大腸がん

大腸がんの基本情報

 

大腸がんとは?

大腸がん(だいちょうがん)は、大腸にできるがんの総称です。さらに「直腸がん」など大腸内でがんができた場所によって分類されます。大腸がんは進行するまで症状がありません。そのため血便や下痢などの症状が起きてから大腸がんが発見された場合、多くはがんが進行しています。一方で、早期であれば根治の可能性があります。そのため早期発見するために症状の自覚がなくても定期的に検査をうけることが推奨されます。

進行が進むとがん細胞がリンパ節などに転移する可能性があります。進行状態に合わせて治療法がことなり、次第に完治は難しくなっていきます。

大腸がんの基礎知識

病名

大腸がん

別名

盲腸がん、結腸がん、直腸がん、結腸がん(大腸の部位によって異なる)

症状

早期の自覚症状はない。
進行すると血便、下痢、便秘など。さらに進行するとがん細胞による諸症状や遠隔転移などが起こる。

罹患者数

国立がん研究センターの2013年の統計では、上皮内がんを含めた大腸がんの罹患者数16万6208人

発症しやすい年齢と性差

同じく2013年の罹患者数の統計では、男性は9万7871人、女性は6万8337人と、男性が多い傾向。比例して死亡率も男性の方が高くなっている。年齢別では40代以降、加齢により増加傾向にある。

原因

動物性タンパク質やカロリーの過剰摂取、飲酒、肥満、遺伝が原因とされる。
はっきりとした原因は未解明。

受診の必要性

血便やお腹の異変を感じたら消化器内科、外科を受診する。
胃腸科、肛門科でもよい。
具体的な症状としては、血便のほかに下血(肛門からの出血)、便が細い、残便感がある、下痢と便秘を繰り返す、腹痛、お腹の張り、貧血、原因が思い当たらない体重減少など。
定期的に腸検査を受けるのが理想。

検査内容

腹部触診、直腸診、内視鏡検査、CT・MRI検査、便潜血検査。便潜血検査において陽性反応が出た場合、精密検査を行う。

治療可否

早期であれば根治可能。

治療法

がんの進行や転移の状況に合わせて内視鏡治療、手術療法、化学療法、放射線療法などから治療法を選択する。

治療期間

経過観察を含めると最低5年は必要。
がんの進行度によって異なる。

■医師が推薦する情報サイト

国立がん研究センター 大腸がん

■参考サイト

国立がん研究センターがん情報サービス がんに関する統計データ(ページ内リンクからダウンロード)
国立がん研究センター 大腸がん

【執筆】海生 英二郎 先生

 

大腸がんとはそもそもどんな病気?

大腸がんとは、大腸にできるがんのこと

大腸がんは食べ物などの水分を吸収し、そのほかの成分を肛門へ運ぶ役割を持つ「大腸」にできるがんのことを指します。
がんが発生する場所で名前が異なり、小腸から直腸の手前あたりにできたがんは「結腸がん」といい、便の出口に近い部分にできたがんは「直腸がん」と呼びます。

大腸がんには良性の腺腫(せんしゅ)と呼ばれるポリープががん化するケースと、正常な粘膜が直接がん化するケースがあり、下血や便通異常などの症状が現れます。

大腸がんとはそもそもどんな病気?

大腸がんは早期発見で治る病気

大腸がんはほかのがんと比較して進行が遅いため、早期発見であれば完治の可能性が高まります。
しかしながら、早期の大腸がんには自覚症状があまりなく、症状が進行していくにつれてさまざまな違和感を覚えるようになります。

症状が進行してしまうと5年生存率(※)が下降してしまうので、定期検診を通じてできるだけ早く大腸がんになり得る腺腫や粘膜を見つけることが大切です。
また、腹部の異変を感じた段階で、放置せずにすぐ病院へ行くこともおすすめします。

※5年生存率とは:診断されてから5年経過後に生存している患者の比率を指します。
がんの場合、5年経過後に再発がなければ治癒の扱いとなります。

年1回の検診で早期発見することが生存率を高めるためにも重要

40歳以降は年に1回検診を受けることが重要となります。大腸がんは、40歳以降から罹患率(りかんりつ:病気にかかる可能性)が高まる病気です。
定期的に検診を受けておくことで病気の早期発見につながり、生存率を高めることにもなります。
また、親族に大腸がん患者がいる方も、若いうちから定期的に検診を受けることをおすすめします。

がん自体に遺伝的要素が強く、若くても大腸がんになる可能性もあるため、原因遺伝子があると疑われる方は注意が必要です。

【監修】板東 浩 先生(医学博士、内科医)

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