かんぼつにゅうとう陥没乳頭
陥没乳頭とは?
陥没乳頭(かんぼつにゅうとう)は乳頭が乳輪より奥へ入り込んで出てこない状態です。
美容的な問題だけでなく、出産後も陥没した乳頭が突出しない場合は、授乳に問題が生じます。
陥没乳頭になる原因は不明ですが授乳できないことで、母親は乳腺の張りに苦しみ、乳児は授乳できないため落ち着かないといった状態になります。また、ある程度の年齢で発症した場合は乳がんの可能性もあります。
陥没乳頭の症状
乳頭が埋もれて通常の形態ではない状態です。
刺激すると出てくるものは軽度になります。
陥没乳頭の診療科目・検査方法
特に検査はありません。
乳頭が潜っていると不潔になりやすく、出産後の授乳障害も予測されるので、結婚前に矯正が必要になります。形成外科を受診しましょう。
中年になって発症するものは、乳がんが原因になっていることがあるので、乳腺専門医の診察が必須です。
陥没乳頭の原因
不明ですが、乳管周囲の結合組織が乳頭を内部で引っ張っていると思われます。
陥没乳頭の予防・治療方法・治療期間
手術と術後一定期間の固定。乳管を切断せずに治すことが重要になります。そのため、術後一定期間の固定も必須です。
程度により異なりますが、手術後半年のピアス型固定具の装着が必要です。
陥没乳頭の治療経過(合併症・後遺症)
手術的治療が可能です。
陥没乳頭になりやすい年齢や性別
思春期に乳房が発達して来ると発症することが多いです。
ほとんどは女性です。
参考・出典サイト
執筆・監修ドクター
経歴1969年 日本医科大学入学
1975年 日本医科大学 卒業
1993年 シドニー大学王立アルフレッド病院 形成外科客員教授
1995年 日本医科大学形成外科 主任教授
2003年 日本医科大学付属病院 副院長
2017年 スクエアクリニック院長
現在に至る
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