耳鼻咽喉科
耳、鼻、のどの不調に幅広く対応いたします。かぜや花粉症でお悩みの方もご相談ください
耳、鼻、副鼻腔、口腔、咽頭、喉頭、気管、食道、唾液腺・甲状腺など顔面から頸部にいたる疾患に対処するほか、アレルギー、めまい、顔面麻痺、いびき、声と言葉や飲み込みの異常などについても診療を行うのが、耳鼻咽喉科という診療科目です。
各器官と診療対象となる病気は、鼻であれば副鼻腔炎や花粉症と呼ばれるアレルギー性鼻炎、耳なら中耳炎や外耳炎、咽頭では咽頭炎や扁桃炎、喉頭の場合だと喉頭炎や声帯結節などがあります。そのほかには、味覚障がい、嚥下障がい、さらには睡眠時無呼吸症候群からかぜといった一般症状まで幅広く診療いたします。
音が聞き取りにくい難聴の患者さまには、補聴器の相談も承っています。加齢による不調にも対応させていただきますし、身体障害者福祉法指定医でもあるため、それに応じた診断・指導をさせていただきます。痛みや違和感などでお悩みの方には原因究明に努めますので、遠慮なくお越しください。
耳鼻咽喉科に関するQ&A
アレルギー性鼻炎
アレルギー性鼻炎の原因にはどのようなものがありますか?
花粉やハウスダストなどによるアレルゲンが考えられます。
人間の身体の免疫反応は、抗原を排除しようとする生理的な反応ですが、特定の抗原に対して過剰に反応することをアレルギーと呼びます。
鼻水、鼻づまり、連続するくしゃみなどの症状が主体となるものはアレルギー性鼻炎です。アレルギー性鼻炎の原因物質であるアレルゲンは、花粉、ハウスダストなどとされています。そもそもアレルギーは、4つの種類に分類されます。Ⅰ型からⅣ型までありますが、IgE抗体という免疫グロブリンによって発症するのがⅠ型で、喘息や花粉症などが含まれています。花粉症のアレルゲンはスギ花粉であることが多いのですが、スギ以外にもブナ、クヌギ、ハンノキ、シラカンバなどが考えられています。
花粉症に対しては、アレルギー反応を抑える治療方法として、減感作療法という方法が知られています。アレルゲンを徐々に与えることで、反応を起こりにくくする療法です。皮下注射によるものと、舌下免疫療法と呼ばれ口の中に投与するものとの2種類があります。鼻の中にレーザーを照射する方法もあり、施術できる医療機関を当院で紹介させていただきます。
中耳炎
中耳炎の診療で気をつけていることはありますか?
中耳炎にもいくつか種類がありますので、内視鏡などを使って丁寧に見極めます。
人間の耳は、大きく分けて3つの部位に分かれています。耳の穴から鼓膜までの「外耳」、音を鼓膜で受け止め耳小骨を通じて内耳に伝える「中耳」、平衡器官や三半規管が存在する「内耳」の3つです。
中耳炎とは、中耳が菌の侵入によって炎症を起こしている状態のことです。中耳炎は、さらに急性中耳炎と滲出性中耳炎の2種類に分類されます。急性中耳炎はかぜや感染症が原因で発症することが多く、膿が溜まって鼓膜が外耳道側に腫れあがります。
一方、滲出性中耳炎は、痛みや発熱などの症状が現れないのが特徴です。中耳内部の圧力が下がり、鼓膜は中耳腔側にひっこみます。扁桃腺の1種であるアデノイドが大きい、航空機に搭乗したときの急激な気圧の変化、アレルギー性鼻炎などが原因として考えられます。
小さいお子さまの場合は、発熱があっても、中耳炎ではなくかぜを疑われることがよくありますが、耳垂れといった症状に注意して、早めに耳鼻咽喉科を受診することが大切です。
めまい
めまいは何が原因で起こるのでしょうか?
原因はさまざまですが、三半規管という管の中に結石ができることで発症する例が多いです。
めまいは症状の1つであり、疾患の名称ではありません。めまいの裏側には、全身にかかわる重篤な疾患が隠れていることがあります。耳に原因があることも考えられますので、早めの診断と、それに対応した治療が求められます。原因の1つとしてあげられるのが、内耳の疾患であるメニエール病です。メニエール病は、激しい回転性のめまい、難聴や耳鳴り、耳閉感という4つの症状が、同時に起こる疾患と言われています。
来院される患者さまで多いケースは、良性発作性頭位めまい症(BPPV)と呼ばれる疾患です。頭の位置を変えますと、周囲がグルグルと回る感覚に襲われます。具体的には、朝起きるとクラクラする、寝返りを打つとめまいがするといった症状です。めまいの継続時間は数十秒程度で、長くはないという特徴があります。洗髪のために下を向いたときや、洗濯物を干そうとして上を向いたときなどに突然生じることもあります。内耳の三半規管という管の中に結石ができることが原因と考えられていますが、難聴や運動障がいをともなうことはないので良性とされています。当院では、結石を三半規管の外に追い出すエプレイ法を取り入れています。
ちくのう症
ちくのう症とはどのような病気でしょうか?
