診療案内｜浅井耳鼻咽喉科医院

副鼻腔炎の日帰り手術を行っています

慢性副鼻腔炎ですが、内服薬では効かずに困っています。

重度の方には、日帰りで行える手術療法のご提案もしていますので、一度ご相談ください。


当院では鼻疾患一般の治療に加えて、副鼻腔炎の日帰り手術(アフターケアなどがある場合は術後に通院が必要になります)を行っています。鼻づまりや粘り気のある鼻水などの症状が出る副鼻腔炎には、急性副鼻腔炎と慢性副鼻腔炎の二つに分類されます。

急性副鼻腔炎はやウイルスの感染やアレルギー性鼻炎が原因で炎症が発生します。ほとんどの場合、内服薬やネブライザーで治療できますが、放置したことによって症状が慢性化した状態を慢性副鼻腔炎といいます。

慢性の場合は、内服薬やネブライザーによる治療の作用がみられないことがあります。この場合は、患者さまと相談したうえで、日帰りで行える手術という選択肢を取る場合があります。

当院では患者さまの身体状態に合わせて治療方法をご提案することを心がけています。もちろん、手術に苦手意識を持っていらっしゃる患者さまには、内服薬やネブライザーを使った治療も行っています。不安なことや気になることがありましたら、気兼ねなくご相談ください。

慢性副鼻腔炎の手術入院を提案されましたが、忙しく仕事を休めません。

当クリニックでは、日帰りで慢性副鼻腔炎の内視鏡手術を行うことが可能です。


当院では、慢性副鼻腔炎の患者さまに対して内視鏡を使った日帰りの手術(アフターケアなどがある場合は術後に通院が必要になります)を行っています。

慢性副鼻腔炎の内視鏡手術は、鼻に空気を通りやすくするために、内視鏡を使用して鼻の中にできたポリープや軟骨を切除する手術です。局所麻酔を使用すれば約20～30分で終了する手術ですので、患者さまはその日のうちにご帰宅が可能となっています。そのため、お時間を取るのが難しい患者さまにも気兼ねなく受けていただくことができます。また、手術前に手術内容を丁寧に説明し、手術に対する不安も取り除いていきます。

慢性化した副鼻腔炎は早期治療の必要がある病気です。鼻に違和感を抱いている方や関心をお持ちの方は、お早めにご来院ください。

耳鳴りや中耳炎でお悩みの患者さまはご相談ください

中耳炎の薬物治療を行っていますが、なかなか快方に向かいません。

炎症がひどい場合には手術をすることも可能です。一度ご相談ください。


近年、中耳炎や耳鳴りでお悩みの患者さまが増加傾向にあるように感じます。特にお子さまの場合は、耳と鼻の距離が近いこともあり、風邪の細菌が耳に移行して中耳炎になる症例が多いようです。

当院の中耳炎に対する治療は薬物治療が主ですが、炎症がひどい場合には手術をご案内する場合もございます。中耳炎は治療を行わずに放置することによって慢性化し、悪化すると鼓膜に穴が開く可能性もあります。自覚症状が現れたらできる限りに早めに受診するようにしてください。

また、耳鳴りでお困りの患者さまはメニエール病の可能性が疑われますので、聴力検査や平衡機能検査などによってメニエール病かどうかの診断が可能です。心当たりや関心のある患者さまは、ぜひ相談していただきたいと思います。

慢性的な症状の患者さまには漢方薬による治療もご案内しています

副鼻腔炎でつらい症状を治療したいですが、薬による副作用が心配です。

西洋薬だけでなく、お身体に負担の少ない漢方薬治療のご提案も行っています。


当院では、副鼻腔炎や耳鳴りなどの症状が慢性化した患者さまに治療法の一つとして漢方薬を使った治療を行っています。耳鼻咽喉科と漢方薬というイメージが結びつかない患者さまも多いのではないかと思いますが、当院では慢性的な症状でお悩みの患者さまの処方に対しては、症状を抑えるために副作用の少ない漢方薬を取り入れるようにしています。

