精神科
患者さまとの会話から原因を突き止め、サポートをいたします
精神科とは、「心の悩み」や「心の病」を治療する科です。強い不安感が襲ってくる、憂鬱(ゆううつ)な気分から抜け出せない、など心に異常を感じた際はまず精神科へご来院ください。
来院される方々の主な症状としては、ストレス性の体調不良、精神不調、睡眠障害、うつ症状などが挙げられます。よく耳にするうつ病とは、脳内の神経伝達物質が不足することで起こる疾患です。精神的・心理的な疾患の原因は様々で、精神への影響はもちろん、身体への影響もでてきます。身体的な異常があるにも関わらず、一般的な内科を受診しても原因がハッキリしない場合は精神科の受診をご提案します。
患者さまの会話の中から原因を探りだし、実際の日常生活と結びつけ、ご自身に自覚していただくことで快方へ向かうこともあります。来院された患者さまが、少しでも晴れやかな気持ちで日常生活が送れるようサポートいたしますので、気兼ねなくご相談ください。
うつ病
うつ病の疑いがあります。治療はどのようにおこないますか?
患者さまの考えを改善することを必要とすることもあるため、話し合いを続け治療方法を提案いたします。
最近ではインターネットなどでセルフ診断をした結果から、うつではないかと心配されて受診される方もおられます。うつ病の中でも、ストレスが原因のものはそれ以外のうつ病の治療と異なります。原因であるストレスを取り除く、あるいは軽くするなどの環境の緩和が必要となります。
例えば、仕事が関係するものの場合、仕事量の調整、職場環境の緩和などの申し入れをおこなう必要があります。職場の上司に直接相談する場合もあれば、従業員の健康管理を行う医師を通じて企業へ申し入れした方が良いこともあるかもしれません。
うつ病の代表的な症状は睡眠障害です。夜寝付きが悪い、何度も目が覚める、起床時間より早く目が覚めその後眠れず寝不足になる、などの症状が現れます。このように最初は身体的な不調として現れやすく、「夜眠れない」「寝付きが悪い」「日中頭がぼうっとする」といった表面的な相談をされる方が数多くいらっしゃいます。
こういった症状を改善するには、まず原因を突き止める必要があります。いつ頃からなのか、きっかけはあるか、生活の中に原因があるのか、など話を深めていく中で患者さまが自覚していなかった原因を突き止めていきます。
原因を見つけ出し、患者さまの考えを根本的に見直しをしていくことが治療になります。患者さまの思考パターンを変えることが必要な場合も多くあります。それによって再発防止にもつながり、安定した日常生活を送ることが可能となるのです。話し合いを続けながら、それぞれの方の症状にあった治療方法を提案させていただきます。
うつ病の治療で大切にしていることは何ですか?
薬と精神療法をうまく使い分けることです。まずは十分な休養を取り余裕ができてから治療を始めます。
ストレス性障害(適応障害)の原因は様々ですが、症状については、憂鬱な気分、意欲低下などの「抑うつ症状」抗うつ剤は、脳内にある神経伝達物質のバランスを整えることで症状を改善するといわれている薬です。中でもSSRIは、多く使用されている抗うつ剤に比べ副作用が少なく、服用しやすいことから軽度~中度のうつ病、うつ症状などの治療に使用されています。
SSRIについては、インターネットなどで過激な表現を目にすることがありますが、医師の指導のもと正しく服用していれば問題はあまりありません。
うつ病は心の病というより、身体の病だと考えております。身体の病であれば、休養が必要ですし、疲弊した状態で治療を始めてもあまり快方は期待できません。まずは十分な休養を取り、心身ともに余裕ができてから徐々に精神療法をおこなう方が良いと考えております。薬は症状の緩和と快方のサポートをしてくれますが、根本的な治療はできません。ストレスから自身を守るすべを身につけられた時こそ、本当に再発の危機は少なくなったといえるのです。薬と精神療法をうまく使い分けることが、鍵となります。
うつ病を挫折と考えるのではなく、今までの生活を振り返る良い機会だと思い、今後の生活の見直しと再発の防止に役立てましょう。当クリニックは、患者さまに寄り添いながらサポートをいたします。
ストレス性障害
ストレス性障害の治療で大切にしていることは何ですか?
うつ病と類似しているため、しっかりと見極めることです。治療期間や使用する薬も異なります。
ストレス性障害(適応障害)の原因は様々ですが、症状については、憂鬱な気分、意欲低下などの「抑うつ症状」が中心のものと、動悸、緊張、神経過敏などの「不安症状」が中心のもの、そして頭痛、めまい、腹痛などの「身体症状」が中心のもの、この3パターンに分類されます。
ストレス性障害とうつ病は類似していますが、治療期間や使用する薬が異なるため、しっかり見極める必要があります。当クリニックでは症状が認められるからといって、一概に抗うつ剤を使用いたしません。ストレス性障害で薬の必要な方には、治療の補助として必要な期間と必要な分量だけ処方するように努めています。
具体的な治療法は、問題となっている悩みをどう現実的に改善していくかを探ることです。人間関係や職場の問題には、薬の治療では緩和が期待できないと考えています。患者さまが感じている息が詰まる感覚や、不安、悩みに対して、カウンセリングの中でストレスを感じにくい考え方などを提案させていただきますので、一緒に快方を目指していきましょう。
心療内科
原因が不明でなかなか改善しない体調不良は心療内科へご相談ください
うつ病、ストレス性障害、自律神経失調症などの症状として、なかなか改善しない頭痛やめまい、胸の詰まりや過呼吸発作、動悸などの身体的な異常が現れることがあります。このような症状については、心療内科へご相談ください。
すでに内科の受診をされて原因が特定できず、紹介などでこちらにいらっしゃる方も多いですが、うつ症状を起こす内科の疾患もありますので血液検査をする場合があります。また、心療内科では、基本的にはストレス性障害の治療と同じように原因を探り、改善していくことが主な治療方法です。必要に応じて自律神経系の治療薬などを用いる場合もあります。
まずはカウンセリングを中心とした対話の中で原因を突き止めていきます。患者さまご自身で状況が理解できれば、悩みや不安を軽減することが可能となります。ひとりで悩んでしまう前に、まずは気兼ねなくご相談ください。
過食症
過食症ではどのような治療をおこなっていますか?
