脈をつまらせることで脳梗塞を起こしやすい不整脈がありますので、こういったものを早くみつけて治療することが大切です。早期の発見であれば、高齢の方でもカテーテル治療で症状が改善する場合もあります。
まれではありますが、不整脈には、ペースメーカーを入れなくてはいけないものや、命に関わるようなものもあります。そういった危険な不整脈をみつけた場合には、すぐに対応できる病院にご紹介します。軽度の不整脈に関しては、加齢や高血圧を原因とするものもあり、自覚症状が強ければ薬を処方することもありますが、そのまま様子を見るだけでいいものも多くあります。
高血圧
血圧管理はどのように行うべきですか?
病院だけでなくご家庭でも毎日血圧を測っていただくことが大切です。
高血圧の治療を行う中で重要視していることは、家庭で血圧を測っていただくことです。病院で血圧を測ると、緊張して血圧が上がる患者さんでも、家で測ると血圧が下がることがあります。病院で測った高い数値だけを見て治療すると、過剰に薬を出すことになりかねません。家庭で血圧を測ることによって、患者さんの本当の血圧状態が分かりますので、より症状に適した治療が可能です。また、家で血圧を測ることにより、患者さん自身の意識も変わり、血圧が安定することもあります。中には、薬を中止できた患者さんもいらっしゃいます。
高血圧の薬にはいろいろなものがあり、当院ではそれぞれの降圧剤の特徴をしっかり把握して、患者さん一人ひとりに合った薬を選んでいます。
外科
消毒液は使わず、湿潤療法で傷をすばやく治療します
当院では外傷性の傷ややけどの治療、潰瘍、褥瘡などにも対応しています。
基本的には、消毒液は使用しません。近年は、消毒薬を使うことで傷口に悪影響を与えると言われており、小学校の保健室などでも、消毒薬を置かなくなってきています。そこで当院では、傷口を精製水できれいに洗い、乾燥を防ぐ創傷被覆材傷で覆い、治療をするという湿潤療法を用いています。
以前、救命救急で重症の熱傷の患者さんを診ることがあったのですが、時間をかけて消毒や塗り薬をしても熱傷がなかなか良くならない例を見てきました。消毒液を使うと治るのが遅れる傷もあるのだと勉強していったところ湿潤療法にいきあたりました。湿潤療法を行うと痛みも少なく、スピーディーな快方が見込めます。
木下医院の基本情報
診療科目 | 内科 循環器内科 外科 | |||||||||||||||||||||||||||
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診療内容 |
インフルエンザ予防接種 成人用肺炎球菌予防接種 |
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住所 |
大阪府大阪市浪速区日本橋5-4-5
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アクセス |
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診療時間・休診日 |
休診日 木曜・日曜・祝日 土曜診療
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電話番号 |
06-6631-1078 |
特徴・設備
特徴 |
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待合室 |
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設備 |
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サービス |
クレジットカード利用可 ( VISAMasterCard )
キャッシュレス QR決済利用可(PayPay) |
掲載している情報についてのご注意
医療機関の情報(所在地、診療時間等)が変更になっている場合があります。事前に電話連絡等を行ってから受診されることをおすすめいたします。情報について誤りがある場合は以下のリンクからご連絡をお願いいたします。
掲載内容の誤り・閉院情報を報告EPARKスタッフが見た
おすすめポイント
ポイント1
フレンドリーでやさしい医師が診療します
初めて来院される方でも気兼ねなく何でも話せるような雰囲気を大切にしている医院です。診察室に入れば、すぐに打ち解けていただけると思います。
ポイント2
診療科目の疾患に加えてケガも相談可能です
内科・循環器内科・外科に対応。勤務医時代に救命救急や循環器内科などに従事した院長先生が容体を見極め、緊急時の迅速な判断や連携する医療機関への紹介が可能です。
ポイント3
ネット受付、キャッシュレス決済を採用しています
待ち時間の負担をできるだけ軽減するために、ネット受付を導入しています。お帰りの際は、QR決済(PayPay)などもご利用いただけます。