当院では、使用する漢方の種類について綿密なチェックをしたうえで処方し、不安なくご利用いただくことができるように心がけています。漢方薬による治療は幅広い症状に対して有効ですので、お薬の副作用に抵抗のある方や関心のある患者さまは、ご相談いただきたいと思います。

減感作療法で、花粉症の根治を目指します

いつ頃から、減感作療法を開始するのがいいですか？

6～10月の花粉シーズンを避けた時期から治療を開始するのが良いでしょう。


当院で行っている減感作療法は別名「アレルゲン免疫療法」とも呼ばれており、アレルギー疾患の原因となるアレルゲンを低濃度かつ少量から投与し、徐々に高濃度かつ増量へと移行させることによって、アレルゲンに対する免疫を高めていく治療法です。

アレルゲンに対する免疫を高めることによってアレルギー症状が軽減しますので、長期にわたって症状を抑えることができます。この治療法は、現在のアレルギーに対する有力な治療法の一つとして認識されており、当院でも舌下免疫療法を始めとするさまざまな減感作療法による治療を提供しています。

こちらの治療について当院では、6～10月の花粉シーズンを避けた時期から治療を開始することをご提案しています。減感作療法は根本から花粉症を治療することができますので、興味がある方はぜひご相談ください。

スギやダニアレルギーを根本的に治療する方法はありますか？

舌下減感作療法はアレルゲンへの免疫力をつけ、アレルギー症状の発症を防ぐ治療法です。


当院では、スギの花粉症やダニアレルギーにお悩みの患者さまに対して、「舌下免疫療法(減感作療法)と呼ばれる治療を提供しています。舌下免疫療法とは、アレルゲンを含んだエキスを舌の下から身体に吸収させることによって、アレルゲンへの免疫力を高めることができる治療です。

以前の減感作療法は、アレルゲンを含むエキスを注射によって投与していたので、週に2～3回の通院を2年ほど続ける必要がありましたが、舌下免疫療法ではご自宅での投与が可能になるため、通院を月1回程度に抑えることができました。以前よりも患者さまの通院の負担を大きく軽減させることができるため、患者さまにも関心を持っていただける治療法だといえます。

しかしながら、舌下免疫療法は3年間の継続が必要な長期的な治療法です。当院では患者さまとのコミュニケーションを大切にし、治療に対するモチベーションを維持できるように心理的なサポートをすることを心がけています。もちろん、治療方法や治療過程などについても患者さまが納得いただけるまでじっくりとご説明いたしますので、花粉症やダニアレルギーでお悩みの方や、少しでも関心を持っていただいた方は気兼ねなくご相談ください。

抗IgE抗体療法の治療に対応しています

お薬を飲んでも良くならず、花粉の症状で悩んでいます。

抗IgE抗体療法は、重度の花粉症の方に適した治療法です。


重症な季節性アレルギー性鼻炎の患者さまを対象に、2020年より保険適用となった新しい治療法「抗IgE抗体療法」のご提案を行っています。

抗IgE抗体療法は、2月～5月の間に2週間、もしくは4週間ごとに皮下注射をする治療法です。薬物療法で十分に作用を得られなかった方には有用な治療法です。投与量・投与間隔は、血清中総IgE濃度および体重によるため、患者さまごとに異なります。費用を含め、詳しくは診察の際にご説明させていただきます。

誤嚥・嚥下障害といった飲み込みづらい症状

最近、食べ物が飲み込みづらいと感じています。

誤って肺に入り込み、誤嚥性肺炎を起こすこともあるので、お早めにご相談ください。


食べ物などが飲み込みづらいといった症状は、「嚥下（えんげ）障害」の可能性があります。加齢などさまざまな原因が考えられ、食べ物が食道の入り口をなかなか通過できないと食べ物や唾液が誤って肺などに入り込み、誤嚥性肺炎などを起こすことがあります。そのため、早めの対策が必要です。

まずはそのほかの病気の可能性も視野に入れながら、原因を特定します。その後、診断結果に応じた治療法をご提案させていただきます。