いわゆる「慢性副鼻腔炎」で、副鼻腔で慢性的に炎症が起こっている状態を指します。
ちくのう症は別名を慢性副鼻腔炎ともいい、副鼻腔という空洞に炎症が生じる副鼻腔炎が慢性化したものです。症状は、鼻汁、鼻のむくみ、ポリープができることによる鼻づまり、鼻声、発声の不調などのほか、頭が重い、いびきをかくなどです。さらに症状が進んだ場合、頬や目の奥、奥歯などに痛みを感じることもあります。
頭が重いという症状ですが、副鼻腔に炎症があることにより、鼻水や膿が溜まって副鼻腔が圧迫され、頭の重さにつながるのです。ちくのう症と症状がやや似ている急性・慢性鼻や花粉症、アスピリン喘息などと間違われることもありますので、しっかり検査することが大切です。
レントゲン撮影や内視鏡などで検査を行います。ちくのう症の場合、レントゲンでは副鼻腔が白く写りますので、検出が可能となります。内視鏡では、鼻水の量や炎症の有無を調べます。治療は少量の抗生物質を服用したり、副鼻腔内の膿を手術により除去したりといった方法が考えられます。
扁桃炎
扁桃炎に対しては、どのような治療法がありますか?
主に投薬治療と手術による治療が考えられます。
当院には、のどの疾患で来院される方も多くいらっしゃいます。扁桃炎は扁桃腺炎とも呼ばれる疾患で、ブドウ球菌、肺炎球菌、化膿レンサ球菌などの常在菌の活動によって炎症が生じるものです。
気管や肺に侵入する病原体やウイルス、細菌の感染に対して防御機能を果たす免疫細胞は、扁桃に集まっています。扁桃の表面は腺窩(せんか)が多く、細菌の巣になりやすいのです。症状は、のどの痛み、悪寒、発熱、倦怠感、頭痛、リンパ節の腫れなどがあげられます。
治療法としましては、投薬と手術があります。投薬では、抗生物質、抗プラスミン剤、非ステロイド系抗炎症剤などが用いられます。手術では、扁桃の摘出手術を行います。手洗いやうがいの励行などは、扁桃炎の予防として重要です。
のどに不調を感じるのは、扁桃炎の場合だけとは限りません。逆流性食道炎では胸やけや痛みなどの症状が出ますが、初期ですとのどの奥が詰まるような感覚があり、それがきっかけで耳鼻咽喉科を受診されて判明することもよくあります。プロトンポンプ阻害薬(PPI)を服用して胃酸の分泌を抑制することが、一般的な治療法です。
のどの違和感から精密な検査を受けたことにより、ポリープや咽頭がんを発見することもあります。その場合には、ほかの医療機関をご紹介して治療を受けていただきます。
急性咽頭炎
急性咽頭炎とは、どのような病気ですか?
いわゆる「のどかぜ」に該当します。
急性咽頭炎は俗に「のどかぜ」と呼ばれるものです。かぜの原因となる細菌・ウイルスに感染したことが原因で、咽頭が全体にわたり炎症を起こした状態を指します。また、有毒なガスや汚い空気、何らかの薬剤を吸引したときにも起こりえる病気です。
急性副鼻腔炎
急性副鼻腔炎と慢性副鼻腔炎の違いは何ですか?
かぜなどが原因で鼻腔粘膜が起きた状態を急性副鼻腔炎と言い、放置すると慢性副鼻腔炎に発展する恐れがあります。
かぜや虫歯・外傷によって、鼻腔周辺にある副鼻腔で急な炎症が起こった状態を「急性副鼻腔炎」と言います。放置することで慢性副鼻腔炎(ちくのう症)へ発展し、状態によっては手術が必要になるケースもあります。異常に気が付きましたら、早めにご相談ください。
わしざき耳鼻咽喉科の基本情報
診療科目 | 耳鼻咽喉科 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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診療内容 |
インフルエンザ予防接種 |
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住所 |
佐賀県鹿島市大字納富分字藤津甲41番地1
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アクセス |
駐車場有り(40台) 駐車場がございます。 |
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診療時間・休診日 |
休診日 日曜・祝日 土曜診療
休診日:水曜午後・土曜午後・日曜・祝祭日 |
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電話番号 |
0954-69-0222 |
特徴・設備
特徴 |
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待合室 |
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設備 |
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駐車場 |
駐車場有り(40台) 駐車場がございます。 |
専門医 |
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対応可能な症状・疾患など
治療 |
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掲載している情報についてのご注意
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おすすめポイント
ポイント1
40台分の駐車場あり!ご家族みんなで通えます
40台分の車が収容できる駐車場があります。お子さまやご両親を連れて、ご家族そろって来院する際も便利です。
ポイント2
子どもが楽しむ遊び場やイベントが盛りだくさん
お子さまが病院好きになれるよう、キッズスペースにはおもちゃや絵本をご用意。各季節にお子さまのためのイベントも企画されています。
ポイント3
お子さま・ご年配の方にやさしい院内設計
院内はバリアフリーのため、車いす・ベビーカーでも気兼ねなくご利用可能です。子ども用の処置台・椅子もご用意しています。