治療は、投薬やカウンセリングをおこなっています。お薬を用いて心身の状態が改善することを目指します。
過食症とは、食欲のコントロールができず短時間で異常な量を食べてしまう症状です。普段の食事の量と異なり、家にある食べ物を一気に食べてしまうなど、異常な食欲を感じ過食衝動を抑えられなくなるのが特徴です。また、食べすぎた分を嘔吐してしまうこともあり、過食後は罪悪感、自己嫌悪などに襲われ、うつ症状などを引き起こす場合もあります。
過食症はただ食べすぎるだけ、と軽視することはできません。放置するとあらゆる合併症を引き起こすこともありますので、早めの受診、対策をご提案いたします。
過食症が疑われる場合、血液検査をおこないます。摂食障害を起こしている場合、血液の数値に異常がみられることが多く、身体を守るためにもいくつかの検査が必要なのです。
基本的な治療方法は投薬とカウンセリングです。必要に応じて薬を用いながら、患者さまのお話から原因を突き止め、心身の状態が改善することを目指します。
精神療法
精神療法の治療について教えてください。
カウンセリングや面談をおこない、問いかけの中で束縛された思考から抜け出すことを目指します。
精神療法では、患者さまの経験や出来事に対しての捉え方、強い影響を受けた出来事、この2点に注目していきます。これらが、どのように現在の思考や行動に影響を及ぼしているのかを知ることが快方の糸口になるのです。
例えば、「休息は悪だ、仕事を減らすことになり成功できない」といった考えや、「失敗するのはおろかな人間だ」など、自分自身を強く縛る傾向の方がおられます。このような思考が多い方は柔軟さを欠き、日々の生活を自ら困難なものにしてしまいます。何らかの原因で自身の思惑から外れた事態に陥った時、その方は強い自己嫌悪と不安に襲われます。この状態が続くと不眠、食欲の低下など身体的な症状として現れてきます。
このような思い込みを精神療法では、「物事の捉え方の歪み」と表現することがあります。この歪みを正しくしていくために、カウンセリングや面接の中で患者さまの洞察を深めていきます。
治療では「自身の考えに別の見方はないか」、「自身の考え方のメリット、デメリット」、「考え過ぎではないか、合理的で余裕のある考え方はないか」などの問いかけを、随時おこなっていきます。一つの考えに固執してしまえば、多面的な考えはできません。問いかけを繰り返しおこなうことで、自身の考えとは別の考えがあるのではないか、という思考を作りだし、今までの束縛された思考から抜け出すことができるのです。
こぶしメンタルクリニックの基本情報
診療科目 | 精神科 心療内科 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
診療内容 |
インフルエンザ予防接種 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||
住所 |
福岡県北九州市戸畑区中本町8-14 FARO戸畑駅前ビル4階
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||
アクセス |
北九州市営バス 戸畑駅バス停留所 下車徒歩約3分 駐車場有り(4台) |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||
診療時間・休診日 |
休診日 日曜・祝日 土曜診療
休診日:水曜午後・土曜午後・日曜・祝日 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||
混雑の目安 |
混雑時間:9時~11時 ※混雑状況の目安は各医院への取材情報を元にして掲載しておりますが、実際の状況とは異なる場合がございます。あくまでも参考の一つとしてご活用ください。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||
電話番号 |
093-873-6116 |
特徴・設備
特徴 |
|
---|---|
待合室 |
|
設備 |
|
駐車場 |
駐車場有り(4台) |
専門医 |
|
掲載している情報についてのご注意
医療機関の情報(所在地、診療時間等)が変更になっている場合があります。事前に電話連絡等を行ってから受診されることをおすすめいたします。情報について誤りがある場合は以下のリンクからご連絡をお願いいたします。
掲載内容の誤り・閉院情報を報告EPARKスタッフが見た
おすすめポイント
ポイント1
戸畑駅から徒歩約3分。4台分の駐車場あり
JR鹿児島本線「戸畑駅」から徒歩約3分。「戸畑駅前」停留所からは徒歩約2分です。電車やバスで通院しやすく便利です。専用駐車場があるので車でも通院できます。
ポイント2
土曜日12時まで診療。忙しい方も通院できます
平日は仕事で忙しいという方でも、土曜日に通えるクリニックです。エレベーターがあるので、ベビーカーのままお子さまと一緒に来院できます。
ポイント3
院長が対話を重視して診療を実施しています
院長は「日本精神神経学会認定 精神科専門医」です。患者さまが抱えるお悩みについて、対話を重ね、改善法を一緒に探してくれるクリニックです。